お病気気分

madam-cricket2007-09-11


大掃除なんか始めちゃうから、台風は来るしコロ介は太るし、とうとうこおろぎは本当にダウンした。口内炎かと思ったのはどうやら奥歯の炎症が原因らしい。昨日レッスンの後、20年お世話になってる主治医は飛び入り無理だから、初めての歯科に行って発覚した。だけど直感。衛生士さんも先生もどうにもこおろぎとは相性が悪そうに思えて、勇気を振り絞って、治療をお断りした。あえて書かないけど、理由はある。
いやー、勇気が必要だったわ。20年来の主治医にご相談してから・・・とかなんとか言ったのだけど、これって普通、心優しい人は言えないんだろーなー。
でもこおろぎはね、「多分」という説明で奥歯の冠はずして大工事などできません・・・。セカンドオピニオンとかサードオピニオンなんてやっぱり難しいかも・・・。こおろぎしか患者さんのいないさびしい歯医者さんから逃げ帰ってすぐに主治医に電話。3週間予約は入らないといわれた。ど、ど、どうしよう・・・


「上顎が痛くて大変なのよ」といつもこおろぎを担当してくれるミス日本に推薦したいほど美人の衛生士さんに訴えた。
「そうおっしゃっても、無理は無理なんですよ・・すみません」
「でも激痛激痛!そんなに待ってたらきっと死んじゃうかもよ」
「まさかあ!」
「ホント!すっごく痛くて、熱もでてて・・」
「じゃあ先生にもう一度聞いてきますね」
「死にそうだって言ってちょうだいね」
   ややあって・・・
「金曜日の夕方ならなんとか・・」
「嬉しい!でも・・・金曜日にはもう手遅れかも・・それほど具合悪い!」
「じゃあ・・・・ちょっと待ってくださいね・・無理だと思うなあ・・・」
   ややあって
「水曜日にほんの10分くらい隙間つくってくださるそうです!」


奇跡は起こる。この強引さ。ちょっと反省。それにしても天下の名医、老いてまだこの人気。
衛生士さんの教育もすばらしいので有名。たとえ切られても抜かれてもあの先生なら納得。



災いは続いて、30枚のエプロンにアイロンかけたときのヤケド、小さかったのであなどっていたら、皮がむけてしまった。が、しかし台所仕事がどっさりあってバイ菌にアタックされたらしい。痛い!


さらに昨日から体がだるい。痛い。鎮痛剤を飲んだらもっとひどくなった。


昨日は食卓美学コース(写真)で盛り上がり、午後はタカギ先生のコミュニケーション塾、夜もコミュニケーションの打ち合わせ等。なんとかこなせたのだけれどその後ダウン。今日は朝8時から18時までずっとパジャマのままソファーでパソコン。寝たら全く動けなくなりそうで、かといって動くとつらい。図書館にも大学にも行けない。
ただただネットでいろんな調査開始。
夕食の買い物にでかけてもふらふらする。これはもう、口内炎と歯肉炎と何とか炎が合併してバイ菌マンが大量に脳に廻って、左人差し指のヤケドも化膿してとうとう左腕に
炎症がひろがったところに、かくれていたロマンチックな持病が発病したに違いない・・・、ああ、あんなに元気だったのに・・・


と、ここでおヨネではなく、コロ介が切れた。
「あのさー、とっとと病院に行きなさいよ!んもーっ、うるさいんだから!
私がどんなに具合わるくても、いつだって気のせいだの、コンジョウないだのって言うじゃん?ははん?
ちゃう?
んもー、イイトシして大げさなんだから!」
コロちゃんの言うとおりです。
ママにもしかられて夜8時までやっている、お向かえの大名医の医院に走った。



「先生、死にそうなんですけど・・」
「また?」
「ホントです」
「そうでしょう、そうでしょう」

結論。歯は歯医者さんへ。指はお薬ちょちょいとつけてくださって
からだのだるさは血圧80−40のせいだって。
夜8時に上80ってことは日中はつらくて当然ですよ、あっはっはっ!だってさ。

「お薬は?」
「ない」
「つらいんですけど」
「しかたないね」
「すっごく具合わるいんですけど」
「80−40でこんなに元気なんだから大丈夫じゃないの?」
「おっかしーなー・・・」
「ホントに動けなくなったら治療しましょう」


これを名医という。


でも指にしっかり包帯。パソコンが不自由。だけどちょっとお病気気分。


そんな低血圧な1日だったけれど、こおろぎの脳は大活躍してしまった。
じっとパソコンに向かって集めた資料と情報は莫大。
でも多くの学者がきっとそうなのだと思うけれど、世の中には凄い研究がどっさりある。
知れば知るほど落ちこむのも確か。


今月中にスタートしなければならないいくつかの論文、さて、新しい何か、新しい方法ってどこにあるのだろうか。


食卓の神、お皿の上の神・・そのあたりだろうか。
浮ついたテーブルセッティングではなく、「意味のある」食卓装飾、
あーもー、ここまで見えているのに、つらい。


日本は凄い。今日の結論だ。そして日本の美の影には日本語がある。
これも今日の結論。
左指の包帯が痛々しいので本日はこれで閉店。
明日はまたおヨネに一仕事してもらおう。
小さい写真は今床に広がっている折敷やお盆。ほんの一部だけどこの何十倍もわが家のどこかにあるはず。倒産した温泉旅館じゃあるまいしなー。
おヨネ、頼むよ・・・がんばってね・・・