卒業

madam-cricket2008-03-14


コロ介が中学を卒業した。
古い校舎に入学し、2年生で借り校舎に移動。3年生で新校舎。
3年間にいろいろなことがあった。
転校させようかと思った日もあった。
もう学業は放棄してしまうのではないかと心配した日もあった。
だけど彼女は自分で自分の居場所を見つけ、
元気に卒業した。
年に一度発行の学校の文集のクラスランキングを見て苦笑。
「クラスで1番フレンドリーな人」ランキング、だんとつの1位。
「クラスで1番おもしろい人」ランキングも1位。
成績はもちろん1位ではない。2位でもない。残念ながら3位でもない。
でも3位でないならどうでもいいわけで
コロ介、君は上出来です。あれもこれも全部上出来です。
母は褒めてあげましょう。
コロ介として上出来ならそれで大成功です。
うっかり作文上手が発掘され、
大嫌いだったピアノもいつのまにか伴奏上手のコロちゃんになり、
カブトムシのDNAを恨みながらもバレエも続けたあなたは立派でした。




こおろぎはカブトムシのパパと私のママと3人で出席。
予想通り、すばらしい音楽に包まれた卒業式でした。
今年後定年の校長先生はそのハンサムぶりと抜群のスタイルで
お母様たちのハートもしっかりつかんでいました。
本当に素敵なのです。
お話もいつもご立派で、生徒にやさしく、威圧的でなく、
品のよい先生でした。
かつてお会いしたことのない
すばらしい校長先生でした。
校長として最後のご挨拶で言葉を詰まらせたとき、
父母席では多くのお母様たちが
そんな校長先生に涙ぐんでいました。もちろんこおろぎもです。
子供の成長に感動するより先に、素敵な校長先生のお話とご定年を迎えられたことに
心打たれてしまった愛すべきママたちをどうぞお許しください・・・


そして卒業生代表のY君。彼以上の挨拶をした中学3年生は日本中にいないと確信します。校長先生もPTA会長も、Y君に負けないご挨拶をしたいとおっしゃってたのですが、ある意味、負けてたかもしれません。
生徒会長の彼は本当に立派で、会長としてのお仕事はもちろん、歌も歌い、
踊りも踊る、誰もが信頼、尊敬する人でした。
挨拶の内容も構成も話し方も、何もかも日本一でした。
そして彼の言葉に卒業生一同も感動したのでした。



そのあと卒業生が合唱。
言葉にならない感動でした。

そして最後に卒業生と在校生、全員で大合唱。
鳥肌がたつという表現以上の大感動でした。
これも日本一でしょう。
世界一かも。
この中学といえば「合唱の!」と言われるほどの中学に
ここまでご指導くださった先生に感謝です。


年末オジサンオバサンが力いっぱい歌う第九など
もう聞けませんわ。
一生懸命歌えばいいというものではありません。
やっぱり完成度。
すばらしい完成度あってこその合唱です。


コロ介の担任は美しい29歳の英語の先生。
女優さんのようにお人形のようにかわいい袴姿でした。
涙こらえて引率して退場。
こおろぎ、立ち上がってブラボーっと叫びたいのを
じっとこらえたのでした。


親の控え室に子供たちのカードが並んでいました。
コロ介が作ったカードが写真です。
いろんなデザインがある中、
なんと目立つ一枚なのでしょう。
台紙に切り紙やシールなどを貼って作ったようです。



さ、今日の問題です。
左上に見えているものは難でしょう?
卒業に際して親に贈るカードに、
なぜ、この絵?ってとこもまたコロ介です。



そして彼女の元気な色彩感覚に満点をあげましょう。
それにしても、「パパ、おかあちゃま」という和洋折衷の
呼び名、不思議といえばあまりに不思議。
これには深い深いわけがあるのですが
涙なくして語れないので・・・ってウソですが
体調のいい日にゆっくり。

ひどい風邪をひきました。
1年ぶりの風邪かも。
中島美嘉の「SAKURA〜花霞」が今流れています。
こおろぎは彼女が大好きです。
彼女のファッションも歌も大好きです・・・
コロ介が卒業したこの春、この歌は優しく流れ続けそうです。