戦闘中

madam-cricket2007-01-19

毎週水曜日は朝洗濯機を2度回すところから始まって、家事労働を立派にやれる。
なぜなら忙しいからだ。三角山放送局があったり、ケンケンを預けたり、大学があったり・・・、人間忙しければ忙しいほどちゃんと仕事がこなせる。

だけど今週の水曜日、初めてJR乗り遅れた。ホームを確かめず、いつものホームにいたら違う電車がきた。雪の影響でダイヤが乱れたのだろう。確かめもせず・・こんなこと今までなかった。ホームでずっと論文と教室のことを考えていた。もっとも眉間にシワよせて苦痛に満ちていたわけではなく、カフェデンマルクの揚げたてのドーナツにかじりつきながらだったんだけど。また誰かに見られて投書がくるかも。

ああ辛い。自業自得。あと10日欲しい。でも「水曜日の法則」どおり、どれだけ時間があってもできないのだわ。限られた中でこそ力は発揮できるってのが持論。とはいえ辛い。


木曜日、出版の相談。担当の部長さん、初めていらしたときからピアノにご関心をお持ちだった。彼はバロックがお好きとのこと。私もヴィヴァルディの「調和の幻想」が青春時代の思い出の曲だと話したら、イ・ムジチ合奏団の調和の幻想と他の演奏家の違いなど、大変詳しかった。午後のひととき、仕事の話の合間に思わぬ素敵な話題。お茶が美味しくなった。


だが夜も夜中も朝も・・私は考え続け、読み続け、書き続けている。そのあいまに月曜日の料理を考え、買い物にゆき、試作している。ちょっと横になろうかな、と思うとケンケンが「カーサン、おっはよーっ」と吠え始める。ケンケンがやっと寝たら、私より複雑な暮らしをしている長女の度派手な目覚まし時計が「コッケコッコー、ただいま午前4時をおしらせしまーっすっ!」と叫ぶ。その音の大きさったらない。隣のゴトーさんも裏のイガラシさんも飛び起きそうなほど。ああ私に平和はない。


今日金曜日、明け方、暮らしのパレットの連載を書きおえてメール送信。週末のセンター試験を前に、2年前のミキコの受験のコロのことを書いた。書きながら涙がでた。つらい思い出だわ。解答欄まちがえて数十点ロスしたミキコ。よく立ち直ったわ。
14時半まで論文を書き続けて、HTBへ。北見でガス事故。番組が大変。内容が色々変わった。東京からの中継をはさんで後半が始まるとき、プロデューサーさんと不二家の不祥事の話題で盛り上がり、気が付いたら「本番5びょうまえ!」との声。
猛烈なダッシュ。豹柄のブーツのファスナーあげながら、カーディガン着ながら、化粧もなおせず席についたら息も絶え絶え。なんとかコメントしたものの大反省。短い距離とてダッシュしたので体がびっくりして、深夜の今もなんだか変。
さあてこれからまた書くぞっと。

とっておきレシピの締め切りが20日だと新聞社から電話。ああつらい。こちらも新聞も早くリンクしなければ。体ひとつ。シンプルライフは遠い。
ケンケンはマイペース。こんな「老後」が私も欲しい。
複雑なわが生活を思うとマーラームソルグスキーが聞こえてきそうな真夜中だわ・・・・。

どうして食卓で肘をついてはいけないのか・・・、どうして食卓でしゃべってはいけなかったのか・・・・、どうして左手を使わなければいけないのか・・・、どうしてごちそうさまと言うのか・・・推理小説のように小さな疑問が解け始めているのに、時間がない!ネコの手も借りたいって感じだけど、ケンケンじゃね・・