新春の大掃除


節分も過ぎたのだから
新も旧も、すっかり新年なのに
こおろぎんちの年末は4年前から終わっておらず

4年前の年末の大掃除の続きをしている。
頭はあれこれ動き、目はテレビ、耳は音楽、手は大掃除。
あいかわらずバタバタ。


気がつけば2月11日午前0時50分。
キキが帰宅して試験勉強。

今夜はコロ介、何が食べたいかと聞いたら
エスニック系とのこと。
トルコライス風ともいう。
さてどーしたものか・・・・と考える時間もなく


こおろぎは天才だった。
最近お掃除おばさんとガッコーの先生をしていたので
才能発揮していなかったけれど
この咄嗟の技術はたいしたもんだわ。


ニンニクをガーっと炒めて、タマネギも加えてジャーっと炒めて
ひき肉もジャッジャーッと加えて
ケチャップとソースとハーブソルトとコショウと
クミンとがラムマサラとナツメグとチリペパーと
タバスコと,
あとなんだっけ、エーと、あれやらこれやらバサバサ入れて
水煮の豆類のドライパックをドーっと入れた。

でも
ひき肉のせいか、フライパンに油が残る。
捨ててもちょっと油っぽい。
見れば朝のお弁当作りで残った
レンジで加熱したジャガイモが一個。
それを5ミリ角に切って加えていためたら、
エスニックミートソースの出来上がり。


イヤーっ、美味しいのなんのって!

摩訶不思議なお味が最高!
溶けるチーズをちぎって乗せて
ちょっとあたためて器に。
サンチュとアボカドとゆで卵にサルサソースを添えたら

ひゃーっ、こおろぎは天才だわね。
ホント、誰がなんていっても天才。

かかった時間15分。
どんなもんでしょ。


こおろぎはパンにのせたり、葉っぱでくるんだり。
コロ介は熱いご飯にチーズの溶けた熱々のお肉をのせて
その上に冷たいサルサソースのせてバクバクモリモリ食べてました。


家にある材料で作るところが立派。偉いっ!
スパイス類は必須。
ソーセージでもベーコンでもなんでもいいんだわね。

その名前のつけようのないチリビーンズ風トルコライス系ミートソースを
今終電で帰宅したキキが食べている。


ダイエット中だとか、夜中だとかサンザン迷った挙句、目の前に出したら
猛烈な勢いで食べ始めた。チーズの溶け具合がいい。
彼女はサンチュをちぎって混ぜ合わせていた。
そうか、トルコライス風、エスニックご飯って
葉っぱも混ぜるといいのかも。


「おかあちゃま、天才!美味しいーッ」

いよっ、よく言った!
この正直もの!

でもねー、二度と再び作れないものばかりなので
レシピに書けといわれても書けない。



今日は嬉しいことがあった。
札幌のMちゃんファミリー(3人のキッズとご主人)が
東京に行き、RちゃんファミリーとKちゃんファミリーと
お食事したとのメールがあった。
総勢12名のビッグ宴会になった様子。


Mちゃんはかつてたった一枚こおろぎが某れすとらんに
はった広告を見て入門してくれた。
そのときお腹にいた坊やが今年1年生になる。その後二人
お姫様が生まれた。そのMちゃんのキャビンアテンダント時代の
お友達が東京のKちゃん。そしてRちゃんは美人事務局長が
開いてくれた東京のワンデークラスにご参加くださって以来
こおろぎに弟子入り。そしてそこで同じ世代のKちゃんとお友達になった。
つまり、こおろぎのクラスでお友達になった3人なのです。
その3人が6歳以下のお子さんたちと、それぞれのご主人と
ごいっしょに集ってくださるなんて
こんな素敵なこと、めったにあるものじゃないわね。
3人とも信じられない美人なのだけれど、
それぞれのご主人も奥さまたちに理解のある美男ぞろい。
もちろんキッズたちも
あちこちでモデルたのまれる美系ぞろい。
フツー、美人の奥様には、どーしたの?という外見に問題のある夫がいたり、
美形男子にガンコちゃんみたいな配偶者がいたりするのに、
美男美女カップルばかりって本当に珍しい。
そして遺伝のすごさだわ、キッズも例外なく美しい。
どんなに目立つ12人様のお食事会だっただろうか。


ちかく札幌に帰ってくるMちゃんに詳しく聞こう。


こおろぎは幸せだとつくづく思う。
お教室をつづけていると
上下関係や仲間同士、不協和音が生じる場合があって
こおろぎも大昔、色々見聞きした。
だから若時に独立したといってもいい。
それが
こおろぎのお教室は
みんな仲がいい。
こおろぎは断然、相当に、猛烈にうれしい。



もう真夜中。キキは黙々と勉強。
こおろぎはこれから台所を片付ける。
夜行性がナカナカなおらない。



先日東京の某新聞社から電話があった。
バレンタインデーの最近の傾向等についての
取材インタビューだった。
こおろぎなりの視点で話したのだけれど
さきほどテレビで秋元康がほとんど同じこと
言っていた。安心。記念日ビジネスは
さて、今後どうなるのでしょうか。
年中行事のもつ意味合いとビジネス、
重なるようで微妙にずれる。
おもしろいわね。


日々は確実に流れている。
明日、どんな風が吹くか誰もわからない。
だから大事に大事に暮らしたいとやっぱり思う。
おいしいものをさがして、
明日もテキトーな
料理を作って娘達を唸らせるぞ!


写真は銀座、野の花司の2階のカフェ、いや喫茶室っていうべきか。
お茶に空也の最中がついてくる。
なにがアフタヌーンティーよ、日本よ、日本!
お茶は日本!
スコーンより、最中!
バターよりあんこ!
鬼に金棒!ネコに小判!


そうそう、最近使ってる某社の濃い目のケチャップ、
なにかといいわ。ケチャップとマヨネーズの
進化というか、目的別というか、再分化はちょっと迷惑なのだけど
このケチャップはいい。そもそもケチャップってのは・・


と書きたいところを我慢。真夜中である・・・。