夏休み特別企画コロ介日記VOL1


わが家で一度に作るラタトゥイユの材料。中華なべに1杯分。
ナス5個、ズッキーニ4本、ピーマン各色6個・・・・

暑いっ。

なんだか忙しい。時間に縛られていないのに忙しい。


採点してはため息ついては採点しては掃除をしては採点しては珈琲入れては採点してはビール飲んで・・という繰り返し。やっと1クラス分の生命科学170名分が終わった。
同じテーブルでやっぱり採点していたカブトムシがこおろぎの作った問題みて「なかなかいい問題だ」と言った。でしょ、でしょ、でしょ。でも採点がつらい。
採点は生命科学があと1クラス分と食生活論が170名分残っている。合計したくない数。カブトムシも昨日からH大獣医学部で集中講義。みんなヘトヘトで頑張っている。
こおろぎもせっせと作業開始。



この時間のないこおろぎさんちで、先日夜急遽友人が集って真夏の饗宴が開かれた。
忙しい中、たまたま偶然集えてしまった大人7人。受験生コロ介も入れてやった。
「じゃー、コロちゃんの来年の合格を祈念してカンパ―イっ」とのんだくれ大人どもが叫べば、「いやなプレッシャーだなあー」と不満げなコロ介。
フツー、受験生のいる家って、子供のために協力するものかもしれないけど、甘い甘い。
そうはいかない。受験はコロ介の通る道。応援はしてますけど・・騒々しくてすみません。


あっ、以下、コロ介が書き込んだ!一大事だ!

日記書きかけて仕事して、パソコンにもどったら以下が書いてありました。
昨年は作文コンクールの女王状態で文部科学大臣賞とったコロ介だけど、
さてそれほどの文章力ではないね・・・と削除しようと思ったけど
削除するのも「縁起」悪いので載せてやろう。母のブログに登場しようという度胸を評価してやろう。


<夏特別企画:@コロ介日記 VOL.1>

受験生の母は普通、夜食を運んでくれたり静かに見守るのが定番ではないか。だが我が家は違う。来春の高校合格をめざして1日24時間では足りない受験生・とりわけコロ介は毎日時間カツカツでフル活動しても足りないのに、わが家では親はいつも自分中心。忙しい仲間が多いのでタイミングがあったらすぐに集まって大騒ぎする。イイトシをしてである。朝3時までなんて普通。このあいだも大の大人7人が夜8時から宴を始め、真夜中解散。大学生のノリだ。

今年も合唱コンクールの伴奏をするコロ介は時間を見つけては練習しているのにそんな時にかぎって母が寄ってくる。弾かせろと迫る。ショパンでもバッハでもなく、自分の大好きな『津軽海峡冬景色』から『青春アミーゴ』までメドレーで弾いて歌うのだ。しかもなぜか弾く曲はすべて、ソから始まるなんともいえない不快感の残る音程で弾く。大声で歌うし、実に情けない。中学の校歌の練習をすればデッカイ声でそばで歌う。先日も玄関に宅配便のお兄さんが立っていたのに気がつかず、3番まで熱唱してやっと気付いたという情けなさ。「お上手ですね・・」なんて言われて、あーはずかし。



私がハマッているイケメンばかりが出るドラマを見ていると、『イヤぁ、小栗君より水嶋君の方がいい〜♪』と女子高生的発言をし、ドラマの展開が読める才能を持つ母は結末を私に伝える。何度『うるさい』と言っても得意げに推理して当たったら大喜びする。気分は高校生らしいけど、そろそろ気付けよ・・・。なんでドラマのメンズたちの名前、全部しってんの?おかしいでしょうが・・・。


めずらしく洋服かってくれたと思ったら、かならず言う。「貸して!」
妙に気前がいいと思ったらぜったに自分で着られるような洋服なのだ。
アホなコロ介も最近やっと気が付いた。でもさすがに15歳に買ったものを
着るのは気がひけるのか「似合う?」「変?」としつこく聞く。
似合わん、とか変、とか答えたら猛烈に怒るし、手に負えない。


母の武勇伝は山のようにある。いっしょに出かけるとなにか必ずトラブルが起こるし、
私は身がちじむ。
コロ介の告白は続く。これから塾なのでひとまずこれで。次回をお楽しみに。
母よ、一つ言っておく。
あなたの声は自分で思っている以上に大きいし、
あなたは一応受験生の母なのだ。ま、この野放し状態の親子関係が楽っていえば楽かも。




ー以上ーコロ介でした。


言葉がない。いいたいだけ言えばいいさ・・・・ハハン・・・・