真夜中のカボチャ


暑い暑いと言っているうちに8月が終わりそう。
クリスマス用のデザインのカタログが届いた。あわてる。
チェコのカブトムシから電話。学会開催の町は考えられないほどの田舎とのこと。いままで行った海外のド田舎をいくつか挙げたところ、そのどこよりも田舎だという。湖畔のロッジのような施設らしい。一時間近く歩いて水を買いに言ったという。ひっひっひっ。チェコまで行ってご苦労様。なんとなく嬉しいこおろぎ。


まるでスランプ、無気力状態だった夏だが、夏休暇終えて教室開始(写真)。
突然意欲満々に復活。
今回から盛り付け研究開始。懐石料理専門のカブトムシのママが
残した食器を生かそうと決意。でも今回は私が集めた器ばかり。
カボチャが食べたくて上手に煮る方法を考えてあれこれしていたら真夜中。
でもやったね、お鍋とレンジ両方使って今夜は成功。猛烈に幸せ。
明日のレッスンで使おう。



「コメを選んだ日本の歴史」(原田信男・ 文春新書)を読み始めた。学生の行儀意識調査をしたとき、
ごはんを残さない、というのと別に「米粒をひとつも残さない」という答えが少なくなかった。おコメと米粒、って微妙に見方が違う。日本人にとっての米とはなにか、という疑問は大きくなるばかり。どうしてコメだけが聖なる地位を獲得できたのかという著者の疑問、興味深い。


政治がおもしろい。といっても斜めにしか見ることができないこおろぎ。
Kさんが辞めたのが残念。彼女のファッションには大いに注目していた。大臣になってからは、いっそう力が入っていた。
政治理念はさておいて、彼女はほかの女性議員とは全く違う着こなし上手。
うっかり当選してしまったおばさん議員たちの「変形襟」の原色のスーツとはデザインも素材も全く違うし、着こなし方が違う。
何より彼女のネックレスはどれもすばらしくイイモノなのだ。
思わず価格を想像したくなるようなものばかり。これも普通のキャリアウーマンは真似できない格の品ぞろえ。政治家って儲かるんだなーといつもネックレス見てはため息ついてるこおろぎだった。ライスさんを意識してたかなー。でもライスさんには勝てない。ライスさんはさり気なく装えるけど日本人は無理。女性が洋装で並ぶときは明治以来ずっと「豪華さ」でコンプレックスを補ってしまうので気負いと気合が邪魔をする。
そもそも足の長さがぜんぜん違う。洋服はゲルマン系の体型に似合う衣装。だからこそ、私たち日本人はジャケットとスカートの丈を吟味しなければならないのよね。Kさんが消えたのでちょっと観察する楽しみがなくなった。レンホーさんの白しか着ない心意気はちょっと重いしなー。Iさんのお姫様ヘアーとドレスも最近みなくなったし、K山さんの聖子ちゃんカット崩れみたいなヘアースタイルに怖い顔は本当に怖いしなー。


たかが外見、されど外見。こおろぎは太り気味をなんとか脱出しつつある。
でも今日女子棒高跳びの女王イシンバエワを見て驚嘆。なんという美しいバディーなの?沢尻エリカを意識していたけどイシンバエワを目指して筋トレすることにしよう。彼女の記録への挑戦がすばらしかった。あの自信と悔しがり方と笑顔、ナンという美しさ。あの腹筋。今日からがんばろー!


もっと頑張ることほかにあるんとチャゥ?というコロ介の声が聞こえそう。
コロちゃんもどっさり大きくなってしまった。
来週、学校で卒業写真を撮ると大騒ぎ。「プチ整形ってすぐできる?!」と聞かれたけど・・
コロちゃん、「プチ」では間に合わない、「プチ」では不足よ。
ほんのちょっとの修正ではコロちゃんの場合はどうにもならないの・・・・。
不憫だわ・・・・。


和食研究、続行。真夜中にカボチャのお味見。つい食べすぎ。
イシンバエワは程遠いかも・・・