蟻さんのその後

madam-cricket2008-06-25


時間との戦いというのは
自分の体力との戦いです・・・と言うと

先生、無理なさらないでください・・などと
優しいことを言ってくださる方がたくさんいらっしゃるのですが


そこは大丈夫。
不思議なことに私も人間で、
つまり細胞でできているので
私の「がんばり」など、個々の細胞のきわめて機械的な動きを
どのようにもコントロールできず、

こおろぎはちゃんとお昼ねしたり、うたた寝したり
ごろごろだらだらしながら
暮らしています。

金太郎飴のように、いつどこで見かけても
元気で高いテンションだと思われガチですけど
チャウチャウ!
そんなんとチャイます。



写真は函館イブニングコースのお料理。
美しいわ。ドキュメントだわ。



ところでわが家のママのキッチンの蟻さん、
ウフウフっ、いなくなりました。
勝ったもんねーっ
そう、いつだって正義は勝つんだわ、と思っていたら


あら、本日一匹、本当に果敢な一匹が登場。
うっかり感動しました。


なぜなら
ピッカピカに磨いたママのキッチンには
一匹も登場しなくなったのに
わずか30分、イチゴのパックを置いたところ、
凛々しい一匹発見。
「どこにいたの、アンタったら・・」
と思わず声をかけてしまいたくなりました。
一匹の蟻さんが
待ってました!とイチゴのパックに走りよってきたのです。


つまりその、
生物というのはかくもたくましく、
かくも機械的な刺激に反応し
己の生を維持するものなのです。


果敢な蟻さんに敬意を表したものの、
蟻さんには道しるべフェロモンというフェロモンがあるので
この蟻さんを放置すれば必ず
親戚身内中間たちを集めてくるに決まっているので

大変申し訳ないと思いつつ
本日もこおろぎは鬼と化して
果敢な蟻さんをやっつけたのでした。


生きるということは
こういうことなのです。
個々の細胞の個々の反応が
集まって、人間になったり、蟻さんになったり、
優しさだって、鬼になることだって
細胞の微細な反応経路の表現。
おもしろきは生物。イキモノであります・・・。