こおろぎ修理中

madam-cricket2009-02-24


また真夜中の執筆。
今シラタキとインゲンを炒めたところ。
結んだシラタキが好きでいつも買う。
煮物はそのままで
炒めるときはそれを切って使う。
今夜じっくりそのパッケージを見て驚いた。
中国産。
コンニャクでしょ、どうして国産じゃないんでしょ。
そういえば今日、どうしてもカボチャが食べたくて
三越の野菜売り場で探したら
ニュージーランド産と沖縄産だけ。
どうして北海道産がないのでしょうか。



シラタキを炒め煮したあと
ミニハンバーグを煮込みました。
某有名食肉店のハンバーグを3個1000円で買ってきて
それを小さく丸めて焼きました。
手抜きで時々、こんなことします。
でもそのお肉屋さんのは初めて使いました。
黒毛和牛入り、というハンバーグ。
タマネギなど入ってもう焼くだけの形。
おいしそうな色。
ところが一個のハンバーグを4つに分けて丸めなおすとき、
驚いた。いい色は外側だけ。
中はフツーのお肉色。明らかに外側は違う肉か、
何か理由が・・・・。
サッと焼いて別の鍋でトマト味で煮込んだけれど
焼いた段階でどっさり油が出て、
これ、焼き方のせいではなく、肉の脂のせいだと思う。
パサパサのミートボールになった。
お弁当用だけどちょっとがっくり。



食の場面はなんだか不安。
本当に不安だ、と真夜中のキッチンで思ったこおろぎです。


こおろぎ、昨年末、脳外科で小さい動脈瘤見つかったのを皮切りに
首から上が不調。
年末年始の顎関節症に続いて
目のひどいアレルギー、
ちょっと落ち着いたら喉に魚の骨が刺さったらしく
痛い。不幸だわ・・・なんだかとっても不幸だわ・・・。
ご飯の丸呑みとかうがいを繰り返したらなんとか取れたらしい・・
と思ったものの、酷使しすぎたか、のど全体が痛い。
加えて耳が詰まった感じ。飛行機に乗った状態。
ぼんやりするばかり。


今日仕事の打ち合わせのあとつらくてまっすぐ耳鼻科。
ものすごく原始的な方法で耳はすぐに治った。
喉も「骨なんかささってないですよ」と笑われ、
鼻やら喉やら耳もそうだわ、開口部全部ガタガタ修理された気分。
帰宅してひと息つくまもなく歯医者さんへ。
歯が命・・・のこおろぎ、歯の検診日だったのだけど、
それよりなにより
顎関節症の命綱のマウスピースが壊れた。
あの柔らかい透明のビニール風のマウスピースがどう壊れるか、というと・・


なんと、なんと、なんと
アホ犬、りきまるが!


目の前をウキウキウキウキしたりきまるが
フワフワ飛ぶように通り過ぎた。

嫌な予感がして振り返ったら
いつもと違う笑い方・・・
ホント、ニッと笑ってる。
犬がこんな風に笑うもんか?・・と思ってよーく見て卒倒しそうになった。
こおろぎの大事な大事な上の歯にかぶせるマウスピースを
実に上手にくわえてたのでした・・。



すでに両側はボロボロ。
あんた、いったいいくらだと思ってんの?と怒鳴ったところで
すでに遅い。


どうも首から上に問題の多い昨今のこおろぎです。


ま、案じても悩んでも仕方なく、
マウスピースは両側切ってみたものの
使い物にならない。
作りかえるしかない。
そして体の不調は「修理」するしかない。


小さい写真、昨日の食卓美学コースのワンシーン。
ひな祭りの準備・・・というだけで3名が和服で出席。
素敵すぎます、美しすぎます、こおろぎのお教室。


大きい写真は先日のなでしこ倶楽部のティータイム。
ピンクは薔薇。初対面の方もお二人参加して
8名があっという間に若々しいティーパーティーの演出。
手早さ第一、合作の大作作りというのはこおろぎ組の
大得意。


写真続々とアップします。
こおろぎはこんな程度の人間ですが
写真はご期待ください。

皆様、故障部分は
早急に修理しましょう。
まだまだ使わなきゃね・・・・。

今日歯医者さんで
サライの1月号の堀文子さんの連載記事読んで感動。
修正ができないどうにもならない過去はばっさりすてて
何が起こるかわからない明日のこと考えて・・・という内容を
実に軽妙に、知的に、凛としてつづっておられた。


犬にマウスピース噛まれたくらいで嘆いてはいけない・・
シラタキが中国産だとか
ハンバーグの黒毛和牛の割合だとか、
喉にホッケの骨がささったとか
こんなことでガタガタ騒いではいけない。
こおろぎ、理想の女性のお一人は御年90歳の美しい画家、堀文子さんである。
彼女を目標に生きようとするなら、
ホッケがささろうが、
怪しいハンバーグに出会おうが
奥歯が痛くなろうが
犬に笑われようが
凛として
背中を伸ばして
修正のきかない出来事など無視して
明日を見据えなければなりませんでした・・・


ホッケがなんでしょ、シラタキがなんでしょ、
すべて忘れて明日を見据えましょ・・・

いや、やっぱり悔しい。
りきまるが悪い。
シラタキもホッケも大不満である。
人として、まだまだ未熟、本当に小さいこおろぎです。