不細工な日

madam-cricket2009-01-02


あまりにぶ、ぶ、ぶッー不細工なお顔のワンコ。
角度によってこんなにちゃうもんでしょうか。
ま、人間も同じですわ、
角度によっては鬼にも見えれば天使にも見えるってもんです。



美しいケーキは31日にシェフから贈られたもの。
キャンドルは1本。理由はひとつ年を重ねたからだそうで・・・。
なるほど、素敵。


歯というか、頬というか、顎というか
痛みは悪化はせずとも全快は程遠く、
しかしながら、せっせと歯磨きとうがいをするこおろぎに
ちょっぴり快方の兆し。


いい牛肉の薄い切り落としを食べました。
サッと炒めて焼肉のたれをじゃーッとまわしかけて
そこに長ネギの薄い斜め切りを2本分くらいどっさり入れて
さっと炒めて、みりんとしょう油でおまけの調味。
焼肉のたれだけだとつまらない味。
どっさりのネギが大変美味しいわけで。



本日こおろぎ、美味しいスパークリング空けました。
開けました、ではなく空けましたです。
通販で見つけて
おためしに買ったブルーベリーのスパークリングワイン。
期待していなかったのに、あら、ぐいぐいいけちゃう美味しさ。
甘くてね、でも甘すぎなくてね、ファンタみたいだわ、とかいいながら
カブトムシとあっという間に空けました。
そのボトル、アルコール度数8%。ジュース風。
ドイツのものだけど爽やかでハナマル。




北海道の冠婚葬祭等の食の次に、京都と東京を調べてます。
といっても書物を調べるしかないのですが
いやあ、日本は広い。
昭和初期の記憶をたどった全集を見ているのですけれど
冷蔵庫もなく、宅配便もなく、サランラップジップロックもなかった
時代が、どれほど豊かな食生活をしていたか、なんだか胸が熱くなりました。



なんでもあることの不幸、
便利であることの不自由
いつでも手に入ることのおもしろくなさを痛感。



便利で利用するくせに、
いやだなーと「いつも思うのが「お取り寄せ」。
「ネットでお取り寄せ」ってのは
ホント、風情がないですね。
その土地で見つけた、その土地でしか買えないものに
価値があるのにね。
居ながらにして手に入る幸せ、実は味気なくもあるわけで
ありがたみはなくなり・・・

とはいえ、
こおりぎ自身、あれもこれも
北国に住みながらいろんなもの手に入れてんですけどね、実際。
上記のブルーベリーのスパークリングも通販だから
ドイツのワインが飲めるわけで。



文献に浸っていると
大勢のお客を迎える場面では
おかあさんたちの「あー忙しい、忙しい」と言う声が
どっさり聞えてきそう。
その声がとても華やいで聞えてくるんです。
なぜだろうと考えていたら
書物の中に、
お客が来ると、他の世界の話が聞けるので
嬉しかった・・・というインタビューに出くわしました。
テレビもネットもなかった頃、
新聞だってあったかどうか、そんな頃、
お客様を大事にした理由、そんなところにもあったんだわ。


もてなし、ってそういうところにも原点あったんだわね・・・。



お米の文化圏にはお米のお菓子が形を変えて進化して
嬉しいにつけ、悲しいにつけ、
お餅食べてきたんですね、全国的に。
そして北海道、厳しい自然と開拓の現実で
生活文化の矮小化は必然だった。
当たり前の現実を改めて眺めて
ため息ついてますが・・・


感動してる暇はなく書かなきゃ、書かなきゃ・・・。



あっという間に夕方になり、コロ介が初売りが気になるとのこと、
気分転換に出かけました。
すると美しい母娘発見。
ドッグステーションのマダムと
東京から帰省中の次女葵ちゃん、
こおろぎのつよい味方の三女このちゃん!
ばったり遭遇。三人ともこおろぎ組のメンバー。
狭いわ狭いわ、奇跡だわ。今年はいいことどっさりありそう。


さてもう夜中。
あれもこれも未完成。
テレビで立川談誌の落語をうっかり聴いてしまいました。
なんだかなー、この照れ屋の落語家、どうにも
こおろぎの趣味には合いません。
小さんはよかったなあ
なんてふと思う。
桂米朝が談誌の落語を語っていて、
いやあ、米朝さん最高。
たばこの吸い方も話の内容も最高。
年をとるのも怖くなくなる、そんな
先輩を見ると本当に嬉しくなる。
談誌さんはね、悪戦苦闘の痕跡が見える。
だからシンドイんです。
年をとったら普通、そこんとこ見えなくなるはずなんだけど
ますます真剣みがあふれて観客がシンドイ・・・というのは
私の偏見で、どっさり信奉者がいる幸せな落語家ですね。
こおろぎ、中学時代から落語研究会だったわけで
なんだかね、こういう落語、聞き流せないのが情けない。

そんな1月2日でありました。



元H大学落語研究会 山の家火蜜(ヤマノヤヒミツ)でございました・・・