伸びる時

madam-cricket2007-12-23


なにかをしていて、突然、グンと伸びる時がある。
当然の結果、のときもあるし、予期せぬ時もある。


花ばさみを手にして40年以上たつ。本気で向き合って30数年たつ。
たくさんの展覧会に出品した。だが、こおろぎの生徒さんたちを
その他流試合でもある大きな展覧会に参加することは勧めはしない。
いくつも理由はあるけれど、
「暮らし」を軸にしている以上、展覧会の会場が何より大事。
正当な評価がされるコンペにはこれからどんどん出品したらいい。


時々開催するパーティーセミナーがとても大切なトレーニングの場になっている。
1日限りの展覧会。だがこの場が、実に大きなステップになる。
誰かに見ていただく緊張感、妥協しない勇気、時間との戦い、
ハードな肉体労働・・・
だれもが「アー疲れたっ!」と思う。
でも、本当にその後、何もかもが何ステップも前に進み上に跳びはねている。


この写真のテーブルは生活美学研究コースの7人がとりくんだ。
彼女たちは新聞社のカルチャースクールでこおろぎが開講した
「四季の生活美学」という講座に集った方がたである。当初40名。
1年の約束が2年、3年と続き、カルチャースクールをやめたあと、
自宅の教室で継続。40名中11名が残ってくださっている。
4名は他のクラスである。


花の実習は少なく、冠婚葬祭、生活文化などを中心に学び、研究してきたので
今回のセッティングは初挑戦であった。


でも、見て見て見て!この完成度。
たった一度の打ち合わせの後、みんなで食器屋さんを巡り、手持ちのものを
持ち寄り、緑を選び・・・、ドキドキのうちに当日を迎え、
あっというまに完成させた。



何十年もお花をやっていても、
ああでもない、こうでもないと
テーブルセッティングを学んでも、できないものはできない。


大事なことは、やっぱりイメージの確定と迷いのなさ、
潔さ。そして惜しまない労力である。


メンバーが「先生、いつもこんなことしていらっしゃるんですね、
ご苦労がわかりました・・」と口々に言ってくださった。
そうなんです、こおろぎは年中、探しモノして生きているのです。
考えられないほどの荷物を運んでいるのです。
結果は小さくても、この準備、まさに肉体労働です・・・。


「をとわ」の和洋混在の空間に、品のよい食卓が光っていた。
7名に感謝したい。



さてこおろぎは今ひとつ拍車のかからない日々。焦るばかり。
たった今、スペインのキキから電話。「元気よおー」とのこと。
ま、そうでなければ困る。
コロ介は漫才のコンクール、M1グランプリを見て大笑い。
もー、ホントーに・・・。でもお笑い研究家のこおろぎも
仕事しながらしっかり観た。ま、なにかと残念な結果だった。
決勝に選ばれたのが不思議なグループが6組中3つはあった。
結果、納得の2組の決戦かとおもいきや、敗者復活で登場した
ほぼ無名のコンビが優勝して1000万円獲得した。
審査委員の好みだったと思う。
完全に審査員のツボにはまった勝者だった。
決戦3組で落ちたトータルテンボスキングコングは甲乙つけがたかった。
上出来だった。二組の悔しさがよくわかる。
こおろぎの採点があまりに的中するのでコロ介が褒めてくれた。
やっぱり大学の先生より、お笑い評論家の方がいいのかもね。


敗者復活戦で優勝・・・か。
スケートの浅田真央さんの先日のファイナルもそうだったわ。
最下位から2位に昇った。
コロちゃん、こんなこともあるってことよ。
漫才コンクールで学んだわねっ!


でも思うわ、だから怖いわね、人生。
下積みが長いからいいというのでもないし、
短いから悪いわけでもないし、
結局、最後に残った3組はどれもしっかり練習した結果であった。
それが伝わったのが嬉しかった。
決勝で落ちたコンビは、奇をてらいすぎたり、
新しさや個性にこだわった結果、本来のお笑いの目的を
達成できなかった。
他者の立場に立てない限り、演芸は一流にならない。


さすが中学校時代からの落語研究会育ち。
演芸評論は止まらない。


国会でUFOが話題になるようになった。
もうこの国は終りだ。


UFOがいるかいないかなどどうでもいい。
いたっていい。いなくてもいい。
いないという証明はできないからね。
でもねえ、5次元の世界まで物理学では論じている時代、
UFOがいたとしてさ、
どうしてそれがこのちっぽけな地球なんかを襲う?
何の利益がある?
仮に襲撃されたとしようか。
自衛隊で防げるか?


もう、呆れてモノがいえないので言わない。


日本の知性はどこにあるの?
ホントーの知性は政治なんかにかかわっていないってことよ。



昨日、久しぶりにFMで「マダム蟋蟀の不機嫌な食卓」。
そんな話もしてきた。



今日は2階のキッチンを片付けるまで寝ません。
明日は玄関を片付けるまでごはんはたべません。
アトリエ片付けるまで明日は寝ません。


なーんてね、毎日同じこと繰り返してます。
おヨネっ、奥様はヘトヘトです。
アンタの出番です・・・。


話もどって、この国はUFOが破壊するのではなく、
漫画が趣味だと言い放つ国会議員や、
権力主義の政治家や
嬉々としてUFO語る政治家群が壊すに違いない。


おヨネとこおろぎ、1つの身体で二人三脚。
せっせと働こう。
国を憂いてもしかたがない。
そんな余裕はない。
UFOだってさ。
優先順位考えてモノいいなさいよね・・・


品格以前だったのね。日本の知性を探すのが先決。
そしてこおろぎはお掃除がなにより先決。
お勉強も、お仕事も・・
おヨネロボットに期待したい。

コロ介、ズーズーしくもサンタさんはくるかしら、だと!



わが家は昨年、イスラム浄土真宗になったのでサンタクロースは来ません!
悪しからずっ!