平穏ではない週末

madam-cricket2008-08-02


ああまた週末。
週末って、7日に一度やってくるわけで
その7日の中で、一回か二回日記書いたら
すぐまた週末になるわけで
そんなのを4回やったら一ヶ月終り、
それを12回やったら一年も終り、
それを127回やったらこおろぎの人生は終わるわけで
こおろぎはすでに何十回もやっちゃったってことは
あと何十回かで終わっちゃうわけよ、この舞台。



やっぱり身辺整理。頭も整理。


とはいえ、大慌ての中でやった仕事にはちょっとミスがあったり
反省もしきりのこおろぎです。


わが家の尋常ではない食器の片付けは
コノちゃんパワーで劇的に進んでいます。
とうとう衣類の整理にも彼女のパワーは及び、
昨日は短い時間で押入れのガラクタが全部書斎に並べられました。
さらに床に積んである本にも手が伸びて
ああ、ぐぐぐつ・・・・呼吸ができません・・・


しかし、この強制執行は実に効果的。
勢い、こおろぎは足腰の激痛でダウンしているママの部屋の
クローゼットにまで侵入。
ママのガラクタには亡くなったパパの洋服までしっかりしまってあって
もう20年にもなるのに
さすがこおろぎのママ、思い出とは訣別できないらしい。
うっかり泣きそうになるこおろぎですが
泣いてる時間もなく、
「ママ、パパのバッグやお洋服はこのままにしようね、」と
これが精一杯のこおろぎ。



そのママですが
とうとう病院の大変更。
セカンドオピニオン、というシステム、
当然、とはいえ患者にとってはシンドイことで
一応親身になってくださってた(ように見える)主治医に
他の先生のご意見をお聞きしたい、と申し出るのは
権利とはいえ実際は苦しい。


しかし、しかしです。
会話の今ひとつ通じずらい人、というのがいるわけで
今ひとつ、質問のしずらい人、というのもいるわけで
命あずけるとき、納得できるかどうか、そのレベルに到達したら
なんでも言えるものです。


かつてカブトムシのパパの手術も
こおろぎ、主治医に断固抗議して
こちら主導で決定。
その結果、手術に関して一切の心配もなく
術後の予期せぬ状態に際しても、
納得いくまで説明を受け、完全に信頼することができました。
その執刀医は、それが縁で以来わが家のイベントには必ず登場する
メンバーになりました。
共通の痛みとか目的とか、そんなのを共有できる医者を必死で探す
そんな時代なのだと思います。



さてこの2ヶ月、ママに「様子を見ましょう」という指示のみ
だった主治医は、とうとうやっと、
「入院して検査して手術もありですね・・」というご発言。

なぜ今?
そして説明が足りない。


こおろぎの質問は彼には嬉しくないモノが多かったかもしれない。
鍼治療について聞いたときは
「全く根拠のない治療ですが、やりたかったらそれもいいんじゃないですか?
なぜ効くか理解できない世界ですけどね」とのこと。



確かに。
鍼治療にはいろいろわかりずらいところもあるけれど
激痛の母をなんとかしたいという家族に
効果のないことだけど信じるならどうぞ、
という発言もまた優しくないのではないだろうか。


結局、前述した義父の執刀医のアドバイスもあって
某病院の某大先生に診ていただきたい、とこおろぎ直訴。

すると
主治医の先生、急に明るい(???)表情。
某大先生は大先輩に違いなく
あっというまに
紹介状を書いてくださり
これまでのレントゲン等の資料をどっさり持たせていただいて・・



こんなことならもっと早く・・と思うものの
これも結果。


古いタイプの患者であるママ
そして問題は医者の妻だったママの中途半端な良識、
いろんなことが重なって、お医者様を変えることには準備が
必要だったわけで・・・



こおろぎさんちには来週、また新しい風が吹くようです。


大掃除と病院でヘトヘトの夕べ、
物理と化学で同じくヘトヘトのコロ介と
大好きなエスニック屋さんに行きました。


写真がそのお店。
激辛系のレシピを平らげて
やっと気を取り直したアホ母娘。


花火大会を終えた大群と遭遇して押し流されそうになって帰宅。
それにしてもどうして花火って、カップルが浴衣着て行くのでしょうか。
冠婚葬祭のファッションがこれほど乱れている現在なのに
花火の浴衣だけは定着したのはどうしてでしょうか。


そもそも浴衣って寝巻きですからね、
町内を出てはいけない衣装。
それを外出着にするには
下着も着方も工夫が必要なのに
そのあたりの啓蒙がなされないまま
販売だけが促進されたので
乱れた浴衣が90%。
何とかしてくださいよ・・・。


コロ介も先週、お友達と花火に行きましたが
しっかり凛々しく着付けしてやりました。
Tシャツもおなじことで
本来インナーだったTシャツを大人が外で着るには
着方があろうというものです。


とにかくこおろぎさんちは
足の踏み場もなくなっています。
食器に加えて和服がならびました。
最後は和服のデザイナーに転身した
カブトムシのママの
華麗な衣装がどっさり。
はぎれだけで押入れ一間がびっしりです。
信じられないことですが本当です。
その上、こおろぎのママは和裁が趣味でもあったから
その辺の呉服屋さんより反物もある。
総絞りのけして安くない反物もざくざくでてきました。
こおろぎショッピングでバーゲンしますか?
欲しい人は欲しいでしょうね・・と思うけれど。
でも待てなくて、振り袖も5枚、リサイクル屋さんに先日
送りました。ああ、もったいない・・・。
でもどうしたらいいのでしょうか・・・
途方に暮れてるこおろぎです。


パパの形見の洋服はママに預けたとして
本当に、もう本当に・・・。


でもお宝も発見できるわけで
ママが学生の時の帯やらなにやら
カブトのママの正真正銘のお宝など
素敵すぎるお品も出てきました。
写真撮る余裕がでたらお見せしましょう・・・ね。


平穏などどこにもありません。
こころ穏やかな時間など
望んではいけないのです・・・


さ、働くぞ!
家中、埃なので
コロ介、かわいそうにくしゃみ三昧。
家族の命かかってると思って働くぞ!


またやってきた週末、
時にはダンボールの山に囲まれて
お茶などしようと思います。
銀座ウエストのリーフパイ、
札幌さんぱちの三寸餅、
世田谷の焼き菓子屋さんのクッキー、
函館の最高の珍味(そのうちこおろぎ屋に登場するかも・・・)など
こおろぎのお茶とお酒のお供は用意済み。


こおろぎ組の皆様、こおろぎにエールを!
ブログに写真、何枚も載せられないのかしら、
一度に何枚も載せられたら、
「実録こおろぎさんちの大掃除」
「アシスタント、コノちゃんは見た!」
「コロ介夏日記・母こおろぎの実像」
など、写真入りでご紹介できるのにね。
なんのため?
多くの人に必ず勇気と自信を振りまけると確信します!
それほど、グータラなこおろぎなのです・・・・。


よい週末を!