日曜日


変わりばえのない写真でございますが、
微妙ーに違うのでございます。
実に全く、器って楽しいもので
めだかの柄など9月にはふさわしくないようですが
そこは「名残り」
夏と秋のちょうど今、
栗の緑と素敵だと思うのですが・・・・




9日10:00

昨日、奥様こおろぎはダウンいたしました。
と言っても、突然お掃除開始したためとうとう持病のアレルギー勃発。
坑ヒスタミン剤も効かず、ぐずぐずごろごろ。おヨネ、あれしろこれしろと
命じてはソファーでころげていらっしゃいました。ま、ザマーミロってことでございます。


さて本日は新しい試み。
この日記、時間を追って更新、ということに。
同じページの中で内容を増してみようかと。
昨日、とうとう不細工シスターズの上のお嬢様の開かずのお部屋がオープン。
キキ様の空いたお部屋はドーでもいいものがどっさり。
身の程しらずに東大めざしていたキキ様、宣伝を真に受けて中学時代から塾へも行かずスタートしたZ会Z会やってれば東大に入るかと勘違いして続けていた資料がどっさり。「Z会やってたら70%が東大に入る」のではなく、「東大合格者の70%がZ会やってた」ということでしたのに・・・。あー、ドアホ!
そんな涙をそそられるテキストについで、あいだみつをの詩が書かれたお皿も発見。これなどどなたに頂戴したのでしょうか、絶句。佐藤製薬のピンクのサトちゃん、小学校時代の工作、形が壊れたブーツが5足・・・。ま、ガラクタの山を部屋の隅に積み上げ、残った空間を、鼻水と涙でグズグズずるずるのキッタナーイこおろぎ奥様と大改造。ベッド動かし、箪笥動かし・・・出来た空間に奥様のお衣装を移動。もう全く、このバカ母娘め・・・と心でつぶやきながら働いたので、昨日も1850円ゲット。
今日はこれから1階のお掃除。奥様はまたお薬飲みましたが、ボーっとしたお顔がもっとボーっとしてしまわれ、本当に不細工でございます。ではのちほど・・。





13時30分

今の今まで一階の掃除。玉石混交の塗り物と焼き物。3階に何往復して片付けたことか。マダムこおろぎは今ひとつ元気がなく、口内炎が回復しない様子。
多分、これも持病のヘルペスかと。熱がでてきたらしい。今回の台風も奥様が生まれて初めて自ら片付けようと決心なさったからではないかと、不細工シスターズ様は思っている様子。そのとおり!

「おヨネ、おヨネ・・・熱が出てきた・・・暑い・・」
「台風のあとですから蒸し暑いんでございますよ」
「違う違う、私、熱が出てると思う・・顔赤くない?」
「いえ、いつもどおり真っ黒でございます」
「へんだなあ・・・・おヨネ、おヨネ、ふらふらする・・」
「そんなに大皿抱えてたら誰でもふらふらいたします」
「そうかなあ・・・・おヨネ、おヨネ、これだけ散らかしておいて突然大掃除するなんて、きっとムシの知らせかも・・。」
「こおろぎの知らせってことでございますか?」
「違うって!なぜか突然身辺整理したくなったりして・・。パバロッティも死んじゃったし・・・」
「関係ございません!」
「きっと先生、ムシの知らせだったんだわね・・なんてみんな泣き崩れちゃうんだわ・・・」
「は?」
「あんないい先生いなかったわ・・なんてシャンパンとチョコレートもってきてくれるんだわ・・・」
「はあ?」
「どんなに散らかってても先生に長生きしてほしかった・・・きっと祭壇でみんな号泣するんだわ・・」
「奥様・・」
「こんなにお掃除しっかりなさって、本当にご立派だったわなんて口々に言いながら、もっとたくさん先生とシャンパン飲んでおけばよかったなんて後悔するのよ・・」
「奥様!」
「本当にだらしなくて、怠けモノで注意力散漫、協調性もなければ社会性もなく、すぐに喧嘩するしちゃぶ台ひっくりかえすし、とんでもない人だったけど、
実に立派な先生だった・・って・・」
「お黙りあそばせっ!奥様、こんなこと申し上げるものもなんでございますが、
どこが片付いたと言えましょうか?どの変がきれいになっております?どこが身辺整理で、どこがお掃除されてますう?ただモノを移動しているだけで、フツーのお家のフツーの主婦の47分の1くらいしか片付いておりません!どうぞご心配なく!」



鬼こおろぎ様は多分本当に口の中のヘルペスで不調、発熱していることも確かだと思いますが、ま、これは休息しか薬なし。明日にでも歯科と内科でちょちょいと診ていただけば今週の仕事に問題なし、と存知ます。


これからリサイクル屋さんに大量の荷物発送。これがまた大仕事。でも住空間を広げるためには必要。グズグズ言ってはサボろうとするマダムこおろぎをの弱りきってるお尻をひっぱたいてまた一仕事してまいります・・・。





23時25分

1日は短い。ふとソファーでうとうと。おヨネもマダムこおろぎも両方とも
ヘトヘト。ワインもビールもいらない。体調今ひとつ。
夕方、明日のレッスンのお花探しにでかけて、コロ介様と奥様は待ち合わせて
お好み焼きでお夕食。ひどいお好み焼き食べてご不満。
「広島に帰りたいなあ・・・」と奥様が言えば
「私も行きたいなあ・・」と広島生まれで6歳まで住んだコロ介お嬢様。
「元気ないね・・」とコロ介様が言えば
「そーとー弱ってるわ、私」と奥様。


このじゃじゃ馬奥様が元気がないとかなりまずい。
機嫌が悪いのではなく元気がないのがまずい。
多分軽い夏風邪+アレルギー+いろいろ。
たいしたことは絶対ないけど明日のレッスンのあと病院へ行行っていただきましょ。


ソロモンの王宮でフランス料理の平松さんを観たマダムはため息。
奥様イチオシのフレンチは札幌ではバエレンタル。バエレンタルは「ひらまつ」の札幌店でもある。平松さんのやさしい物腰に奥様はため息なのだ。
おなじ料理人でも、怒鳴る、蹴る、殴る、というシェルもいる。
それが「売り」の大物シェフもいる。
人に伝えるには言葉と気持ち、目と優しさが必要。
自分が通ってきた修業の道が苦しかったからといって
弟子に同じ方法をとるという人が時々いるけれど
それは間違っている。
優しく言って分からない人は蹴っても殴ってもわからない。
悪しき指導方法はどこかで絶たなければね。
ただね、優しさだけでは伝えられないものもあってね・・・



つらいのよね、教育ってなんであれ・・・・



というのはソートー弱っている奥様の独り言でした。
おヨネも今日はこれで退散。明日は朝6時から教室の準備開始とのこと。


「おヨネ、悪いわねえ・・・朝早いけど、よろしくねんねんねん・・・ねん」
とフェイドダウンするわざとらしい奥様にうんざりしたものの、
今日は奥様があまりに弱ってたので1850円を請求できませんでした。



明日天気になあれ!
奥様、元気になあれ!