決断力


決断力がないときがある。
どうしてこんなこと決められないのかしらん・・・って時。


それが三井ホームにするかミサワホームにするかとか
別荘を葉山にするか蓼科にするかとか
モラビトにするかアイグナーにするかとか
そういうレベルじゃなくて、

カニカマボコのブランドで迷ったり、
チューブ入りのマスタードのブランドで迷ったり
ケチャップのサイズを迷ったり
ほうれん草の産地で迷ったり、
ストッキング、思い切って1200円のにするか
やっぱり2足580円にするかとか


そんなことが決められないときがある。

疲れてんのよ、そんな時。
納豆のブランドとお豆腐、
これって本当に決められない。
こおろぎ疲労してるのかなあ・・・最近。



と思っていたら今日、すっごいスカート見つけてしまった。
それは決断してはいけない代物だった。
一ヶ月迷っても結局、今のこおろぎのブンザイでは買ってはいけない
逸品だった。4割引きでも買ってはいけない、身の程以上のものだった。
のに、のに、のにのに!のにっ!それほど買ってはいけないものだったのに!

お客様、リボ払いがございますし・・・という甘い言葉にグラっ。
生涯カードは使わないと心に決めて24時間たってなかったのに
グラグラグラっ。
「働こう、ちゃんと働こう!長生きしよう、
スカート支払い分、長生きしよう!」

某ブランドの美しい店員さん、お腹かかえて笑ってたけど
ホント、こおろぎ、スカート抱きしめて誓ったのでした。



どうして納豆もお豆腐も迷うこおろぎが迷わず決断したかというと
それは美しい店員さんの笑顔にグラっとしたからです。
ウソみたいだけれど、彼女の日本語は優しくて美しかったのです。
笑顔もウソじゃなくて、
これは動物行動学を専門とするこおろぎの確かな目なのでした。


要するに決断しなくてもいいところではしなくていいわけで
決断したほうがいいときは、そんな風がふーっと吹くわけで


その風をちゃんと見極めるかどうかなわけで・・・



こおろぎは今日買った2枚のスカートを生涯はき続けると思う。


なに?2枚だと?


すみません・・・。
リボ払いです・・・。


お店も学校も病院も教室もレストランもホテルも居酒屋さんも
結局は「人」。
誰から買うか、誰に支払うか。
商品より先にやっぱり「人」。


で、こおろぎの決意。
タイトスカートの方はちょいと細いのです。
こおろぎ、今ひとつ無駄肉つけています。
これをそぎ落としてみせましょう。
「こおろぎ様のおみ足にはぴったりの丈でございます」
「それくらいのサイズでお召しになっていただきたいです」
「細くていらっしゃいます、十分に・・」
「生徒さんたちのためにもこのくらいのお品、身につけていただきたいです」
ああ、なんて甘い言葉の羅列だったでしょうか。
でもこおろぎは見た目以上にデブでした。
あっさり決断してしまったので
バツとしてこのウエストを5センチ削ってみせましょう。
ただし無期限としましょうって、それはだめか。



さてね、今日は朝8時のJRに飛び乗って大学に行きました。
入学試験でした。こおろぎが受けたのではありません。こおろぎの
大学の入学試験だったのです。
受けていただく側がこんなに緊張するなんてね。
チキンハートもカブトムシに似てきてしまったわ。


ちょっとチキンになったほうがいいんだわ。
K田K未が、「35歳以上の妊婦の羊水は腐ってる」と発言して問題になっている。
なんてこと言っちゃったんでしょ。撤回したけどこれはだめだわね。
興味深いのは「こんな品の悪い人がどうして人気があるのか」という
議論が広がったこと。ボクサーとお相撲さんに品格求めた私たち、
暴言辛口も関西のオバちゃん風でかわいいともてはやしてたのに
突然元気な歌い手に品格求めちゃうのってどうなのかしら。
羊水腐る・・ってのは論外な発言だけど、そんな発言させちゃった
周囲の品格のほうが問題。
どれほど立派な国民なのかしら、私たち。


うっかりおだてられてリボ払いでスカート買っちゃう程度の
私は他人の品格など語れません。このトシの勤労女性なら
キャッシュで買えるスカートなのに
リボ払いという情けなさ。品格以前の何かが大いに欠けているに違いありません。


こんなこおろぎにファンレターが来ました。大学宛です。
男性のお名前。でもご自身のことが書いていないので
なんとも困惑。小さい色紙が入っていてサインして送ってほしいとのこと。
返信封筒もあります。
根性、とかきましょうか、友情とかきましょうか・・・



納豆とお豆腐で迷うくせに、プレタポルテという言葉に無類に弱いのです。
ホントはねえ、もう1枚、日本中でこおろぎしか着ちゃいけないほど
こおろぎに似合っちゃってたジャケットもあった。
喉から両手と両足が出て蝶結びになりそうなほど
欲しかったけど、意思が強い立派なこおろぎは我慢しました!



卒倒しそうに高かったのと、冬しか着れない素材だったこと、
洋服の宿命でそんなに長くは着れないかなーってラインだったこと。
バーゲンの買い物のコツはやっぱり次のシーズンを意識せず、季節問わない系のもの見つけたら「買い!」でしょうね。



ただし、今日、猛烈に後悔している一番の理由は
4割引きという点かも。
こおろぎは「7割引き」って文字と響きが大好きです。
こおろぎのユニホームだといわれている赤いキルティング
ジェニーのジャケットは何年も前、某所でなんと9割引きでした。
7〜9割引きにだけ反応するように
DNAトレーニングしてたんだけど、プレタポルテって奴は、かたくなに4割りどまり。
言い訳が長い。これからストレッチ、腹筋、腕立て伏せ頑張って寝ます!
繰り返します。ウエスト5センチ削いでみせます・・・