眠れない理由

去年の秋、原因不明の全身ジンマシンでほぼ1ヶ月、斑点落葉病のりんごみたいになっていたこおろぎ、
その発病からさか上ること一ヶ月前あたり、疲労困憊の気配は
全身にあった。
だから、なのです。この怠けた日々。
無理しない、無理しない。
ちょっとしたSOSはちゃんと感じて、無理しない。
それにしても怠けすぎか。

疲労感とあちこちの不調が小さくなかったので
用心しながら日々すごしている。
おかげで元気回復。
4月からはちゃんと忙しい。
歩みの速度を変えることはできないのだから
今のうちに体制整えたい。

早寝早起きは必須のことなのに
今夜はまだ寝られない。なぜか・・というと
寝室の床が靴だらけ。
それも、小さい写真のように
いったいどこでいつはいたの？これから先の人生で
いつはくの？という金銀キラキラのものばかり。
片付け始めたらえらいことになってしまった。
銀色のハイヒールなどヤギの皮だったりするので
すばらしく履き心地がいい。
とはいえ、どこで履く？
かわいそうなヤギさんたちでしたわ・・・。
とにかく写真はほんの一部。
生涯履かないと思われる靴は全部リサイクル屋さんに送る。
ということは・・・このキラキラシューズたちは
居残る・・とうことは、まだこおろぎ履くツモリだわ・・・。

日曜のお昼、お義父様とランチ。
昼まから日本酒で上機嫌のお義父様、コロ介の入学式のことで
頭が一杯のようす。
交通機関の下見に行くと張り切っている。実にかっこいい82歳。
たよりになるわ。
夜は夜で84歳のこおろぎのママの作るご飯。これまた美味しい
蕗の煮物とホッケの西京焼。
わが家の高齢者たち、本当に立派。

仕事しながらケーブルテレビでうっかり観てしまった映画が
最高だった。
キューティーブロンドというアメリカ映画。2004年の作品。さらに続編もつづけて放映されたので、貴重な時間、チラチラ観てしまった。
要するに派手な女の子が男の子をおいかけて思わず法律を学んで立派な弁護士として活躍するという、「摩天楼はばら色」風のサクセスストーリーなのだけれど
かわいいワンコも登場するし、なによりファッションが最高。
バービー人形風あり、ヘプバーン風あり、ライス国務長官風あり、
お手本満載だった。
どうして日本人はこんな風な着こなしできないんでしょうか。
主人公だけでなくすべての女性登場人物のファッションがよかった。
日本のテレビでは松島菜々子の「やまとなでしこ」以来、
お手本になるドラマは皆無。
極妻の衣装はかっこいいけどお手本にはならないし・・。
テーラードのジャケットの三角の開きかたが難しい。そこに
ネックレスを入れる分量とバランスはさらにむずかしい。
それが、どの女優さんも上手。ま、スタイリストさんが上手だということ。
うなるほど上手。
録画したのでじっくり分析するか！

コロ介とすっかりキューティーブロンドにはまってしまった。
かつて地味で堅実な国立大学にまぎれこんでしまったこおろぎが
当時どれだけ浮いていたか、奇妙な存在だったかちょっと分かった気もした。

さてテレビ、真面目な対談も観た。
児玉きよしさんと佐伯泰英さんの対談。
立派な大人の男性二人が
内田百輭の「恋文」と「恋日記」を絶賛していた。
12歳と17歳くらいから始まるものらしい。
聞いているだけで背中がモゾモゾしたけれど
一度読んでみようか。
いまや世界中から消えた「純愛」ってのが見えるのかもしれない。

お弁当箱コレクションスタート。
本日はコロ介の希望で亜土ちゃんシリーズ入手。
入れ子風で4個組。日本製であること確認。
ワクワクするわ、お弁当づくり。
美人事務局長からさっき、
お弁当箱送ったとメール。
みんなこおろぎのお弁当に期待してくださってるようです。
お問い合わせもその後もつづいている。
うふっ。
楽しみが増えた。妙齢の女子高生に作るのだから
カロリー管理もしないとね。

そうそう今日の函館新聞の連載に書いたのだけど
こおろぎ、運動継続して体重管理中。
継続は力なり。
いつまで続くかしら。でも身体は軽くなり動きやすい。
自分の体調管理できないようじゃ、仕事もできないと痛感。
春です、春。
無理せずゆったりとダッシュします・・・ってむずかしいっ。
大急ぎで靴片付けて寝ます！
寝室、今、歩くところもないのです・・・・
札幌のイメルダ、って、こおろぎのことよっ、
金銀の靴ばっかりあってもねえ・・・こおろぎは脚６本あるから
せっせと履くことにします。

そしていらないものはこの勢いでどんどん処分。
研ぎ澄まされた大人になりたいもんだわ・・。
無理か・・なあ・・・。