はなもどきこおろぎでございます

madam-cricket2008-05-02


レッスンでみんなで作ったお弁当の写真を2枚。
まだまだまだまだたくさんあります。
生徒さんの数だけ写真はあります。
レイアウトが違う2枚を載せておきましょ。



いろんなところでいろんな人にご紹介いただくこと、多いです。
名刺を持ち合わせていないことが多く、ご無礼千万のこおろぎです。
スミマセン。


あるとき、ある人から ある女性を紹介されました。
「こおろぎさん、こちら○○さん」とある人は彼女を紹介してくれました。
すると○○さんは
「○○△△子です」とフルネームで答えられました。
御歳は40歳は越えているのかも。



だからなんだって?
いや、こおろぎの耳に、ひどくひっかかっちゃってたんです、
フルネーム。正しくはフルネームじゃなくて
フルネームで自己紹介をなさったということがです。
こおろぎは彼女を存じ上げなかった。
その日も名刺などもっていなかったので
「華擬(はなもどき)です。」とだけ申し上げました。
「華擬蟋蟀(はなもどきこおろぎ)です。」とフルネームでは言わなかった。
必要じゃない情報かもしれないわけだし・・


だから何だって?
どってことないんですけど、その○○さんに
先日某所で再びお会いしたとき、彼女、こおろぎの顔を見て
「○○△△子です」とまたフルネーム。
あー○と△じゃ臨場感ないわ。仮に
ガンモドキ冷奴さんとしときましょ。
彼女、凛として「ガンモドキ冷奴・・・」といいかけて
「初対面じゃないかも?」と小声でおっしゃった。
でもやっぱり
ガンモドキ冷奴です」ときっぱり。



で、そのガンモドキさんに昨日また某所でばったり。
この街、狭いです。
さすがに再びフルネームはおっしゃらなかったのですが
もしこおろぎの隣にいたキキに気付いたら
きっと彼女はキキに向って、
フルネームで自己紹介をしたに違いありません。


彼女を知る人が言ってました。
あるとき、どちらのガンモドキさんですか?と聞かれた彼女、
仕事を説明せず
ガンモドキ冷奴です」と答えたとのこと。
要するに、その名前がブランドだということなのですね。
有名な女性なのだそうです。勉強不足のこおろぎは存じ上げなかった。
だからお名前を聞いても「あら!」とか「あの?」とか
言えなかった・・・




つまりその、何が書きたいかというと
フルネームで紹介されたときは、その必要があるからなので
フルネームで自己紹介するのはいいですし、
大勢の中でそれぞれが自己紹介する時もフルネームのほうがいい。
でも
そうじゃないときは日本人の場合、苗字だけのほうが耳にやさしい。
苗字だけなのって名刺をお渡しするのがビジネスには素敵。


で、年下の人が年上の人に名乗るときはやっぱりフルネームもいいかも。
あら、じゃあ、ガンモドキさん、間違ってないか。
こおろぎはずっと年上だから、へりくだってのフルネームだったってことかしらん。
違うわ違うわ、あれは違う。
「ミナミハルオでございますーう」ってのとおなじ
ガンモドキ冷奴でございますーう」って
感じだったなあ。
日本語は本当に本当にむずかしい。
タカギ先生、助けてください。
言葉は書き言葉と話言葉だけじゃないですわ。
「響き」と「言い方」いえ、
「言う人」「話す人」自体の問題もあるってことですね。



つまらない発見で、大きな疑問と問題に直面。
スミマセン。


マイネームイズ ジャクリーヌ スミス、
プリーズ コール ミー ジャッキー


これはいい。
外人さんはフルネームでおっしゃって結構ですわ。
でも日本の大人の場合、
恒常的にフルネームで自己紹介していいのは
ミナミハルオさんくらいのモンじゃないでしょうか・・・・



奥ゆかしさなど
語る立場でもなく権利もないだらしのないこおろぎですが
ふと、ガンモドキさんのフルネーム連発で
考えちゃったのでした。


ま、情況ですよね、情況。紹介されかたの情況。
思えばこおろぎも
「はなもどきこおろぎです」とやってるとき多々あるわ。


もちろんラジオのときはそうだし、
カード会社から支払い、残高不足で引き落としできませんでしたっていう
悲しいお電話がきた時も
「はなもどきさんご自身ですか?こおろぎさんご本人様でいらっしゃいますか?」
って優しい声なのに鋭い口調できかれたときも
「はい、すみません、はなもどきこおろぎでございますゥ・・・」と
答えましたし・・。



全く内容のない日記でした。
たかが苗字と名前、発する情報は大人は少ない方がいいのかも、と思った次第。
で、その方式でいけば、
しっかりフルネームを発するということは
自信の表れということ。存在に責任を持つということ。
心して仕事をする、ということなんでしょうね。




あー、北国の突然の猛暑ですっかり頭がウニ。
昨日は日本の最高気温ベスト5が北海道だったそうです。テレビ局のスタジオも大変な暑さでした。
寒けりゃ寒い、暑けりゃ暑いと
人間、わがままなもんですね・・・


テレビで漢字学者の白川静先生の昔のインタビューが流れた。
どう生きたらよいか、どう学んでいけばいいか、という質問に対して
その1 志あるを要す
その2 恒あるを要す
その3 識あるを要す
の3つだとお答えでした。

志がなければなにも始まらず、そしてそれを続けなければならず、
しかしその二つがあっても成功するとは限らない。
三つ目の「識」というのは
価値判断の力だとのことでした。



朝からガンモドキ冷奴さんの凛としたご挨拶ひとつに考えこんで
書きかけのマナー論に迷いが出てきたこおろぎなど
志さえ怪しく、恒なるものなど、連夜のお酒くらいなものでもちろん識などさらさらなく・・・・

修練をつづけるだけです・・・スミマセン