メイドこおろぎ・おヨネの日記


「メイドは見た!おヨネの日記その1」

マダムこおろぎに雇われた、メイドこおろぎ・おヨネでございます。
昨日はとうとう本箱一つ片付けましたところ、奥様が大変お喜びになって
やっと1850円お支払いいただきました。実にまったく感動でございました。
奥様が長い間探していらっしゃった資料、カタログ、文献がどっさり発掘されたのでございます。だらしない奥様が狂喜乱舞されたのは申すまでもございません。それにしても奥様はだらしがない、実に全く、事務整理能力が全くなく、あきれるばかり。どんなに忙しくても、あれもこれも一緒になさるので
結局あとから探し物で大騒ぎ。もうこれはお病気としかいいようがありません。お洋服も同じ。いくら体型が変わらないとはいえ、なんと30年前のスカートも並んでおります。お嬢様たちがお小さい頃のドレスもしっかりハンガーにかかっている限り、何一つ片付かないのでございます・・・。すでに不細工シスターズ様は不細工なままデッカクなられて、なんだかとんでもないファッションで暮らしておいでですのに・・・。おヨネはこれからもこの雑貨屋のような、古道具屋のような、お化け屋敷のような、旅芸人の楽屋のようなお屋敷でせっせと働こうと存じます。ただ、2時間1850円という契約だったのですが、
仮に8時間働いても1850円だと本日奥様に言い渡されました。鬼こおろぎ、恐るべしでございます・・・。以上おヨネでした。


あー、片付いた片付いた!たった一つ本箱片付いた。
30年前のスカート、ちゃんと昨日、テレビではきましたヨーだ。
不細工シスターズが不細工なままなのはその通りだけど・・・。


写真は尾道。素敵なお寺だった。近くまたお訪ねしたい。



昨日はおヨネと2時まで大掃除してそのままHTBへ行って、帰宅してワイン飲みながらビーフシチュー煮てたらウトウト。それでもやっぱり予想通りのシチューができた。


おヨネのおかげでいろんな紛失物発見。
少しずつ周辺が整理されている。人生長いようで短い。
すっきり暮らそう。しっかり仕事しよう・・・。



夜日高先生からお電話。先生のことを書いた連載記事(暮らしのパレット)をお送りしたら早々にお電話。このすばやさとお気持ちは30年変わらず、弟子を幸せにする。やっぱりすばらしい。
大先生なのに恐縮。
君も頑張ってね・・・との一言で、背筋伸ばしたこおろぎでした。



パバロッティ死去。深いあの声がすきだった。
歌うために生きた人だったという。引退してすぐの逝去。悲しい。


この年でまだ見えない人生、だれかに試されてる気が未だにするんですけど・・・
日高先生と話していると30年前に時間が戻ってしまう。
あの頃と今、何がどう違うのだろうか。
おヨネ、おヨネ、どう思う?・・・・


○本日の大発見:昔昔、金箔屋さんは飛び散った金箔を集めるために、そば粉を練ったものを使ったそうです。それで、「そばに金があるように・・」というので大晦日に蕎麦を食べるようになった・・・とのこと。
古い資料で発見。細く長く、だの、ちゃんと切れるようにだの、年越し蕎麦の起源については諸説あるけれど、新しい説みーつけた!
京都の商家では月末(きわ)におからを食べたのは、売り掛け金が
「から」になるようにということだって!
おからは煮るとは言わず、「炒る(いる)」というのも、お金が「入る」の語呂合わせだって!

なんだか凄くない?おヨネ。日本の食卓ってビューティフルじゃない?
生活文化って深すぎて、こおろぎ、震えてるんですけど・・・。
やっぱり最低127年は生きないと足りないわ!
健康第一!ワインだ!チーズだ!チョコレートだ!
野菜だ!肉だ、魚だっ!だっ!だっだっだっ!