ホッ・・・とひといき

madam-cricket2008-05-31


こおろぎ、ホネやすめ・・・じゃないハネやすめの週末。


スケジュールの都合で、予想外に多忙が続いた。
大学の授業も、お教室の内容も、一新したため
頭の中も大忙しだったが
ちょっとひと呼吸できる週末。


夕べ仕事仲間の熟女二人が居酒屋こおろぎ庵にご来店。
函館の市場から買ってきた魚介類でおおいに盛り上がった。
家庭と仕事、美容からファッション、趣味に、勉強に遊びに・・
と、酒量とともに話しははずんだ。いい仕事をする人はちゃんと遊ぶ。
ちゃんと遊ぶためにはちゃんと仕事をする・・・そういうことか。



夕べからわが家にはハワイアンが流れている。
やっぱりいい。ボサノバもシャンソンも今朝はだめ。
そういう日がある。




今日の写真は土浦教室のデザート。
前日の写真と同じ?そっくり!と思うひとは 
注意力不足。
見てみて、このかわいいアイスクリーム。
注目すべきはアイスクリームの羽根。


そうそう、この日は軽井沢の浅野屋のパンを選んだのだけれど
メニュー全体が静かな味だったので
個性のしっかりしたパンがよく似合った。
なんでもバランス。手は抜けない。
レッスンの前日、パンを探した。なんでもいい・・と思ったのだけれど
何軒もまわるうちにだんだん「欲しいパン」が欲しくなってきた。


「どうしても『欲しいパン』が欲しい!」
とわけのわからないわがままを雨の銀座で叫んだら
美人事務局長は
「では、あと5分歩けますか?」と穏やかな笑顔。



「5分ですか?・・・・・」
「はい、欲しいパンが欲しいのですね?」
「足、痛いんですけど・・・」
「でも、これだけ何軒も話題のお店を歩いて納得いかなかったわけですよね」
「はい、でも大雨ですけど・・・・」
「でも、欲しいパンが欲しいのですね?」
「はい・・・」



こうしてこおろぎは美人事務局長に連れられて
浅野屋さんのパンに到達したのでした。



この買い方は実に正しかった。
人生もこうであるべきで
どうでもいいものはどうでもいいのですが


欲しいパンがあるのなら
5分あるいたら手にはいることがわかったのなら
5分歩くべきだということなのよ、やっぱり。



これ、がんばれ、とか、根性とか
努力とか、意地とか、
そういうイメージとはぜんぜん違う。


欲しいと、せっかく気がついたのなら
妥協はしないほうがいい、
そういう程度のことなんです、きっと。




こおろぎのこういう「欲しいパン」系の情況を
「わがまま」という人もいる。
「やりすぎ」とか「こだわりすぎ」とか「うるさい」という
表現で見る人もいる。
確かにそーかもね・・


でもねえ、たかがパンだけれどやっぱり生徒さんたちの笑顔は最高だった。
そして
「雨の中、先生、探してくださったんですね!」
とシマダ先生はじめ、生徒さんたちに褒めていただいて
こおろぎ、すっかり上機嫌になった。
ふと窓辺を見ると、シマダ先生も、こおろぎのリクエストに応えるべく
山のようなパンを集めてくださっていた。
80人分くらいのパンだったわ・・・あの量は。
この努力、このこだわり・・・
これ、絶対に無駄ではない。



足の痛い、水濡れ厳禁のこおろぎを
上手におだてて歩かせてくれた美人事務局長に感謝。



函館イブニングコースが木曜日夜開催された。
こちらもすばらしい展開。
早くも3回目。スタート時の教室のセッティングから終了後のお茶碗洗いと
お掃除に至るまで、全員で手早い。
授業の手作業もメモも早い。
仕事後のお疲れの中、貴重な時間を共有できる幸せに再び感謝。
月1回の授業ですが、月3回以上の力、絶対についていますから!



来週末、こおろぎは再び都内。
今回は港区某所に登場予定。
路上ライブ・・じゃないですけど
薔薇の大束抱えて、薔薇より美しい・・・時間を演出予定。
ご興味のある方はお問い合わせください。
人数に限りがあり、ほぼ満席ですけれど。
関西以西への「ライブ」も計画中。


ハワイアン聞きながら珈琲にアンパン。
珈琲に餡子は絶対に美味しい。
これは小豆研究の第一人者、函館短期大学の畑井朝子先生ご推薦。
この食べ方は「珈琲ぜんざい」というのだという説もある。
今朝はアン入りクロワッサン、コンキリエに酸味の強い珈琲。
ほっと一息ついているこおろぎです。


こおろぎ組の心やさしいみなさん
どうぞよい週末を!
おせんにキャラメル、猫に小判、鬼に金棒、珈琲に餡子!