やっと雨が降った。これで農作物は元気になるだろう。
日曜の夜から不調だったキキ、月曜日にはぐったり。39度の熱。胃腸不調。
いろいろなお医者さんがいるのに家の向かえのO医院が開くのを待つ。O医院は午後1時から夜8時まで。脱水もひどく、歩くのもやっと。小学校のときから病院など一人で行かせる母だったのにあまりの衰弱で今回はついていった。O先生はやっぱり名医。60才くらいだろうか。絶対の信頼。


小児科の名医だった先生の聴診器は魔法。おなかの音を聞き、気管の音を聞き、彼女の不安を解決。症状を聞いただけでどっさり投薬するところが多い中、O先生はいつも1回分とか2回飲んでみて、と本当に薬が嫌い。最小の薬で快方に向かわせてくださる。その先生がキキに絶食命令。そして点滴。風邪からの腸炎と高熱。でも指示通りにして水曜日の今日はお粥食べて大学へ。やっぱりO先生はいい・・・。キキ、しみじみ感動。


午後大学。某学部長によびとめられる。「先生、学生がずいぶんご迷惑をかけているようですから出席番号順に座らせましょうか?」と言われる。うるさい学生に我慢できず、爆発しつづけた件が学部長の耳に入ったらしい。事務室のま向かえの大教室でマイク使った授業だからなあ・・・。つまり13時から18時までの授業全部聞かれてるってことか・・・。「ふざけないでよっ!」「出て行きなさいっ!」「名を名乗りなさいっ!」等々の怒涛が誇張されて学内に響いているらしい。「荒井先生はうるさい」「荒井先生は厳しい」って?あったりまえでしょーがっ!「絶対に許さない!」とも叫んだことがある。社会人もいる。親が苦労して学費を払っている者がほとんどだ。真剣にノートをとる学生の邪魔は断固許さない。学ぶ権利を守ることが教師の仕事だ。40代で大学に戻った私は学ぶ時間がいかに貴重かを充分知っている。叫びつづけなければならない。


今12日午前1時17分。テレビで7党党首討論会。考えちゃうなあ・・・。どうしてこんなに笑顔の似合わない風邪ひいたガマ蛙みたいなおじさんや、キザでイヤミな何者かわからない人が党首なんだろう。だれでも党が作れちゃうのね・・・。こおろぎも「こおろぎ党」旗揚げしたいわ。でもカブトムシのママの遺言のひとつが「三津子ちゃん、選挙と水商売は似合いすぎるからだめよ・・。うまくいっちゃいそうだから手をだしちゃだめ・・」ああ名言。


大学の帰り、Dデパートの地下でフレンチレストランのマダムSさんとばったり。今日はオフだという。いやあオフなのにおしゃれ。ベージュのパンツスーツ。胸元のネックレスがいい。エステ帰りか。いい女は油断しない。デパートの地下で野菜を買う姿も美しい。キキのお下がりのセーターに、コロ介のお下がりのペンダント、コムサのバーゲンで買った銀ラメのロングカーディガンに28年前に買ったハイヒールというこおろぎとは大違い。せっかく会ったのだからお祝いにベルギービアカフェでビールを1杯・・・の予定がつい3杯。女は油断してはならないこと確認。



明日(今日)朝函館へ。午後短大の授業。すでに午前1時半。睡眠不足はJRで補おう。豚肉を煮ていたらこんな時間。酢をどっさり入れてしっかり柔らかくなってから味付ける。家中が角煮のにおい。外は雨。恵の雨に感謝。