ボンベイ型

午前10時から札幌スタジオで食卓美学の教室。今日もムシカリの枝とビバーナムがあったので、それを飾ってビュッフェスタイルのランチ。食卓のグルーピング、アウトライン効果、小物のイメージのトーンあわせなど、一気に学ぶ。



午後コミュニケーション塾。高木先生のクラス。少々私も講義。オリジナルの素敵なクラスが展開。受講生の「美人化」が進む。



講義を終えて函館に帰るカブトムシと夕食。ゼッタイに痩せると宣言したのに、ゼッタイにカブトムシを痩せさせると決めたのに疲れ果てたカブトと私は好物の中華料理。反省のない夫婦。地位も名誉もお金もないのに体脂肪と内蔵脂肪ばかりが増える。明日から意志強固に体調管理決意。


過日、某ブティックでスカートを試着したとき、「あら、意外と細くないんですね」とパートのオバちゃんに言われた。
洋裁の知識もセンスもないのに「あらあ、7号くらいかと思ったのに、スカートは11号でいいんですねえ、あー意外だ、意外だ!」だとさ!


確かにこおろぎは太った・・・というより、肉の位置は変わった。だけどあのオバサンには言われたくなかったね。
「私もこのスカート、はきたいんですけど、私には太すぎるんですよお。で、私が背が高すぎて、短いんですよお・・・」だとさ!
ふざけんなよ、小さくて悪かったなっ!


こおろぎは7月までに、すっきりモトに戻ってみせる。ついでにカブトムシも「痩せ傾向」にもっていってみせる。
自分は健康だと思っていても、その自信にはなんの根拠もない。
ニュース23の筑紫哲也氏が今日、番組の最初に初期の肺がんが見つかったので治療に専念すると発表。なにがどう自分の中で起こっているかは誰もわからない。だったら、せめて、「いつもと違う」とか「これまでと違う」状態は調査したり、修正するのが知力というもの。こおろぎは体操するぞ、運動するぞ。モト旭川東高校の体操部。しかも高校3年生で入部したという熱心さ(?)。医学部なんか所詮頭もお金もたりないんだからとっとと諦めて、ぜひ某体育大学の舞踏科に行けと勧められてスカウトされたのよ。あの極小ながら「ちゃんとした」体型にもどそう。あー、くやしい。あのブティックのパートのオバサン。今にみててちょうだい!背は伸びないさ、でも、無駄な肉は削いでみせる!



血液型の話を書こうと思ったけど時間切れ。
ようするに、血液型で人間は分類できない、という強力な報告に出会ったという嬉しい話。


プロフィールに血液型を書く人間は断じて信用してはいけない。話の途中で「あなたは何型?」などと聞く人間はロクな人間ではない。「そうか、やっぱり△型か・・」なんてうれしそうにする奴、「意外だなあ、□型かとおもった!」と驚嘆する奴、いろいろいるけど、一般に血液型と呼ぶのは赤血球の細胞膜にある糖鎖という分子の構造の違い。ABO型以外にも数十種類ある。ボンベイ型というのもあるという。


生命科学を教える私は、コレまでどおり、心強く、血液型で人間を分類したがる日本の弱い精神文化と戦おうと思う。
なに?B型は協調性がないから就職試験で落とせだと?なに?B型はマイペースでわがままだから近寄るな?仲間に入れるな?怒れ、B型、根拠はないぞ。だが個性的だと勘違いしてひそかに自己評価高くして喜ぶB型、これもまた根拠はない。


いままでも血液型を聞かれたら答えなかったがこれからも答えないぞっ。
ごく近い人だけが知ってるこおろぎの血液型だけど、ま、そもそもこおろぎって
赤い血流れてないもんね。

いよいよ輸血が必要になったとき、主治医の耳元でこっそり答えよーと思う。
「私、実はボンベイ型かもしれないんです・・・」

でもね、占い天国の日本、血液型知って安心できるなら、それもいいんじゃない?とも思う。同類項はカッコでくくるのが算数の基本。同じカッコでくくったり、くくられて安心できるんなら、そのことには意味があるのかも・・・。その程度に留めてほしいわ・・。