ひと呼吸

madam-cricket2008-11-12


昨日、非常勤で教えている大学で抜き打ち試験。
ブーイングが出るかと思ったら
まさか、みんな真面目。1講目など
寝てた子も起きあがって必死。
ノート見ていいとはいえ、ノートもとっていない学生は
大変なはず・・・なのに
それでも一生懸命。
2講目もまた学生みな真摯。


ノートをしっかりとってくれていた学生さんには
それなりの評価ができそう。
とってなかった学生さんには勉強の方向を示せたかと思う。


それにしても、
予期せぬすばらしい答案がたくさんあって
やっぱり捨てたものではないと思う。
ああだめだわ・・・と思う前に
ひと呼吸、
ちょっと視点変えて試してみることで
諦めや怒りはふと消えることがある。


黄金比
白銀比
3ラマルクの説
4ダーウインの学説
5DNA
6日本人の食の変遷

上記について知るところを書いてもらったのですが
一言一句もらさずメモしてくれている学生が
大勢いて本当に嬉しかった。
教壇から見ると
ノートもとらず、寝ている学生が目だって
情けなくなることが多いのだけれど
そんな悪く目立つ学生のそばに
どっさりまじめな学生がいるということだ。
どこに視点を置くか、
誰を育てていくか、
そんなことを考えた午後だった。



●昨日の不幸
お弁当づくりに使ったトマトソースをうっかりこぼして
朝からキッチンは火曜サスペンス状態。
事件現場みたいなキッチンに包丁片手で立ちすくむ
こおろぎ、ああ今日もドジ三昧かと思ったのでした・・・



がしかし、そんな●昨日の不幸の日でさえも
学生たちの姿がこおろぎを励まし、
図書館でもいい文献をみつけられ
いい1日だった。


さてリキマルも笑うことがあるので
不細工ならが笑顔を載せておきます。



ブルーのお皿のデザートは
先日のレッスン。
こおろぎ、大のお気に入りのお皿。
12月生まれのこおろぎ、
誕生石色が何より大好き。
アンティーク。



朝9時前に日記を書くのは
茂木健一郎さんの真似。


今日はこれから秒刻み。
なのに日記を書くには理由があります。
ヘトヘトなのです。
アトリエのお掃除をして珈琲飲んで、
すでに達成感!とホッとしたとき
リキマルが最近覚えたかくれんぼに誘うので
思わず一階から玄関を走り回ったのでした。
ごっこ系かくれんぼで、どっちが鬼かわからないのですが、かなりおもしろいのです。

は?
こおろぎが?
かくれんぼ?




は、はい・・・。



おいかけると逃げるモモンガリキマル、
彼が逃げている間にこおろぎが隠れるというルールです。


敵も頭がいいので二度と同じところに隠れるわけにはいかず、かなりこちらも頭を使い、かつすばやさを要求されます。


ヘトヘトになって走り、玄関に隠れているとき・・・
探し回ったモモンガが


「あっ!おかあさーん!
マダムみーっけ!」ととんできて



「ひゃーっ、リキチャン、こおろぎまーけたっ!」と
叫んでひゃっひゃっひゃっと
我ながらアホだなとは思いつつも
ひどく楽しく、息を切らして笑ってたとき、



左側にするどい視線と人影・・・。



ドアのガラス窓から
宅配便のいつものオニイサンが不思議そうに
笑いをこらえて
見てたのでした。



ああ、オニイサン、いつから見てましたか?

もしかしてピンポーンーに気付かず、
裸足で玄関走り回ってるの見ましたか?



え、まさか、
こおろぎがジャガイモの空き箱被ったところもみましたか?



本当に、
傘立ての後ろで新聞被ったところだけですか・・・



いいわけのできない場面というのが
あるものです。


これももしかしたら
頭打ったからかもしれません。
来週函館で診てもらってきます・・・。


というわけで
本日の不幸は上記のように
もう終わったので
今日はあとは「いいこと」しかないはずです。


お菓子の調査研究、ゆっくりですが動き出しました。
共同研究者からは中国語の資料が届き、
ため息・・・ですが
おもしろいですよ、日中の比較。
追々、お話していきましょう。


あのネ、和菓子って「昔」からあると思ってたけど
ヨーク考えたら、今和菓子に使ってる
砂糖そのものは「昔」なかった。
つまり、
日本古来の・・と思わず思う、この和菓子の歴史、
多くの人が思っているほど古くない。


今の和服の着方、が実は「着付け教室」が推奨した
着方であるように、
和装の花嫁のあの和装や
神前結婚式が
実は明治時代、訳あって提案された近代のものであること
と同様、


あら、茶道のお菓子って
どうなの?
あらあらあら・・・


とこおろぎの興味は広がり、研究がトントントン・・と
進めば嬉しいのですが・・


よい1日を!


●忘れないうちに書いておこう
山崎さんという素敵な日本女性が宇宙で活躍することが
報道され、こおろぎも嬉しいです。
が、彼女にあった首相のひとこと
「子持ちだって?」
ああ無礼。「子持ち」って単語、単品で人の大人に
使うセンス、意識、いらないです。
「お子さんがいらっしゃるそうですね」が
正しかった。
親しみこめていつも失敗する首相って心配です。