薔薇色の日々から

madam-cricket2008-07-01

この1ヶ月、こおろぎは薔薇と酒の日々でした。


酒・・はどうでもいいのですが
本当に美しい薔薇たちに囲まれてすごしました。


予想以上にこおろぎはたくさんのことを学びました。
薔薇の品種、名前、管理・・
真面目な薔薇農家の方とのお話も、
真面目なフローリストのアドバイス
あれもこれもたくさんのことを学びました。


そしてエコール・ド・フルールの本来の目的であるところの
生活文化、という側面を確信もしたのです。


花も料理も空間も
それは人間のためであり
どれかだけクローズアップしてもだめなんです。


薔薇がどっさりあれば嬉しいというのではなく
一輪の薔薇でも
活かし方次第であること


その一輪が育てられ、はぐくまれて
誰かの家に到達して
水を得て
花開き、愛しまれて
散っていく、
そこのところが
イキモノだからであって



こおろぎはやっぱり生命科学の先生でした。
エコール・ド・フルールは
やっぱりこの秋、変わりそう・・・。


先日、薔薇を送ってくれた中国地方のバラ園のオーナーは
薔薇の会の前夜メールを下いました。

「最良の薔薇を送ったけれど
気候がわるかったこと、輸送に時間がかかったことで
品質が変わったかもしれない。どうぞなんでもお知らせください。
どうか、無事ですように」という内容だった。


胸がいっぱいになりますね。
そうやって花を扱うこと


これが大事ですよね。
命を預かること、命を扱うことが
料理であり、花であり、
文化を学ぶことだと


たくさん考えて6月を終えました。


写真は6月30日、2008年薔薇色のパーティーセミナー 札幌。
会場風景。
黄色い薔薇は、実はお持ち帰り花束を入れたデザイン。この装飾が会場内に何箇所か。フローリストKさんと知恵を絞ってバランス考えたのだけれど
初夏の札幌を見下ろす窓辺で
とても美しかった・・・。


ご参加のこおろぎ組のあまりの美しさと薔薇色の装いというドレスコード
会場のホテル側もびっくり。

こおろぎ感動の1日でした。