なかなかの日々・・

madam-cricket2008-08-09


写真は、わが家のお宝探しー和服の部ーの収穫物。
義母、恵美子先生は人物柄や歴史モノ、縁起モノがとても好きだった。
美しい柄が何枚も見つかった。


さてこおろぎのママ
激痛の2ヶ月の末、
病院を変えて入院。

ママ、入院の朝はまるで修学旅行に行く子供のような大騒ぎ。
キキと私がかかえた荷物は呆れるほど。


そしてママ、こんなに化粧品どうして持つわけ?
ま、それでこそママではあるのだけれど、
ママは手術に行くわけで、そもそもママは84歳なわけで・・・



果たして案内された部屋は4人部屋。
大人気の整形外科病院、現在改修工事中で
個室はゼロ。泣いても笑っても4人部屋しかない。



ママったら、
悪気はないのよ、絶対に。
でも病室に入るなり
「暑いわね、こちらのお部屋。冷房は?」


ああママ、ママにもたくさんの不満はあるでしょうよ、
でもね、たぶん、ママは結構幸せな生活してたかもしれず、
冷暖房の苦労だけはしていませんでした。
とりわけ暑がりは有名。
クーラーと扇風機、ダブルで使いつつ、
それでいて冷え性。夏は厚着で冷房と言う暮らし。



こおろぎは暑いのは平気だけど、温度差アレルギーなので
ママ同様、温度に敏感なので気持ちはわかる。


ママ、我慢の夏です。
暑いのも狭いのも
ママ、人生ってこんなもんです。
これで痛みから開放されるならいいじゃありませんか!


どうぞ同室の皆様と仲良く・・・。



テレビは各ベッドについていますが
イアホン使用。
カブトムシが長いコードのイアホン買ってきたのよね、念のため。
するとママ、
「あら、長いんじゃない?このコード!
ミツコちゃん、切ってくださって結構よ!」

・・・・って、
ママ、コード切ったら聞こえません・・・。



昨日はなにかと騒がしいママ入院の初日でした。


午後はキキの運転で再び病院へ。
キキの運転?
ああ、キキの運転で、です。
「キーちゃん、まっすぐ、まっすぐ、まっすぐでいいですから!」
と私が言えば
「前の車にしっかりついて行け!」とわけのわからないことを言うカブトムシ。
前の車が網走に行ったらどうするのよ、全く。


これから先、ママのリハビリもあるでしょうし、
キキの運転もいつまでも歩くより遅いようじゃ困るわけで
なんでも修業!


高齢だの
後遺症だの
あれこれ躊躇したり
迷ったりすることなく
アッという間に
風が吹いて決まった入院。
これから検査もあり、
説明も受けながら手術。

でもね、
「普通の現役主婦復活」をめざして
ママ、がんばりましょう。



私たちがいるときに届いた昼食も夕食も
すばらしいメニュー。
「あら、おいしそう!うれしいわ!」
ホント、かなり立派。
そして和洋選択もできるらしい。

なだ万よりいいかも!」

って、それはママ、言いすぎ。
それでも冷房以外、大きな不満も言わず、
ママの入院生活はスタートしました。

家族がつきっきりでいる必要もなく
こおろぎの負担もとくにありません。
ときは夏休みの時期。
本当にラッキーでした。



骨密度の検査では
年齢にしてはすばらしい状態とのこと。
骨粗鬆症予防の薬も飲みながら、
牛乳、ヨーグルト、豆腐、納豆、魚食を崩さなかったママ、
やはり食生活の結果です。
骨の故障は年齢故のこと。
心臓も肺機能も
84歳とは思えない立派さと言われて


「おそれいります・・」
と姿勢をくずさないママ。


なかなかいいんじゃない?
大騒ぎすることなく
日常の延長としての入院。
新しい経験を楽しむことね。
痛みから解放される日を信じて
ワクワクすごすことね。
悲観は何も生みません。
恐怖も何も生みませんから。


札幌に秋風。
窓を開けて寝ると
明け方はひんやり。


葡萄色のセミナー、クリスマスと
こおろぎを待ってくださる生徒さんたち、
そして札幌イブニングコースの復活を望む声など
聞こえています。

今しばらくお待ちください。
こおろぎは元気。
ママとの日々で充電して大復活しますから。


ママの病院より試験の採点のほうが大変。
エンドレスの採点を眼に前に
武者震いしています!

こおろぎ組に素敵な夏の週末を!