絶望と品格と・・・

madam-cricket2007-11-04


4日、日曜日の函館新聞、暮らしのパレットに尾道の灯篭の写真と文章が掲載されている。文章はどうでもいいがホームページからぜひ写真は観ていただきたい。
装飾に忙しく、街中を埋め尽くしたこの灯篭の全景を楽しめなかったのが残念。
来年は余裕をもって歩きたいと心から思った。

暮らしのパレットが更新された今朝早く、ジャカルタの友人からメールがきた。
素敵な光景だと感動してのメールだった。
遠い友達まで感動させたあのイベントからあっというまに1週間がたった。



こおろぎのジンマシンはほぼ全快。でもステロイドを使ったため、急には薬をやめられず、ジワリジワリと薬離れ。原因がわからないので大酒も飲めず、大好物のチョコレートも避け、なにかとおそるおそるの社会復帰。


ちょっと頭を使う仕事でつらい週末だったが、中学、高校の仲良しの摂子ちゃんと何年ぶりかでお茶をした。お互いにすっかりオバサンになってたけれど、若い頃通った珈琲屋でいい時間を過ごして幸せだった。


それにしても、日本は低レベルで騒々しくはないか。
今日、うっかりちょっと観た昼の番組で亀田さんちの長男がメキシコに行く直前の会見が流れ、それにW田A子がコメントしていた。「敬語できるようになってたのに、また敬語ができなくなっている」といってたけど。「〇〇でな、;・それでな、・△△やしな・・」という語尾の「な」は敬語以前の問題なのであって、「な」を「です」にしたところでそれは敬語ではなく、要するにW田さんのほうが敬語も尊敬語も謙譲語も丁寧語も美化語も区別できていないわけで、残念だった。


怖いお顔の政治家、オザワさんが突然辞任。でもなー、その辞任の弁くらい、原稿みないで言えないものか。
見ながらいってあのつっかかりながらの弁。これもまた、大の大人が情けない。
おもうようにならなかったら辞めちゃうってのって、どうなの?



それにしてもよ、蝶の収集が本職かと思ってた鳩山さんちの御次男さん、
アルカイダのお友達のお友達の何とかとお友達だってとんでもない発言しても
この程度の批判で終わるのは不思議。次々に奇妙な発言しても、お坊ちゃまは
叩かれないですむのかしら。ま、おにいちゃまもまた、ポーカーフェイスで
不可思議な存在だから、実に全く、古い時代の良家のお坊ちゃまって、ホント、
お幸せよね。お幸せなんだから、わざわざ政治の世界にいなくてもいいんじゃないの?
もっともっともっともっともっともっと、言葉にも行動にも一貫性があって
責任のある人材、絶対にいるから。
政治の世襲、どうなの?


世襲といえば林家さんち、こおろぎは残念です。
中学から落語研究会で落語をこよなく愛してきたこおろぎは
こぶ平さんのキャラクターはいいと思いますが、
なぜにこぶ平さんが、正蔵を継げたのか、考えたら眠れない日々でした。
こぶ平さんはこぶ平さんとして芸をみがけばよかったわけで
先代正蔵のあの芸、こぶ平さんとは路線もなにもかも違うじゃないの・・。
それでも名跡ってのがあるので、それもまた、その世界のことかと思っていたら
ああああああああああ
こぶ平さんの弟さんの一平さんが三平さんをお継ぎになった。
三平さんは正蔵の息子さんだとしも、あの個性だったのだから
永久欠番を誰もが望んだはずなのに
実にまったく、落語のラの字の重みも深みもない
若い青年が、本当に芸がないにも限度があるでしょ、それなのに
パパの名前継いじゃって、
あああ、このご兄弟に古典落語を期待はしていないものの
名前の影に、歴史と芸が消えていくようで
こおろぎは悲しいです。


