残すところ11ヶ月・・・


今年も残すところあと11ヶ月になった。
えらいことだわ!
大変大変!4年前の年末のお掃除がまだ終わらない。
どうしたものかしら・・・。


お昼、キキが帰ってきて二人でポークチャップを作って400グラムくらい食べてしまった。夕べはコロ介としょうが焼き。
今日はキキとポークチャップ。
母娘で豚肉三昧ですわ。


でもやっぱりたんぱく質を摂るというのは大切。
体が違う。


原稿書きでかなり時間をとられつつも
時間通りHTBに到着。中国の餃子問題がやっぱり話題。


今日は「白」の気分だったので白いジャケット。
腕の太さが気になる。骨格の問題もあるかもしれないけれど
なんとかしないと大変。
カブトムシをバカにしていたら、
こちらも相当バランスくずれている。



さて2月1日はケンケンの命日。キキとランチしながら
ふたりでしんみり思い出してしまった。

去年の1月31日、水曜日の真夜中、キキと私、二人並んで勉強していたとき、
ケンケンは静かに息を引き取った。
2月1日の午前1時過ぎだった。


小さな骨箱はずっとリビングにある。
納骨しろ、と言う人もいるけれど
ケンケンは仏教ではない。
獣医さんは庭が広ければ庭にそのまま焼かずに埋めてあげてはどうですかとさえ
おっしゃった。
小さい小さい体になったケンケンの骨はほんの一つまみ。
強い風が吹いたらあっというまにどこかに消えてしまいそうなほどなのだ。


愛犬家の友人は、何頭もの愛犬の骨をかわいいバッグに入れて
持ち歩いていたっけ。


そのうち考えよう。


ケンケンは今も私たちといっしょにいる。
ケンケンは私をなんと呼んでいたのだろうか。
シスターズのようにおかあちゃま、とは呼ばなかったような気がする。
「みつこさん」と呼んでたように思うのはなぜだろうか。



晩年は「みつこさん、すみませんね・・」と
一日に何度もケンケンに言われていたような気がする。
歩けないケンケンが、一番謙虚だった。
ご飯を手伝うのも、おしっこを片付けるのも、
ムートンのコートに包んで真夜中何度もお散歩するのも
何一つつらくなどなかった。
毎日の病院代もタクシー代も
なんとかなった。
ケンケンは命の形を教えてくれた。
家族みんなに優しさの形を教えてくれた。


それでも命は終わる。
そんな当たり前のことも教えてくれた。


パピーウォーカーをしようとか
今度は黒柴がいいとか
スタンダードプードルのすみれちゃんの赤ちゃんがいいとか
カブトムシにはグレートデンがいいとか
私たちはいつもワンコの話で盛り上がる。
そして必ず、みんな、いつか言葉を失くして
話題を変える。



次に来る子犬も必ず十数年後、また私たちの前からいなくなる。
覚悟はあるか。



あの悲しみから再びたちあがれるか。
そのとき体力と気力はあるか。




ケンケンを見送って1年。私たち家族は今もケンケンといっしょにいる。
みつこさん、すみませんね・・・
ごめんなさいね・・キキちゃん、コロちゃん・・
パパさん、ありがとうございます・・・


ケンケンはそんな風な物言いだったような気がする。


さてね、
思い出すと涙がでちゃうけど
ケンケン、みんな元気ですから、安心してくださいね・・。


さてさてこおろぎはあと数日ちょっと忙しいです。
新しい仕事も始まります。


いろんな人とやり取りしていて思うのですが
「絶対にダメな人」ってのがいるとしたら
「同業者をけなす人」です。
別の花屋をけなす花屋、別の料理屋をけなす料理屋、
とにかく同業者をけなす人って絶対に信用できません。


言いたい放題のこおろぎが
絶対にいやなのは
同業者の悪口を聞くことです。
こおろぎの同業者っていないだろうって?
あ、そうかも・・・。


ま、とにかく
人間、やっかいなイキモノですね。
そればすべてたかが大脳の大きな動物だからです。
弱いもんなんですよ。
角も牙もうしなったから
愚痴言ったり、仲間傷つけたり、
自分を守るためには何でも言うわけで
言葉で戦うわけで


でもまあ、
その言葉で
すべての優しさも表現するわけで・・・


だから、
ことばを大事にしたいと心から思うわけです。


心を伝える言葉をもつことです。
修練あるのみ・・・です。



ケンケンですら
ちゃんと私たちに気持ちを伝えてくれたのですものね・・


寒い寒い夜です。
やっぱりワイン飲んで寝ることにします。

写真はキキのスペイン・モロッコ土産の一部。船便で届いたお菓子と人形。
ね、言葉なくなるでしょ?これが22歳の大人の買い物でしょうか。
チャーミングな包装紙のお菓子だけど、あまりに無防備で怖くて
だれも食べられません。当のキキ、箱を開けて曰く、
「あら、これ私が欲しかったお菓子じゃないな・・・」って。
あんた、何買ってきたの?ワインの小瓶も3本、無防備に船便。
食器は見事に割れてきた。ワインが割れなくてよかったってもんよ。
ブランド品にも化粧品にも関心がなくて、どうしてなんだかわからないお菓子と
小さい怪しい天使たちなんでしょ。

ホント、無事の帰国をあらためて祝いたい気分だわ!
人生、なんとかなるもんなのね!がんばろーっとっ!