美味しい野菜

madam-cricket2008-08-11



美味しい野菜が食べたい。
この冬、この、というのは去年から今年にかけて・・の冬のことで
こおろぎは関東のある農園の野菜を時々届けてもらっていた。
実に美味しい野菜だった。
みたことのないジャガイモもあったし、葉野菜もどれも味が濃かった。
ニンジンもゴボウもカボチャも、どれも美味しかった。


でも
どうしてわざわざ関東の・・・
と言われればそれもそうだわ・・・
北海道には北海道のすばらしい野菜があるでしょう・・


そしてある道央の地域の野菜をお願いした。
中身は分からないけれどお楽しみボックス。



ああまずい。
ハラもたたないほどまずい。



地産地消といったって、
身土不二といったって
スローフードといったって
これはひどい・・・という野菜のボックスがとどいた。


函館周辺は実に野菜が美味しい。
トマトも枝豆もカボチャも、とにかく美味しい。
そのつもりでお願いした道央圏の野菜箱だったけれど・・・




なんでも地元だから・・・という「評価」はいけないわね。
地元だから買う、のではなく
いいものだから買う、いいものなら買う、
この姿勢が大事。


子供だからまあ許すとか
年寄りのすることだからしかたがない・というそういうのと同じかもね。
だめなものはダメ。


ホント、どれを食べてもまずいという野菜の箱にがっくりしたこおろぎです。


食生活論を教える立場として
どっさり何かを学んだ気分。
生産者はどんな場合も油断せず、甘えずよい作物を作るべき。
買ってもらえるから作るのではなく
買ってもらえるようなものをちゃんとつくるべき。


それにしても
有機農法とか無農薬を謳っておきながら
まずいし高いし、というひどい野菜もときどきあって


こおろぎ
立腹することのおおい昨今。


トレーサビリティーにこだわって
生産者の顔つき、名前つきの野菜もあるけれど
これって、美味しいとは限りませんからね。


ま、
野菜の愚痴をダラダラ書いているということは
こおろぎ、そうとう疲労しているということです。
野菜がまずいくらい
どってことないといえばどってことないわけですから。



採点が進みません。
もー、ほんとーに、なんでこんなにできないんでしょーと
胸つまらせながら、遅々としてすすみません。
600枚あります。裏表あるから1200枚のA4。
ヘトヘトです。
でもこの、チョーむずかしいこおろぎの生命科学の試験に
すでに満点が3人。これもまた感動。


そしてママ、本日脊髄に造影剤入れて検査。
午後訪ねて
「元気そうね」というと
「元気じゃありませんよ」だってさ。

「いたくなかった?」ときくと
「とってもいたかった」と即答。
「でも我慢できたんだったらよかったね」
「我慢できないけどしたんです!」


あくまでも強気で立派。
我が親ながら、なんだかとても立派なんです。
同室のお三方もとても素敵な女性ばかり。
看護婦さんの教育がすばらしい、
お食事がおいしい、
先生の対応がすばらしい
とママ絶賛。


野菜がまずいとグダグダ言ってる娘とは
大きな違いだわ。


大反省して採点を続けます。


真夏の夜、
こおろぎのママは手術に向けて強気でがんばっており
こおろぎは途方にくれながらひたすら採点しています。


真夏の夜の夢
一刻も早くこの採点業務から開放されること。
美味しい野菜を食ベること。
ちっちゃい夢です・・・
こんなもんです・・・。