こおろぎ的事故の話

madam-cricket2008-11-01


あまりに景気が悪いので
思い切り景気のいい写真を2枚。


ママ退院の日のお寿司の第2弾。
軍艦モノは笹の葉でくるまれています。
前回お見せしたのはちょっとお高い方で
今回の写真は一段階お安い折。
ネギトロも頼んだのですが、
このネギトロ、普通の握りと同じお値段。
価値ある極上のネギトロ、涙のネギトロでした。
もちろん、札幌すし膳。



人間、考えごとをして歩いてはいけません。
あれこれどっさり同時に考えて歩いてた夕方、
リキマルのママのいるお店、
つまり、こおろぎのアシスタントこのちゃんのママの
ペットショップのドアに
なんと
こおろぎ激突しました。



は?
誰が?
なんで?
どこに激突したって?




すみません。
説明のできない事故なのです。
ピカピカに磨かれた一面ガラスの壁とドア、
しかし、こういうお店はたくさんあるわけで
誰でも激突するわけじゃないでしょう。


こおろぎ、そのペットカフェのカウンターに
このちゃんのママを発見。

直前にお客様が入られたので
ああ、ドア、あいたままだと
確信したのか
タダぼーっとしてたのかは不明ですが
とにかく
そのガラスの扉に顔面激突。
思い切り後に跳ね返って転等。


通りかかった人が
かけつけて
後頭部は打たなかったから大丈夫!と起こしてくださり、
中から
コノちゃんのママが飛び出してきて、
交通事故じゃないかと寄って来た人もいて
それはそれは大騒ぎ。


頭蓋骨がびりびり音を立てた感じでした。


コノちゃんの美人のママは
「センセっ、テレビはないの?大変大変!」と
あっというまに
なんとグラニュー糖もってきて
こおろぎの広いオデコに刷り込み始めたのでした。
ああ、すばらしい知恵。
打撲の場合、グラニュー糖をすぐにしっかり刷り込んだら
青くならないのだそうです。

なるほど・・・
2日たった今も、あれほど激突して
たんこぶができたのに
こおろぎのオデコは色が変わっていません。
普通なら赤やら青やらになるはずです。


でも本当に痛くて、絶対に脳に何か起こったと思った。
死ぬかもしれないわ・・・と言うと
このちゃんのママは「死なないわよッ」と一言。
そこにあろうことか
このちゃんから電話。
「センセー、ブライダルブーケ、頼まれました!」
「ああ、このチャン、それどころじゃないの、センセーねー、
頭打ったから死んじゃうかもしれないのよ」というと
「どこにどうして打ったんですか?」
「ママのお店、ドッグステーションのドアに激突」
「ぎゃっはっはっ!信じられないっ」


ああ、これが弟子でしょうか。
大事に大事に育てたお弟子。
彼女のママは、なんとか笑いをこらえながら
こおろぎのオデコにグラニュー糖刷り込んでくれてるのに
電話のむこうで コノちゃんは
「死なないっすよ、絶対!」と爆笑。



頭蓋骨びりびりいったんだから。



夜の予定全部キャンセルして
その後5時間冷やし続けたのでした。
痛い痛い。
でっかいたんこぶ。



ああ、これがこのところのこおろぎの不幸の頂点とでもいいましょうか。



人生前半のすべての悪行の終結でありましょう。



それにしても


「センセっ、そそっかしい?」
とは
コノちゃんのママ。

「ハ、ハイ・・」



「センセっ、いいわ、このキャラ、この抜け方」
なんという褒められ方でしょうか。




とにかく
こおろぎは大騒ぎしています。
旅先の主治医(胃腸系外科医)にメールして
脳外科医を探してもらい、
さらに函館の脳外科のお友達に電話して
相談したり、
でもそのつど
ガラスのドアに激突して転倒したと説明した段階で
医者たちが真剣さを失うのがわかってなさけなかったです。



こおろぎ、
じっとしていることにします。


おかげさまで
おでこに縦に走っていた活断層のようなコブは
小さくなり
コノちゃんのママのおかげで
色も変わらず、
しかし転倒したときついた手や腰が痛いわけで



こおろぎ
じっとしていることにします。



お鍋ひっくりかえしたり
シャワー被ったり
リキマルのウンチ踏んだりしたのは
すべてこの前兆だったのでしょう。


さ、頭部の打撲の場合、48時間が山だといいます。
そろそろ36時間たちます。
48時間無事生き延びたら
また日記を書きます。
どうぞ
こおろぎ組の皆様
こおろぎの無事生還をお祈りください。

な、な、なさけない・・・・ッス



追申:落ち着いて落ち着いて落ち着いて暮らせってことですよね、
視野も狭まり、手足もふらつき、判断力も落ちたってことです。
紅葉マークはまだ遠いとして、若葉マークでは絶対にないわけで
銀杏マークってとこでしょうか・・・・
いい反省の事件でありました。