シナモンな朝

madam-cricket2007-10-21


昨日、シナモンスティックを作っているところをテレビで初めて見て驚愕。
緑あおあおとした木の幹の、皮を剥いで重ねて干す。手元のシナモンスティックを
眺めればなるほどその通りだが、あらためてあおあおした茎をみて、なんだか感動してしまった。


枯れてこそのあの香り、いいなあ・・・、すごいなあ・・
考えてみれば
すべての香辛料が、枯れた葉や、種。
すごいわすごいわ、すっごいことじゃないの?


人間なんて枯れて干したってどうにもならないのに、
植物の力ってすごいんじゃないの?


昨日のお昼はパンケーキだったのだけど
大好物のバターも控えているこおろぎは
メイプルシロップにシナモンシュガーを降りかけて食べた。
ひゃーっ、おいしかったわね。
そんなパンケーキには、珈琲よりやっぱり紅茶。
それもアッサムなんかが合うから不思議。



夕べ思い立って鶏肉を黒酢で煮てみたのだけど、
今ひとつでした。
理由はねえ・・・下味不足と思われるなあ。
このところ薬膳のことちょっと調べてるせいかしら
ちょっと引き算しすぎたのか・・。
塩胡椒して焼いて煮る、という基本だからまずくはないけど
何かが足りない。バルサミコ酢ならもっと浸みたか。
ハチミツの入れすぎか、いや、もしかしたら、
鶏肉自体がまずかったかもしれない。
最近痛感しているのだけれど、鶏肉がまずい。
おいしい鶏肉が少なくなっている。
鶏肉は完全に肉屋を選ぶ時代になった。
お醤油かけて食べてちょうどいい、というのは失敗だってことだわね。



写真はクスクスの具。
香辛料の力をあらためて再確認。



日曜美術館を観ながら、原稿書きつつ、脚もとは体操しながら
耳はボサノバ、右手に珈琲。
今朝もこおろぎは忙しい。
今朝の珈琲はキリマンジャロ
器は津軽焼。学生時代に買ったカップ
さ、今日も ラッリッルッレッロッっと乗り切りましょ。

それにしてもシナモンの存在っていいなあ。
紅茶にワインとシナモン入れて飲むのもいい。
そういえば川島なおみさんのご愛犬のお名前はシナモンだったかも。
糸井重里さんのご愛犬はブイヨンである。
荒井こおろぎさんちの世界で一番カッコイイご老犬だったのは
言わずとしれた健犬(ケンケン)だった。
最後が「ン」終わるのって
愛称として重要なのかもね。
リンリン、ランラン、トントン、カンカン・・・

どうでもいいことに朝から感動してないで
サッサ働こう。

料理原稿の試作とはいえ、
朝8時におこされて
ラム肉のサンドイッチ食べさせられたコロ介はかわいそうだった。
香辛料を数種類入れてみたものの、やっぱりラムはラム。
最終的にケチャップ入れてほっとする、というのがこれもまた
日本人の味覚か。
味には最高の舌を持つコロ介が、ラムのサンドイッチ以上に褒めてくいれたのが
柿のレリッシュ。生のタマネギが苦手なコロ介がどっさり食べた。
だから「料理」はおもしろい。何一つ調味料を入れていないのに、
とんでもなく美味しいと言った。柿と生ハムの絶妙なバランスか、
パセリとタマネギのバランスか、いや切り方の妙か。


考えること、試すことはどっさりある。
さ、防衛費問題を聞きながらお仕事お仕事!
リンリン、ランラン、ルンルン、アンアン・・
らりるれろーっ!