2008年ひなまつり

madam-cricket2008-03-03


こおろぎの初絶句、

ぎゃはっ、絶句じゃないわ、節句
節句から徐々にそろえてもらった、でっかい段飾りが
我が家に飾られなくなって何年になるだろうか。
カブトムシのママのおひなさまも長く登場していない。
申し訳ない、面目ない。
多忙と不整理で、飾るところに到達できないのです。


小さいおひな様が2組、なんとか登場して
気分だけはひなつり。


おもてなしについて考えていたら、
コロ介が言った。
「あのね、若者にとっての最高のおもてなしは、笑いなんだってよ」


???

「若い人ってね、ある動作やことばに触れたら反射的に笑い声をあげるでしょ?
ちょっとでもなにかあると手をたたいて笑う、これってテレビの影響なんだけど、
笑いを取るってことは最難関の行動なわけよ。
だからわらってあげる、ってことは
敬意を払ってるのよ、という最高のもてなしなわけよ・・・」



!!!!!


コロちゃん、因数分解もままならなかったコロちゃん、
アホのようにお笑い番組を見呆けていたコロちゃん、
なんて素敵な分析と発言。
母は感動。


常日頃、大の大人が
今の話、受けた?と気にしたり、
笑ってもらうことが人気のバロメーターだと勘違いしている
ガッコーの先生(小、中、高、大、共通)にうんざりしていた
こおろぎ、
うすうす、笑いのもつ意味が
本来の笑いではなく、
特に日本において、
全く違う機能を果たし初めていることに気づいて
実はあれこれ仮説をたてていたものだから


コロ介の発言に
思わず合点。感動。


偉いっ、すごいわねえ、そうかもね!そうよそうよ!
コロ介、よく考えたわねえ


と言ったら、
「模試に出たのよね」だとさ。
やっぱりね・・・。


国語の問題文で読みながら、こりゃ、母親が日ごろ言ってることと
同じだわと思ったとのこと。


そうよねそうよねそうよね、因数分解もままならなかったコロ介が
考えつくことじゃないわよね。


コロ介にその問題文を見せてもらった。
香山リカさん「若者の法則」からの出題だった。


積年の笑いに対する「不信感」が解決。
アメリカのドタバタホームドラマに発する
「笑いの演出」は
テレビショッピングなどの観客の「へーっ」「ざわざわ」と
同じ効果なのだ。


ま、コロ介がその問題を読みながら
母こおろぎを思い出してくれただけ素敵。
こおろぎは読む本をメッケ!である。



コッコこおろぎは不細工なままながら確実に育っている。
ひなまつりなのに、おひな様を飾ってやれない
この母は、情けない限り。


ところでね、
こおろぎは子供の勉強は見ない主義。
このあいだ書いたかもしれないが、
先日コロ介が難問で有名な某高校の試験2日前、
初めて過去問の数学を見せにきた。ひごろ数学物理は大の得意だなどと
威張ってたので無視できない。でも
難しいのなんのって、シンプルな図形が1つ。
幾何だと思ったら大間違い。
幾何+代数で、さらに確率さえからめたら早くできそう、
そんな出題者にあっぱれと言いたいスゴイ問題だった。60分以上かけて考えた。
60分もかけていたら試験では時間不足。
母娘で悪戦苦闘しながら、しかし最終的に答えを出したのは
コロ介が早かった。
コロ介がこおろぎを追い抜いたことを知った瞬間だった。



やっぱり、親は子供の勉強など見てはいけない。
役になどたたない。不安になるだけだ。


で、香山さんの文章の載った問題を見たついでに
漢字も問題も見て慌てた。

では本日の問題です。


次の(  )外のひらがなを漢字にしなさい。
1  なげく
2  かんきゃく
3  かくにん
4  オだいり様
5  オひな様
6  あいさつ
7  (心が)こうよう(する)
8  りょうひじ
9  りょうひざ
10  こころもと(ない)


か、か、書けない・・・。
慌てて書けない字もあるけど、
慌てなくても書けない字もあって
似て非なる文字に苦笑するも情けない。


先日片付けていたら古い教員免許がでてきました。
中学理科1級、高校理科2級、高校職業科1級だってさ。
こおろぎ、全部返上すべきじゃないの?
ホント、すみません・・

子育てより自分育て。答えはいつもそこに到達する。
ひなまつり、少しお勉強することにします・・。