クリスマスが始まった!

madam-cricket2008-11-10


2008年のクリスマスレッスンが始まりました。
とても素敵なキャンドルを見つけたので
早々、アイビーと一緒にアレンジ。
このアイビーも普通のアイビーとはちょっと違います。
えり抜きの生産者さんが育てたスペシャル。輸入ものとは全く違う
元気さ。根もしっかり。
緑と赤でイメージをしっかり。


お料理はこおろぎが作ったお給食。


1年12ヶ月、そのうちの2ヶ月をクリスマス色ですごすわけです。
幸せってもんです。



今テレビで日本のマナー、扱ってました。
訪問先でコートはいつどこで脱ぐか、という
不思議な設問。
しかし、実によく聞かれること。
そんなこと、気候天候によりますって。
相手によりますって。
目的によりますって。
相手の家の構造によりますって。


ホント、どうしてこんな問題つくるんでしょ。


答えは玄関に入ってから脱ぎましょう、
あらかじめ脱いでから玄関に入ったら
家の中に入ることを前提にしていると思われるからだってさ。


だれが いったの?
だれがそんなこと思う?



今日、生徒さんたちと話たのですが、
割り箸を使ったあとの始末。
紙袋にもどしたら
使ってないものと間違うから
入れないという説について・・・


わかるでしょ、使ってるかどうか。
わかるって。
ま、使った割り箸を全部もとにもどすのは
ぬれているので難しいから途中まで入れて
あまった紙の部分を折っておくわね、こおろぎは。
でも以前この話をしたら
「センセー、どのくらい入れて、どのくらいを折るのですか」
という質問をうけて言葉を失ったことがあります。


しかし気をとりなおして答えたのでした。
「割り箸が杉の場合は8センチほど入れて、余った部分は
斜め35度にずらして折ります。
輸入木材の場合は6センチほど入れて、あまった部分は45度にずらして
折り返します。
利休箸の場合は全部入れてもかまいませんし
両切りの祝い箸は絶対に袋にもどしません・・」など

答えたらせっせとメモしていて
大いに慌てました。
もちろん全部ウソです。


マナーって
いつからこんなふうに
マニュアルだよりになったんでしょうか。


その反面、
赤白金銀と決まっていたはずの
熨斗袋に
ピンクだのパステルカラーだのが登場して
花柄の熨斗袋に抵抗がないなんて
結びきりも、蝶結びもおかまいなし。
ご霊前もご仏前も気にならないのに


コートをどこで脱ぐか、
持っていった手みやげのお菓子を出されたら
相手より先にたべてもいいかどうか


なんだ?それ!


ああ、血圧が上がってきました。



こおろぎがボーっとしている間に
世の中妙なことになっているようです。


それもこれも
大人たちが大事な何かを見ないフリをしてきたからです。
この場合の大人達というのは
今60代から80代くらいの人たちを指したいとこおろぎは思っています。
「え?知らないの?」という
その一言が怖くて
茶道をたしなむ人たちの
所作を最高のものとして手本とし、
百貨店のごあいさつ教育をそのままあいさつの
真行草にしてしまい、
キャビンアテンダントの接客が最高だと
勘違いしたり、


本当になにがどうして昭和の日本、
方向間違ったのでしょうか。


立ったままウエストのあたりに両手を重ねて
いらっしゃいませ、とあいさつすることって
どうなんです?
フツーの会社やフツーの学生が。



塩月弥生子さんの冠婚葬祭入門、
に飛びついた日本人の
その計り知れないコンプレックスは
今なお全く小さくなっていません。
もっともっと膨らんだのかもしれない。
国際社会に放り出されて
いっそう慌てているのが現実。


さ、1週間が始まっています。
エコール・ド・フルールのクリスマスも始まりました。


マナーについては
何時間も演説できそうなほど
こおろぎは思うところがあります。
もっと偉くなって大きな声で言いたいです!



●本日の幸せ
食卓美学+総合デザインコースの11月特別合同レッスン、
みなさま、真面目で手も早く、ノートも完璧。
見目麗しく情けある生徒の皆様との時間で
こおろぎ心身復活。


●本日の不幸
夜予定していた仕事は半分もできなかったこと。
楽しみにしていたサンジェルマンのクリーム入りフランスパンを
キキに食べられたこと。


ま、立ち直ろうっと。まだ22時。「カンブリア宮殿」が始まりました。
こおろぎは村上龍さんが大好きです。書いたものは好きではありませんが
この人の話し方とか、たたずまいとか、子供っぽさとか
偉そうじゃないところが大好きです。
番組の彼の相棒である小池栄子さんも大好きです。
さ、この番組を聴きながら1時間は仕事できようというものです。
不幸を幸せに変えるには
「動く」しかありませんからね。


火曜日はもうすぐそこ。
残る月曜日の2時間こそ
勝負!
ホント、大げさですみません・・・。