優しい1週間を・・・

madam-cricket2008-01-27

このお正月、キキはモロッコだった。お正月なのに家族が揃わないの?と聞かれたりもしたけれど、こおろぎんちの場合、ハレの日はたくさんあるので、世間のハレの日には意外にこだわらないかもしれない。


理由はなんであれ、集まれるときすぐに集まる。友達も巻き込んでとんでもない大騒ぎになったりする。大の大人が誕生会などで馬鹿騒ぎしたりする。
だけどそれも、キッズもいっしょとなると、全員集合はむずかしくなってきた。


家族でそろって旅行するのは、キキ高校2年の夏以来、不可能。
わずか4人家族なのにね。

25日、カブトムシのパパのお誕生日だった。でもその日はみんな大忙し。
でもこれを祝わなくてどうしましょ。26日、多忙中の多忙のカブトムシ、
グリーン車満席なので普通指定で帰宅。グリーン車でなくてもいいのよ、
そんな贅沢しなくていい。でもカブトムシの場合、デッカイ。ホント、周囲にご迷惑がかかるのでグリーン車に乗るのも社会のため。キキもバイトを休み、入試直前のコロ介も塾を休み、私も次の原稿がスタートしたけど中断して、ママも寒さに打ち勝って全員集合した。


Pホテルの日本料理N。毎月通う御得意様の義父の誕生会とあって
お店から届いたシャンパン。ま、大喜びで飲んだのはこおろぎ一人。
プレゼント授与式に始まり、デザートの前にお願いしてあったケーキが登場。
精一杯の私たち気持ちだった。


さて帰りましょ、というとき、キキから提案。ホテルの地下のカラオケルームへ。
さすがホテル。カラオケルームといえども豪華。以前、お教室に使ってはどうかとホテルの方からお勧めいただいたほどのお部屋。
もうカラオケに同行する友達もいない義父はキキがいるときしかカラオケに行けない。こおろぎもカブトムシもあのマシンは苦手。


あー、おもしろかった!


義父の十八番がつづき、ママのリクエストに応え、カブトとこおろぎのアホみたいな熱唱。どうみても知的な家族じゃなかったかも。


ホテルのボーイさんたちが仰々しくカクテルやワイン運んでいらしたとき
こおろぎが歌ってたのは
南春夫大先生の「みなの衆」でしたから!
PAUL・KAのスカートで「皆の衆ーううううっ、皆の衆〜っ!」
ってのもかなり変なもんよねっ



ビューティフルなフルーツの盛り合わせが届いたときなど
カブトムシとこおろぎは
ピンカラ兄弟の「・・・おんなああああのお〜みさあおおおおおおお〜」
などとデュエット。


いやあ、面目ない。


でもね、
古い曲の画面に東京が映ると、義父もママも大喜び。
育った神田や遊んだ浅草を語る義父、若い日すごした東京を思い出すママ。
よかったよかった。
82歳と83歳、二人とも3度の食事を完全に手作りで健康管理。
料理は絶対に老化防止法。


それにしてもキキは偉い。彼女は歌うのが嫌いなのだけれど
実に接客上手でお世話上手。さすが現役大学生で居酒屋バイト歴長いだけある。
先輩や後輩のお世話や相手が大好きだというから、驚いてしまう。
いつのまにか
アホな両親と立派な祖父母のお世話にニコニコしてくれる子になっていた。



やることはどっさり。でもね、いいじゃないの、ひとつずつこなしましょ。
あれこれため息ついてても始まらない。

オフはオフ。歌い疲れて声もでないけどね。


その知性に欠けるカラオケタイムのあと、お部屋を出たら
ピアニストむじかちゃんに遭遇!
彼女、ご両親と会員制のバーへ。
おしゃれよおしゃれ。
おしゃれで美しいご一家。


こっちはピンカラ兄弟ですもんね・・・。


でもばったり会えた奇跡に感謝。
1分ずれていたら会えなかった。


強運こおろぎ、ご縁と運に感謝。
ド演歌からクラシックに引き戻していただいて
それにも感謝!




話変わって朝ショーリューが負けました。
本当にいい取り組みでした。
立派でした。
寄せ鍋つくりながらテレビの前で応援したけど
残念。
どちらが勝ってもよかったわね・・・


感動てきでした。


日本人は強いもの、幸せそうなもの・・・が嫌いなのよ。
ITのH江青年に対しても、お金儲けが悪いのかと開き直ったMファンドの彼に対しても、彼らがたたかれるのをどれほど喜んだことだろうか。
ひとの不幸は蜜の味、というけれど、
強者の不幸が蜜の味なのよ。
弱者の不幸には断然同情するわけです。
幸福そうな人の不幸もこれまた蜜の味なのですわ。


かつてこおろぎが離婚したり、大借金したりしたとき、
どれほどたくさんの人が
笑顔で慰めてくれたことか。
こおろぎが地に落ちて、再び復活できないことを
どれほどたくさんの人が噂さしたことだろうか。


復活、とまではとうていいかないし、そもそも
大成功してたわけでも、大金持ちでもなかったわけで
フツーの私がフツーに戻った程度ですけど、


こおろぎ、権威主義が嫌いです。
大嫌いです。
強者をたたく風潮が大嫌いです。
強者をたたく人は実は強者が大好きだからです。
強者が強者でいるかぎりしがみついているくせに
地に落ちる直前に批判をし始める。
いやだわね・・・。



こおろぎはこれからもキカンボーの朝ショーリューを
応援します。勝手にヒール扱いされることに
耐えるしかない彼には勝つことしかないんですもんね。
横綱であってもなくても、こおろぎは
あんなふうに負けん気を顔にだして戦うお相撲さんが好きです。
無表情無口が美徳だというのは
ウソですから・・・ってこれ、前にも書いたか。


ズーッと原稿書いてるので
頭がまた疲労困憊して
鱈の精巣とか、アンコウの肝状態になりつつあるのかも。


1週間が始まる。
優しい気持ちですごしましょっと思う。
とりわけ優しい気持ちですごしたいと
今思うわ。
昨日、「おじいちゃま」のお誕生日のお祝いを
一生懸命考えて、時間使ってくれた不細工シスターズを
見ていてそんな気持ちになりました。
誰に言われなくても、
ちゃんと優しくできる二人
あのシスターズ、ものすごく不細工だけど
ものすごくいい子たちだわ!