集うということ

madam-cricket2008-12-12


今回のパーティー、お教室でのご案内と
ホームページでの告知であっというまに満席になりました。
追加のお席をご用意していただきましたが
それもすぐにいっぱいになり、
広くご案内をするところまで至りませんでした。
でもこの場所で、という希望(こおろぎのわがまま)はゆずれず、
地下のパーティールームならばご希望の皆様を全員ご案内できたのですが、
パーティーは「わが家の延長」という絶対の主義は曲げられず、
窓のないお部屋での集いは避けたかったという次第です。


集いの意味が
「会議」
ならば「窓」はそれほど意味はないのですが
本来ならば
家にお招きすべきところを
場所をお借りして・・という
そういう「宴」ならば
可能ならば「家」のイメージを守りたいです。



お菓子の調査を開始して
驚愕。
お菓子・・・で連想するものは
桜餅でも柏餅でもなく
「りんご飴」とか「チョコバナナ」とか
「わた菓子」・・など
お祭りのお菓子だという結果に直面。
調べてみなければわからないものです。


簡単に言えば
家庭でのイベントがいかに少なくなり、
社会、地域の外向きのイベントが
「食」や「付加価値としてのお菓子」の場になっていると
いうことでしょう。



「窓のある家」
そこで何を私たちは失ったのでしょうか・・・・




ああ、朝から難しいこと考えちゃっています。
バブル経済期から、テーブルコーディネートだの
テーブルセッティングだのと浮かれ、
グルメ時代に巻き込まれ、
外食と中食が内食を大きく上回り、
パーティーだ、おもてなしだと 
騒いだ時代の末、
「窓のある自分の家」では
誰ももてなさなかった結果ではないのかと

ああ、朝から頭がびっしりです。


かつて
とてもおしゃれなライフスタイルを語るラジオ番組を担当していた
知人が
自分が実践していないことは喋れないといって
番組を降りたことがありました。
偽善的よねと陰口をたたかれていてお気の毒でしたが
思えば
こおろぎとて、
マナー史だの
礼儀の理由だの語っていても
わが娘の行儀の悪さ、
礼儀のなさ、
なにより
私自身の非礼、無礼を思うとき
身が縮んでしまします。


でもまあ、
棚上げ上手もこおろぎの特技。
反省も含めて武装続行しますけれど・・・



何が言いたいかといえば
「窓のある空間」がどうしても必要だったということです。


エル字の空間なのでどの角度から撮っても
会場全体を撮影できませんが、
その空気の
質の高さが伝わればいいな、と思います。



365日のたった1日ですが
再び来ない1日を
どこですごすか
誰とすごすか
これ以上大切なことあるでしょうか・・




ああ、心のきれいな今朝のこおろぎです。



夕べ、テレビで「風のガーデン」を観たからかも・・・


尾形拳さんの演技、
いえ誰もみな
研ぎ澄まされた演技、
こおろぎは石田えりという女性が最高だと
思っていますが
カメラのアングルのよさ、
スタイリストの趣味のよさ、
中井貴一のシャツと背景のハーブの花の色の計算など
ストーリーをべつにしても
質が高い。


うっかり、北海道っていいなあ・・・と思ってしまいました。

そして北海道っていいなあ・・・と
思わせてくれるのが
「いつも北海道の人ではない」
この現実が実になさけなくもあるわけです。


「北海道の人ではない」人は
北海道をデフォルメするわけです。
ニューハーフが女性をデフォルメして装うのと同じです。
あら、ちょっと違う?
いえ、これ同じなんです。


その「風のガーデン」の前日、
コロ介と大好きな映画
シザーハンズ」を久しぶりにDVDで観たのでした。
ティムバートンは天才であり、
ジョニーデップの口元の演技が
秀逸であり、
泣かずにいられないのです、いつも。

クリスマスは胡桃割り人形より
シザーハンズかも・・・


こおろぎ、
もうひとつ宣言しておきます。
「忙しい」と言う言葉を封印します。
いろんな訳がありますが
口にしてもなにも好転しない言葉であり、
なんの言い訳にもならない言葉だと痛感したからです。


ああ、心清い今朝のこおろぎ、
いつまで何時まで続くでしょうか・・・


パーティーのお話は続きます・・