開運掃除人間回復焼肉定食七転八倒

madam-cricket2008-12-04


いろいろなことのあった今年、
でも、静かに静かに時間が流れ、
こおろぎ、無駄な抵抗しなかったなあ・・・と
振り返っています。


11月26日、朝からバタバタして
午後の大学のあと共同研究の打ち合わせをして
疲労困憊のこおろぎでしたが
札幌コンサートホールkitara
こおろぎのよごれた心と神経はすっかり
キラキラに復活したのでした。

宮澤むじかさんと川村文雄さんの
ジョイントデュオコンサートでした。


すでに東京、日本大学カザルスホールで
大成功をおさめたお二人でしたが
むじかちゃんの地元、札幌も
当然満席。立ち席希望者もあったようです。


いいものはいい、
いいものをちゃんと見よう、聴こう、
感じようと心あらたに決めたのでした。


なんでしょうね・・・
あの夜以来、ずっと感動が固まりになって
残っています。なんでしょうね・・・
このずっしりとした感動。



カサカサだったのかもしれません、こおろぎ。
スポンジに水がすーっとしみるようにね。
本当に爽やかで素敵なコンサートでした。
そしてね、
宮澤むじかさん、川村文雄さんの
なんとビューティフルだったことか。


やっぱりね
音楽は聴覚だけではありません。当然です。

こんな美男美女のデュオってないと思いますよ、本当に。
片方が満点だったら、片方が赤点、というのが
物理学的な作用と反作用、中国3000年の歴史からみても
陰陽五行的に妥当です。
それが、お二人ともビューティフル。
これ、奇跡的デュオです。
ワクワクドキドキ感がホールに立ち込めたのは当然です。

そして衣装。
七五三状態のドレスをお召しになるピアニストが
まだ日本には時々いらっしゃるわけで
大人なら大人の装いで登場していただきたいと
いつも思うのですが
むじかちゃん、いえ、むじかさんの今回の
お衣装は
ああ、大好きなミモザカクテルを思い出すような、
オレンジシャーベットにシャンパンを注いだ時のような・・



という、心洗われるひとときでした。

そして今、目の前に並ぶクリスマスの花たち。
こおろぎを支えてくれている
フラワーデザイナー、マドモアゼルタエさんの手によるものです。
多忙きわめるこおろぎのために
大きな仕事を引き受けてくださってなお、
笑顔を絶やさず、本当にやさしい女性です。
花はこういう女性が扱うべきです・・・。



ささえてくれる人がいなければ
もう一歩も歩けません。


そしてさらに、
この写真。
え?ご本?
先生の?
いえ、こおろぎの大事なお友達が
編集した本です。
お教室の参考テキストにするかもしれません。


某有名女性誌の編集長をしていた彼女は
今フリーの編集者として活躍中。
すでにたくさん手がけています。

彼女はインテリアの取材が得意。
国内外を飛び回る取材は秀逸。
そして今回は日本で今1番活躍している
リエーターと呼ばれる方がたの
ご自宅を公開した素敵な本を出版。


「クリエーターの家」から学ぶインテリアの秘訣
IDEA169


という長いタイトルですが、表紙はご覧のとおりの
おしゃれ度。

トーソー出版。1800円です。インテリアに
関心のある方にお勧めです。


インテリアの本というのは
ほんとにこんな家に住んでるの?
とか
誰が住めるの、この非現実的なインテリア・・
とか
うるさすぎる飾りすぎる・・・なんてのが
多いのですが
さすがの編集。
リエーターの方がたの
生活感がそのまま見えて、
吐息とか、声とか、音楽が聞こえてきそうで、
飼ってるワンコの寝床もあったりして。


開店準備中のあらい商店でも扱おうと思っています。

ほかにもご紹介したいご本があります。ご期待ください。


こおろぎは今日はこれから
大掃除+大掃除+大掃除。
それに論文+論文+論文で
おまけにパーティーの準備+家事労働。



でもラヴェルを聴きながら
そして時おり、「クリエーターの家」を
開きながら
大いに刺激受けてきっとがんばります。


人間らしい生活、したいです!

追申:小さい写真は
散歩から戻ったモモンガ。
足を拭いてやるのですが、
「マダム、外より家の中のほうが汚いっすよっ」
と、確かに言ったような気がします・・・