ふるさと

madam-cricket2008-02-05



なんてかわいいかもめさんなんでしょ。

足元に注目。いやあ、かわいいっちゅうもんよ、このおみ足。
並んで歩いてました。
こおろぎの生まれた函館。函館教室復活いたしました。
昨日のお昼のかもめさんです。


あいにく青空ではなかったけれど
美しい町です。
でも、町の開発はどうなのかしら。
函館山周辺の観光スポットにこだわりすぎたのかなあ
市内に「格差」が目立つのはどうしてかなあ。
この海岸など、ワイキキ風にいかようにも開発できたはず。
大好きな回転寿司屋さんの駐車場で撮った写真なのだけれど、
いつもカブトムシと話すのよ、このライン、ワイキキだよねって。
なんとかならないかなあ・・・・
函館山を眺めるこの海岸線。
かもめさんたちに独占させるのはもったいない。




向こう10年、を初めて考えています。



亡くなった父はこおろぎが小さいころから
といっても
150センチとか130センチとかじゃなくて
幼少の頃から、
いつも5年後、10年後を考えろといい続けていました。
でもこおろぎは全く考えず、
大学選びにも失敗し、進路も失敗し、結婚も一度は失敗し、
あれもこれも大失敗しながら、そのつどデッカイ傷跡直しながら
生きてきました。
で、初めて、実に全く初めて
これから先の10年を考えはじめたのです。


10年後、こおろぎはきっと楽しく研究生活してると思います。
そしてお教室はきっとたくさんのお仲間がみんなで運営してくださってることと
思います。
思えば函館。こおろぎの生まれ故郷です。
コロ介は小学校を、キキは中2から高校卒業まで暮らした町です。
カブトムシもウロウロしている町です。
古いお仲間はみなさんお忙しいものの、
待っていてくださいます。
そして函館新聞社と若くて敏腕の記者Kさんのおかげで
新しいお仲間も増えました。
こおろぎは、地に脚のつかない奴ですが
10年後をちゃんと考え始めました。


函館では古いクラスとは別に、
近く夜の生活デザインコースを開校します。
働く女性(主婦も立派なお仕事。したがって働いていない女性はいません)
のために、夜。
ちょっと冒険ですが
開校します。
今回は特別講座でした。
素敵な空間で素敵な出会いあり。
応援団の皆様に感謝。


縁あって近く関西の元お弟子さんと再会する予定。
近く神戸あたりにもまた小サロンオープンなるかも。


小さい組織でも
温かい方がたが
いっしょに深く学ぶのが理想。
どんなにトシをとっても
若い方がたが魅力を感じて
集まってくださる「深い」お教室が理想。



ちょっと緊張して
気合いれた集いが理想です。

学ぶのは気合と緊張なきゃだめなんです。


気軽で楽しい・・・のは
もちろん第一条件だけれど


こおろぎ組はちょっと緊張したいと思うのです。
それはこおろぎが生物学の教師だからです。


せっかく人間に生まれたのですから
この緊張感を愛して、文化を学ぶこと、
これがエコール・ド・フルールです。


お花をご指導くださるところはたくさんあります。
すばらしい先生はたくさん。
こおろぎが刺激受けるフローリストも全国にたくさんいます。



お花+α


そのαをご理解くださる方がたのお教室だと
今、あらためて納得。わが校ながら納得。
αを担当するのがこおろぎだとやっとの自覚。


10年後、そのαを支えてくださるお仲間が増えていることを
心から期待しています。


お花のテクニックだけでなく
お料理の腕だけでもなく


人間だからね、せっかくの!

こおろぎ、お勉強しますからね。
ほかのどこのお教室でも学べないこと
せっせとお伝えしますからね・・なんて
気負ってますが・・・さて?



往復のJRでどっさり勉強したのですが
お米に魂が宿るという信仰はインドネシアにもタイにもあるのよ。
すごいわねえ・・・不思議でしょ。
お米にこだわって調べるとあまりの奥の深さに迷子になりそう。
縁起もの調査も進んでいます。


時には
縁起にこだわって花を生けるとか
料理作るだけでも
ほんとに楽しいんだから!

宗教では断じてないのよ、
文化よ、文化。
人間はおもしろいイキモノなのよ。
いや、おもしろいっていうより、弱いイキモノなのよ。
もう一度書いておこうっと!
人間だからよ。
記録と記憶のできる人間だから
学んで伝えるのよ。それができるんだもの。



なんてことを、かもめさんたちを眺めながら考えて

カブトムシと回転寿司、山ほど食べたのでした。



この海を遠く眺めるところにカブトムシの巣があります。
この巣があまりに汚くて大変なのですが
カブトムシのママのお宝食器がどっさり。
カブトムシのママは40数年前、東京から函館に引っ越して
一時すばらしいお料理教室を展開していたとのこと。
あまりの人気で警察が交通整理したという伝説まであります。
短い期間だったようですが
いい時代だったのでしょうね。
カブトのママの残してくれた温かい食器たちと
「質のいい空気」をやっぱり大事にしたいと思います。
なんとかカブトムシの巣をキレイにして
函館教室楽しく運営できる日の近いことを!