時代

また真夜中です。
センセー、こんな時間まで起きてちゃだめです・・・と
あの人もあの人もあの人もあの人も・・・
怖い顔して怒るだろうなあ・・・と思いながら
真夜中です。

さっきまで居眠りしていたのでこういうことになります。

２７日は家族全員がそろって大好きなお店でお食事会となりました。
私は大掃除と仕事を途中にして
キキはスノーボードに出かけたキロロから大急ぎでもどり、
コロ介はピアノの先生とのコンサートをキャンセルさせていただき
カブトムシはＪＲで函館から雪害にもめげず１時間半も遅れての参加
ママは足腰痛くても我慢して
義父は嫁が提案する忘年会が、これでもう何度目かなのに
とにかく誘いが嬉しそうで
わずか６人の家族ですが
勢ぞろいできました。

なによりです。
これが何よりです。

年の瀬、思うことがたくさんあります。
出会いもあり、別れもあります。
素敵なソムリエに出会い、美味しいワインを選らんでもらっていたのですが
「今日が最後です」といわれました。
珍しく白ワインをお願いしたら
イタリアのものを選んでくださり、
それは今日のこおろぎにぴったりでした。
ソーヴィニヨンの白、シャルドネと比べて・・・と
結局２種類を一緒に飲んでしまったわけですが
なるほどね・・・
ワインはおもしろいといえばおもしろい。

とはいえ、
やっぱり素人が人前で語るものではないわね。
ソムリエはソムリエ、プロの選択を楽しむのがいいわけでね。
あーでもない、こーでもないと語るオジサンやオバサン、
これはやっぱりスマートじゃないと思うわね。

要するにいいソムリエに出会うことが嬉しいわけで
いい教師に出会うこと、
いい医者に出会うこと、
いいデザイナーに出会うこと
それと同じ。

その素敵なソムリエ、
来月からは沖縄のホテルでしばらくお仕事とのこと。
「またお会いできますように・・」の一言で
こおろぎ、沖縄に行こう、と思ったのでした。
そういう、本当に最高のサービスを見せてくれた
人でした。
彼はわずか２ヶ月くらいしかその店にいなかったのですが
その間、何度かお会いして
そのつど秀逸なサービスを見せてもらいました。
帰るとき、「きっとまた・・」と言われたとき
キキと私、思わず涙。
そういう出会い、そういう別れ、
人間の魂が見えたとき、
本当に幸せです。

時代が変わるー
いや、変わるのを時代と言います。
どんなに騒いでも何も変わらないことがあり、
予期せず流れる川もあり、
いずれであれ、
昨日と同じ、ということなど何一つないのです。
どんな細胞も一瞬前とは違うわけで。

だからこおろぎ、自分にも他人にも
きびしいのかもしれない。
吠えるだけで歩かない犬が嫌い。
ころびながらでも歩く犬、
ころびながらでも学ぶ人が好き。
動く人が好きです。
ちゃんと「動く」人が好き。
語るばかりの人が嫌い。
ウソをつく人も嫌い。
騙す人も嫌い。
騙される人も嫌い。
丁寧に生きる人が好き。
正直な人が好き。

と、なぜかキビキビ言葉が並びます・・。
思うところがたくさんある真夜中のこおろぎです。

蛍はお尻の灯が乏しくなり、
やっぱりこおろぎになっています。
地を這うこおろぎ、
石の下のこおろぎ、
でも立派な羽根ありますからね、
飛ぶときもあるわけです。
鳴くのはオスだけ。
メスのこおろぎは
そりゃーもー・・・

ホームページの表紙が変わりました。
忙しいみのりちゃんのお世話です。
これはカブトムシのママが残した和服用のコートです。
赤い裏をつけ、ベルベットの衿をつけた
フルレングスのパーティーコートです。
本当に美しいものを
自信をもって身につけた義母の
心意気をこおろぎきっと引き継ごうと思います。

そうね、心意気、これが大事ですね。

小さい写真は散髪後のモモンガリキマルです。
モップ風白熊とは大違い。

まるでプードル。かなり照れくさそうです。
連れて歩くこおろぎはもっと照れくさいです。
トイプードル風ですが
実物デッカイですから。
あきれるほどデカイ７ヶ月ボーイです。

大きい写真は
先日買った器。
買った？
片っ端から売りにだしているのに
買った？
はい・・・
コロ介が珍しく「これいい！」と言ったのでした。
バーゲンで激安。見るとやっぱりイタリアもの。
コロ介の眼はおそるべき鋭さです。
早速、コーンスープの冷製を盛り付けたものです。

さ、いよいよ年末。
昔から４と６と９の付く日はお正月の準備をしないところがあったようです。
お正月飾りを前の日用意するなど
もってのほか。
一夜飾りは最もＮＧ。
２８日になんとか用意しなきゃね。
このあたりの風習は守っていきたいものです。

丁寧に、丁寧に、やっぱり来る年も
こおろぎのモットーは
「丁寧」にしようと思います。