6月だっ!

実は3週間前、函館短大の授業のあとのタクシーでも小さな事故があった。急ブレーキでこおろぎはあわや頭を打つところだった。危機一髪。だが膝はしっかり打って、傷もでき、ストッキングも破れた。後日会社側がお詫びにきてくださり、足もそのまま回復。短い間に2度、外科的トラブル。要注意。後の席でもシートベルト有効。自分を過信するのも厳禁。


前回書いたこおろぎのおでこの打撲はそのまま少しずつ痛みが消えてきた。
ときどきトンチンカンな受け答えや奇異妙な行動があると家族は頭打ったからだと心配する。そのせいかもしれないし、トシのせいかも。こうなりゃわからん。


昨夜は義父と家族と食事したあと、札幌駅に着いたカブトムシとPカフェでビールとチーズ。ビールの宝庫の店を最近発見した。その後さらにお気に入りの和食屋Oでシャンパン。写真の道産のたけのこを焼いてもらう。絶品。カブトムシは懸案の論文が受理されたとのこと。小さなお祝いの場になった。すでに何冊か本を書いているが、本気で書きたい本を書くことにしたと大宣言。めずらしく学者の顔。


今日夕方、ホテルJのブライダルショー。コロ介のバレエスタジオの先輩がプロのモデル。17歳の美少女が和服を着て登場とのことで母上から電話があったので場にふさわしくないカブトムシとでかけた。大勢のモデルのなかでキラキラ光ってたわ。おなじバレエスタジオでこうも違うものか。でも理由は明らか。パパが違う。彼女のパパはアメリカ人。ママは170センチの元ダンスの先生。なるほど・・・。コロ介は逆立ちしても無理。でもそのアメリカ人のパパとカブトムシがなぜかみな間違うほど良く似ている。サンタ風のヒゲのせいか、サンタ風の体型のせいか。今日も何人も間違っていた。ホント、似過ぎている。


ショーのあとカブトムシと食事。そのあと、彼女のパパが経営するこれまた老舗のビールの専門店へ。二日に渡って食べ続け、飲み続けた。それには小さな理由がある。今年も6月。前半が終わりつつある。ケンケンを亡くしたのが2月1日。突然教授に任命されたのが4月。周囲の応援もあって前向きに歩き出してやっと6月。色々考える季節。軌道修正の時期でもある。カブトムシが新しい本を書くなら私も書こう。いやこおろぎはすでに何冊も書きかけているのだからダッシュでがんばろう。
ブライダルショーを見て闘志がわいた。白無垢、綿帽子、角隠し、専門家の説明はどれも間違っていた。こおろぎは婚礼衣装について博士論文を書いたのだった。世に出さないかぎり、花柄の角隠しとか、レースの綿帽子とか、死に装束の白無垢が商業ベースで世に流れ出る。2日間飲んでいる間に、山ほど考えはまとまり、気持ちが固まった。机に向かえば仕事になる、というものではない。
6月の教室の流れもまとまった。


とっておきレシピが更新になった。ジャガイモのアンチョビバター。
大慌てで描いた絵のため、ジャガイモが笑顔になってしまった。こおろぎ画伯の実力はこの程度。申し訳ない。


みのりちゃんの言うとおり、時計屋さんの時計の針、10時10分?
調査の楽しみが増えた。


6月7月は大忙し。「寸暇」もない。だけど暇は作るものだ。つくづく思う。
暇とか自由など本来どこにもない。忙しい急がしと言ってる奴に限って仕事もできない。わずか5分でも10分でも、オフの時間をどう作るかだわね。


ピン芸人のJが何の代表作もない女優F原N香と結婚した。彼女は実に美しい。だけどなぜか女優の香りが全くしない。大奥の意地の悪い本妻の役は最高によかったけれどそれ以外は手足の長さが邪魔をしているようだ。営業的に意味のある披露宴はどう放映していもいいが、個人的余興のJのピアノにはぶっ倒れた。わが家はそろってJのファンである。彼は絶対に才能がある。だけど、不得意を克服してピアノ弾いたり歌ったりしてはだめでしょ。芸人には芸人の在りようがある。芸人が感動して泣いてはいけない。こおろぎは芸人には厳しい。何を隠そうこおろぎはH大学元落語研究会、山の家火蜜姐さんである。悪ふざけと笑いは違う。私生活や個人的楽屋話をネタに大騒ぎする傾向は危険。一般人が勘違いしてしまう。自分たちの日常と区別できなくなることもある。某中学校である先生が父兄に説明する場面で「あら?今の受けませんでしたか?受けるところなんですけどねえ」と言ったとか。ね?一般人がみな芸人化しつつある。テレビの中の井戸端会議のような会話に視聴する側が参加してしまい、いっしょに芸人になってしまうのだ。プロの芸は芸。テレビが芸人を育てるのには限界があるということか・・・・とJの不思議な披露宴を観てしまった感想は大げさなものになった。会場の装飾もひところの玉姫殿のようだったし、やっぱり結婚式の本を急ごう。


6月だわっ!カブトムシはすでに目次を書いたという。なにやら大発見もした様子。難しいDNAの話題ばかりじゃつまらないからこおろぎが1章書いてあげてもいい。素直に頼んできたら書いてやることにする。楽しい生物、愉快な生命科学、いまさら人に聞けない生命科学・・・・こおろぎなら超簡単に書けるんだけどなあ・・・・。ま、カブトムシのお手並み拝見ということだわ。夫婦でしばらくは執筆に入る。どっちが先に書き上げるか!乞うご期待。