ものさし

madam-cricket2008-12-29


ものさし・・・というか、
メジャーというか、
ハカリというか、

そういうものをもつのが 大人かもしれない・・・と
思う朝です。


1年ほど、洋服やら寝具やらで埋まっていたソファーがあります。
こおろぎの寝室の古いソファーで、亡くなった父がとても気に入って買ったものだからと
母が捨てられないでいる応接セット。昔のものなので座椅子部分は低いし
クッションがよすぎて腰の悪い家族には不向き。
置く場所があるので捨てずにいますが、当然「物置」。
当然に継ぐ当然、物置としてしか使わないわけで
その山積みのソファーが5分できれいになりました。
片付いたのです。
つまり、1年手をつけずにいても5分で片付くことがあるということです。
この感じでこおろぎは生きています。
3年手付かずのことも3分で解決することがあります。
10年悩んだことも2分で解消することもあります。
なので、こおろぎは悩まないのです。
それでこおろぎは片付けず
それゆえ私は掃除をしません。



「センセー、違うでしょ、へんな理屈やめてくださいっ!」
と、このちゃんの声が聞こえそうです。


こおろぎは怠けものです。
掃除片付けはいつも優先順位の最下位なのです。


でも繰り返しますが
えいやあっ、と決めたら
2分から5分でできたりします。


「センセー、だったら毎日やってください!」と
また、天の声、このちゃんの声が聞こえそうです。


こおろぎ、日本のお菓子の調査と家事労働(??)を
せっせとする年末です。



小さい写真、柿の形はお菓子ではなくかまぼこ。
今年いただいた逸品の1つです。

大きい写真はこおろぎの札幌でイチオシの珈琲店
「北地蔵」。学生時代からこおろぎはここの空気が大好きです。


今年もあと3日。
朝から慶弔菓子やら引き菓子、初誕生の一升餅など
調べたり、北海道、東京、京都、3つの地域の食文化の
聞き取り調査を比較しています。
30分頭使ったら10分は肉体掃除。
肉体掃除というのは、肉体を掃除するのではなく、
精神労働ではなく肉体労働による掃除という意味です。


北地蔵のサラダは温サラダです。
古い器にびっしりだったりして
盛り付けのルールには則っていません。
しかし、若いこおろぎにはとても衝撃的なサラダでした。
昔は今とはちょっと違っていました。
里芋とかレンコンとか・・・


うま煮作るとき、お出汁で茹でた段階でお味付けの前に
すこしよけておいて
ゴマやピーナツのドレッシングで朝いかが?
本当に素敵なご飯になりますから。

さ、
手労働はこのへんで
全身労働開始します。
そうそう、
ものさし、の話でした。

要するに、自分がどのくらい何ができるか、
時間をはかり、
能力を見極め、
全体を見る力、
これが何より大事だと
そういうことでした。

で、
こおろぎは
そこんとこ、
ちょっとゆるい・・・というか
欠けてるというか、
見ようによっては
異常に長けているというか、
反省もこめていたのでした。
お粗末さまでした。