望み探し

madam-cricket2008-09-25

小泉さんが政界を引退する。


自民党を壊すと高らかに言ったのに
日本を壊した・・と言ってた政治家がいる。

何言ってんでしょ。
日本を壊したのは小泉さんではない。
強烈なスパイスを振りまいたことに対して
私は大きな拍手をずっと送り続けていた。
時に少年のような、時に悪ガキのような
喧嘩ごしの手法も
かつて誰もやれなかった。
馬鹿野郎と言って解散した人もいるが、
小泉さんほどのスパイスを振りまいた総理は
戦後いなかった。


手ぶらで歩く姿がよかった。
音楽であれ、神社参拝であれ
その是非はともかくとして
揺れないで続けることの難しさを今思っている。
元総理だの、派閥のボスだのの声にワナワナと人事を
二転三転させた新総理の庶民派アピールなど
たぶん遠くない日に空しいものになるだろう。


暴言か失言かはわからないけれど
麻生さんは近くきっとまた吐く。
小泉さんの発言は
ガキのような響はあったが
失言、暴言の類ではなかった。


小泉さんの仕事に対してコメントはできない。
だが
ひどくさみしい。


日本の政治に何を期待したらいいのだろうか。

新総裁が大臣を決める際のドタバタを見て
何かに強い、詳しい、明るい人を選んでなどいないことを
確信。
何一つ変わるはずがない。
農政にしろ、財政にしろ、
だれでもいいはずがない。
まして、
「私ごとですが、息子が今日一歳になりました」と笑顔で
語る大臣が登場した時点で
新内閣の力の限界を痛感。

なぜ「息子が一歳になった」彼女が大臣として
必要だったのだろうか。


閣僚には経験も、指導力も、知識も必要ないらしい。


こんな政治に何を期待できるというのだろか。


あまりに悲しいので
今日はお昼、カレーライスを食べた。
あまりに悲しいので
ラッキョウも多めに食べた。



写真は23日、目黒の八芳苑。
紅葉が待ち遠しい風景だが
札幌、今日は深い秋の寒さ。


昨日も奇跡的な時間で暮らした。
真夜中から仕事してお昼締め切りまでがんばって
JRにすべりこんで授業。
終えて仕事の打ち合わせして
日が暮れてから
ママの病院。
帰宅してご飯の用意をして
散歩して洗濯して
20時半から HTBイチオシのスタッフの
歓送迎会。
なんどかイチオシのパーティーに出たが
このテレビ局の魅力は大きい。
若く、力のある、そして知力のあるスタッフが
作る番組に関わらせていただくことに感謝。


こおろぎは元気。
多忙だけれど
元気。
休むところで休んでいる。



再び思う。
小泉さんの引退が残念。
ハナのある人だった。
マイナスの仕事があったとして、
どっさり批判される仕事があったとして
マイナスのない仕事はない。
国民に政治はおもしろいぞと
少なからず思わせた政治家だった。
ヨロヨロしながらダラダラ居座る人を
誰も批判しないほうが不思議。


彼独特の口調、言い方、言葉の選び方は
魅力があった。
仕事の賛否は別。
誰がやったところで
不満は残る。
その後二人続いた二世総理の不可思議な辞任より
小泉さんのほうが「悪」だなど
誰が言えるだろうか。
では麻生さんに何が期待できるというのか。
この非常時に
「息子が今日一歳の誕生日をむかえました」と言う
人を大臣にした総理に
小泉さん以上の期待ができるとでも言うのか。
オザワさんならもっとできると言う人がいるのか。


今日のこおろぎ
なんだか強いでしょ。


めずらしく国を憂いているのです。
先日のテレビで
「新総裁にずばり何を期待しますか」と聞かれて
「何か期待していいんですか」と答えた。
本当に期待していいんですか。



さてね、寒くなった札幌で
こおろぎの多忙は続いています。
でもこれが生きるということです。


悲しみ、不安、悩みをかかえる
私たちに
この国は少しも優しくはない。
私たちの悲しみなど
見えないところで動いている。
地球に優しく・・・などと
見えない何かに踊らされて
「エコ」なんて言葉にだまされて
余裕を見せてる場合ではない。


しかしながら
小泉さんにして
子供に引き継ぐ政治とはなにか。
世襲はもう
悲しいかな止められない。
政治家の家という文字は
本当に「家」なのだろう。
家業としての政治なら
「庶民」「有権者」など不在なのは当然。
絶望的ではある。


寒い。
カレーライスを食べても
ラッキョウをどっさり食べても
寒い。
そして不安。


こおろぎに出来ることは
ただ
目の前の仕事をこなすことだけ。
誰かの役に立てるのだろうか。
誰の役にも立てないのなら
せめて誰にも迷惑をかけないでいたいものだ。


ラッキョウ屋さんに
ちょっとだけ貢献しただけの1日でした・・・。
日々成長を続けるモモンガのように
せめて望みをどこかに探したいと思います。