街へ出よ!

madam-cricket2008-01-04


こおろぎを社交的で積極的で行動的だと思う人がいればそれは間違い。
こおろぎはこの二日間、一歩も外にでることなく、じっとパソコンの前に座っていた。
コロ介の塾のお弁当をつくり、ちょいと家事労働をする以外は
テレビとパソコンを両目でにらみながら資料を読んで原稿を書くという作業。
顔も洗わず、ズルズルの衣装でダラダラっと頭をかかえていた。


ぐあああああっ、だがそれではいけない。
論文のろの字も書けないのは、外の風に吹かれないから。
新しいアイディアが浮かばないのも、
なんだか腰が重いのも、外に出ないから!
夕方、カブトムシに言われて、そうだわ、やっぱり外の風よと
ママと3人で山に芝刈りに・・じゃないジャスコにお買い物。


2フロアを駆け回ったら元気になった。
ぐるりと町内を回っただけなのに帰宅するとちゃんと書けるようになった。


かつて寺山修司が言った。「書を捨てよマチへ出よ」
マチはシャンゼリゼでも浅草でもジャスコでもダイエーでもいい。
「内」ではなく「外」の風に吹かれてこそ「内」が見えるってもんよ。


話飛んで、野菜。
理由あって、あえて有機野菜に目を向けずにきた。
たくさんの訳あって、野菜にこだわらずにきた。
でも、縁とひらめきで関東地方のある農園から野菜を買うようになった。
これがとびきり美味しい。したがって料理がシンプルになった。茹でるか焼くか。
毎週届く土だらけのお野菜、虫食いもチャーミングなお野菜の美しいこと。
あまりに美しいターツアイに感動して
思わず涙が・・ってホント。
で、こおろぎの一番お気に入りのオオサワ先生作の白いバラを添えてみました。
これがこおろぎの今年の初活け。ターツアイに白いバラ!
こおろぎのとっ散らかったアトリエに不思議な空気が流れました。
今年、こおろぎ組には新しい風が吹きます、きっと。
ご期待くださいっ!


縁起調査は遅々として進まないものの
それなりに前進し、考察が混乱して
こおろぎの頭はウニのようになっています。


でも、書を捨てて歩いてみるのが、実に必要であるように、
コロ介のお弁当つくりが結構いい気分転換だったりして。


「コロちゃんのお弁当、芸術的ね!」
「コロちゃんのお弁当、すっごくキレイ」
なんてお友達に言われるのよーと
コロ介が上手にこおろぎを持ち上げるので
こおろぎは毎日天才的な速さでお弁当を作っています。
とにかく早い。


要するに、悩み苦しみ悲しみって誰にでもあるわけで
それが深くならないためには
やっぱり書をすててマチに出よ!
顔を洗って外にでる。
知らない人にもご挨拶して、ご町内ひとまわりする。
それだけでかなり元気になる。
実に全く、気合ですわ。


本日のコロ介のお弁当には白菜のお浸しが入りました。
みりんとお醤油にカツオブシと小さい干し海老がどっさり。
冷やしたら断然美味しい。


甘辛く炒めた茄子には白ゴマを茄子が見えないくらいまぶして
七味唐辛子を振りました。


ジャガイモはチンして炒めてガーリックパウダーとハーブソルト。
ドライパセリをどっさりまぶしてできあがり。あえてバターは使わず。


サンマと卵焼きと枝豆とフランクフルトにトマト・・
おむすび2種類もナカナカ魅惑的だったなあ・・・



お弁当作ってたらコロ介がつまみ食いにきて言いました。
「おかあちゃまのソーセージの炒め方は最高だわ」
だれがやっても同じじゃないかと言ったら
違うと断言。
こおろぎは上手だそうです。
「札幌で一番上手!いや、中央区で一番!」だってさ。
中央区で一番・・・ってビミョー・・・・・・じゃない?