金髪の天才落語家、小朝は三平さんの次女と結婚している。
小朝氏の芸の力なら、そのうち正蔵に値するかと思ってたのは
こおろぎだけじゃないと思う。
そこんとこは血縁ってことなのかしら。
悲しいわね・・・やっぱり。
ココンテイシンチョウ、カツラシジャク、両天才がいなくなった今、
落語ファンのこおろぎは、さみしい限りなのです・・・・。



どんな世界も世襲で繋がっていくのかしら。世襲で歩いてきた政治家が格差社会を批判するほどコッケイなことないわね。中小企業も大企業も、八百屋さんも病院も、政治家も落語家も
世襲禁止したら、かなり格差、なくなると思うわね。
みんな自分の力で学び、仕事を探して、自分で企業するってのだとね。
なにも継ぐもののないこおろぎは、
せめて日本の文化をちゃんと守っていこうと思うだけ。


みのりちゃんが尾道の写真をアルバムに並べてくれました。
この何倍も写真あります。おいおいブログに登場してもらいましょ。


あっ、午前1時10分、HHK、ジャパノロジーが始まった!
ああ、鈴木先生、美しく品格最高、そしてこのパーフェクトな英語。
素敵。この番組、ときどき、喉つまりしそうな英語の学者さんが登場して
つらくなることがあるけれど、今日は最高。先日、美術評論家の伊藤さんも
ネイティブの英語で感動したけれど、こうでなくちゃね。
鈴木先生、お人柄が表情にも言葉にも表れていらっしゃる。


素敵といえば、日曜日術館に画家の田村能里子さんがゲストででていらした。
こおろぎは田村さんのファッションをいつも惚れ惚れと眺めてしまう。
どなたかのデザインをいつもお召しになっていると聞いたような・・・
美しい女性で、個性的で品のあるお召し物、お話振りも素敵。
こおろぎは日本人ではこの田村能里子さんと、塩野七生さんをお手本に生きていこうと思っている。シンプルで洗練されたファッションと居ずまいは、こおろぎのような
雑種雑草には到底到達できないけど、理想の女性像なのだ。
今テレビで微笑む鈴木先生も、ああ素敵。紅葉のお話をされるのに
シックな装い。大人ってこうじゃなくちゃね。


品格という言葉が一人歩きしている。
さて、品格ってなんでしょう。
結局のところ、ハウツーモノで学べないという結論でしょうか。
品のあるアクセサリー、品のある装い、というのはお手本で学べるかもしれないけれど、表情と口調、物腰ってのはむずかしい。
中身、ってことか。こおろぎはライス国務長官のあのファッションも姿勢も大評価しているのだけれど、それも彼女の生まれついた資質がにじみ出てこそのアクセサリーとファションだと思えてならない。そしてあのスタイル。あああ


品格とはなんでしょうか。タダのものは受け取らないとか、礼状はすぐに出すとか
そんなことではどうにもならないんだわ、きっと。女の品格の筆者は実にチャーミングな先生である。独特のオーラがある。だからオレンジ色のジャケットにピンクのコサージュでもいいってことかしら。長めの黒いスカートやこおろぎも負けそうなミニスカートに黒いストッキングってのも、彼女だからOKなので、中途半端な高さのハイネックに真珠のネックレスというのも、こおろぎなら娘達に大批判されそうだけど、あの知性と教養、ご経験と実績あればこそ、すべてが貫禄に見えて、ゴージャスに見えてくるということなのでしょう。先日トーク番組の坂東先生を拝見して
そのオーラを分析してため息をついたこおろぎでした。

さ、真夜中です。新しい一週間がすでにスタートしている。あああ、鈴木先生、素敵でした。こおろぎも見習って今日からちょいと変身してみちゃおうかしら!
たくさんすることはあるけれど、忙しいなんて言わないっ!
大人らしく品よく暮らすって・・・・具体的にどうしたもんかしら・・・
とりあえず、真夜中なので寝ることにします・・・