お気に入り・・・

madam-cricket2007-11-03


この一年通い詰めている店がある。高いので自腹ではない。
食べることに命をかけている義父のお財布で通っている。


そこで出会ったワインにどっぷり惚れてしまったこおろぎ。


大地真央さんご夫妻が朝からシャンパンだと聞いて
久しぶりに嫉妬したほど、実はシャンパンが大好物。できるなら朝からシャンパンで歯を磨き、シャンパンシャワーを浴びて水筒にシャンパンを入れて大学に行きたいほど
シャンパンがいい。

そしてワインは赤。誰がなんといっても渋いカベルネがいい。
そのこおろぎがなんと白に惚れてしまった。


お店のマネージャーが以前から薦めてくれていたのに、
だいたい白ワインで料理がまずくなることが多いので
二の足踏んでいたが、このたびカブトムシと挑戦。
理由は単純。ボトルに鮭の絵。「サーモンラン」という。
「先生、研究室にボトル飾っておくだけで素敵ですよ」と言われて
単純なカブトムシがオーダー。
あら、美味しい。あらあら、いいわいいわ・・・



ニューヨークのワインである。フィンガーレイクのワイナリー。
ドクターコンスタンティン フランクが開いたワイナリー。
ドクターフランクラインと、シャトーフランクライン、そしてセカンドラインとして
サーモンランラインシリーズがある。こおろぎは鮭のラベルの「SALMON RUN]シリーズのシャルドネに挑戦した。いやあ、美味しかった!こおろぎが2杯白ワイン飲むなんて珍しい。北海道で扱っているレストランはうちだけです、とマネージャーもニコニコ。
カブトムシも大喜び。帰宅してすぐに調べてみた・・。


そうしたら、サーモンランに関するブログがいくつかでてきて
頭にきた。ドクターフランクラインに比べたらぜんぜんダメだとか、
渋いだの甘いだの・・・。


もっとも、ワインは体調で味は変わるけれど、渋くなどないし甘くもない。
実にさらりと楽しめたし料理にもぴったりだった。
なんだか意地になって調べまくったこおろぎ。あっというまにニューヨークワインの専門家になってしまった。
ああいやだわ、ワイン語る奴って苦手。美味しいものは美味しい。
あーでもない、こうでもないとうるさい。そもそもワインなど形容詞を酷使したって
語れる味ではない。繰り返すが美味しいと思うかどうかである。
値段で振り回されてはいけない。立て爪のダイヤのリングと同じで
価格=価値ってのが情けない。
さらにニューヨークワインを調べていたら、やったね!新宿のパークハイアットの最上階のニューヨークグリルで「サーモンラン」シリーズの特集さえ展開している。
ほら見ろ、おいしいんだから!
ま、最高は「サーモンラン」のリースリングらしい。いつか出会える日を待ちたい。

と、ワインを語る人間が苦手なのになぜか「サーモンラン」にこだわってしまった。
どこかのしたり顔のオッサンにけなされてたからに違いない。
でもその後、褒めた解説にどっさり出会った。

こおろぎは実は今忙しい。前回ジンマシンが出たときと同じ仕事が舞い込んで
締め切りもある。その逃げ道でドクターコンスタンティンフランクのワイナリーを調べたりしたのかも。弱いわねえ・・・こおろぎ。


とはいえ、札幌のクリスマスは「サーモンラン」、こおろぎんちのハウスワイン
サーモンランに決定。もう2本、気になるワインがる。お気に入りリスト急ごう。

さてテーブルに水月昭道著の「高学歴ワーキングプア」と言う新書がある。
サブタイトルは「フリーター生産工場としての大学院」とある。
ひえー、誰が買ってきた?カブトムシ?あああ、悲しい。これはこおろぎのための
本だわね・。でもちゃんと読めそうもない・・・。涙でかすんでしまいそう。
こんなに頑張って勉強して、博士になって、しかもこの不安定さ。


みんなが大学院に行く時代、これは「いい人間」にいい仕事が廻ってくるのではなく
やはり優秀な人間にしかお鉢はまわってこない。運もある。だが
実績がない人間には絶対に未来はやってこない。
だれもが大学院に行きたがるが、数年前から状況はかわっている。
カブトムシも学生たちのことを考えてこんな本読んだのね。
あああ、こおろぎもこれからのこと考えよう。


美味しいワインを見つけたのはなにより。


エコール・ド・フルール専用のサイトがないので
エコール・ド・フルール札幌のクリスマスの日程のお知らせです。場所は今日はあえてかきません。あっという空間。直接アナウンスします。12月16日、日曜日。11時半から14時半まで。
日程だけあけておいてください。ご満足いただける空間とお料理を保証します。
こんな機会ありません。本州方面のみなさまも絶対感動の空間とお料理ですからぜひぜひぜひ!花装飾の機会もご用意します。


さ、今日はむりしないで寝て、明日朝仕事しよう。
そして真夜中はジャパノロジーを必ず見ましょう。

ちょっと珍しく予定たっぷりの一週間になる。
どっさり学ぼう。どっさり書こう。
忙しい、という言葉は絶対に使わないことを決めた。
つらい・・・と口にでそうになったら
あー楽しい、と言ってみちゃおっかなー。
忙しい忙しい・・・と言いそうになったら
暇だなーって言ってみよっかなああ・・
その方がストレスになるかもしれないけど、
忙しいだの大変だのっって、口にだすとどんどん周囲を巻き込んで
しんどくなる。
新しい花型も突然浮かんだ。夢の中でである。
いいぞいいぞ、やっぱり忙しいほうが楽しいし、忙しい方がいいこともどっさりある。
あー楽しい楽しい、時間はたっぷりある!
今夜4日深夜真夜中は素敵な鈴木先生ご出演のジャパノロジーがあります!みなさん
NHKをご覧ください。新聞確認の上ビデオ撮ってでもご覧になる価値ありますよ、きっと。
追申:サーモンランの隣のにぎやかな煮物はあえて3人分盛りつけた大蜆とお芋の煮物。北海道にアサリのような蜆があるのがびっくり。最高の味だった。だが
こんな美味しいもの食べてるとき、カブトムシったらさー、「これは4倍体かなあ・・染色体のどこそこがなんとかで、なんとか細胞がどうだかなんとか・・・」って
もー、何食べてもDANが見えるらしいよ、彼・・。