こおろぎ吠える

madam-cricket2006-12-26

いつから書いていないかしら。
明朝上海に飛ぶというカブトムシとその仲間たちが、H大の学会のあとわが家にきた夜、
多忙な中、外科医KとプランナーAさんも加わり、ちょっと早いクリスマスを開いたのは16日だったか。そのあとただただあわただしいばかりの日が続き、カブトムシが上海から戻った日、イメージコンサルタントの腰山先生来札。誘っていないのに美人好きのカブトムシは夕食に参加したいという。美人二人(こおろぎも入ってるわけよ)前にしての夕食なわけだから上海帰りだけど夜も中華。今秋から3度も中国に通ったカブトムシ曰く、中国の中華料理と日本の中華は違うとのこと。納得。日本の中華は立派なフュージョン料理。


21日、札幌の教室のクリスマスパーティーセミナー開催。レストランひらまつの札幌・ル・バエレンタル。ウエイティングは1階の庭に面したお部屋で立食。フルコースは地下のパーティールーム。写真はその一角に5分でつくったデモテーブルの一つ。お料理のあとは腰山先生のレクチャー。美しい立ち姿に全員感動。その後新進気鋭のギタリスト廣田さんのクラシックギターを聴きながら、珠玉のデザートビュッフェ。そのへんのホテルの1000円の食べ放題とはわけが違う。

それにしても
生徒さんたちの美しいこと!攻撃的な衣装というドレスコードだったが、札幌中のおしゃれなマダムが集合したかんじだった。木曜日の日中だったので参加できない方が半分。残念。こおろぎは本当に幸せだ。美しく知的な生徒さんとご一緒できる緊張感があるかぎり、今後も学び続けることを今日ここに誓います・・・。レストランのマダムも生徒さんがみなさん素敵だと絶賛していらした。


そして24日は次女がお友達8人招いてのクリスマス。
14歳相手のおもてなしって難しい。ワインどっさり入れたお料理もだめだし、香辛料どっさりもダメだという。そもそも飲み物が不明。デザートだって洋酒が使えない。ウイルスがこわいから生ものもだめ。それでもなんとか1時間半で完成。
いまどきこんな14歳いるのかしら、と思うような「いい奴」ばっかりだった。猛烈に陽気で会話のセンス抜群。うっかり乗せられてこおろぎはピアノ弾いちゃったわ。すっげーっという声を背中で聞いて、津軽海峡冬景色の弾き語り。マキコ真っ青。


美味しいと連発してくれる若者の料理評は、実に参考になった。
いつも教室で作るカクテルを「ゼリーのようだわ」といった子がいる。
実にいい表現。食べる分量や順番、速さも勉強になった。そして極めつけは一人のお嬢ちゃん「ママ、絶対にプロになれるわ。どこの店に行っても店長になれる!」だって。感動感動。店長ですってよ!ブラボー。近年こんなうれしい褒め言葉はなかった。


その夜は老舗Gホテルでディナーショー。同行してくれる人がいなくて遊びつかれているマキコと行く。格安チケットをゲット。定価は一人4万だとさ。
そうねえ・・・・、会場エントランス60点。ホテルの黒服のオジサンたちが立ち話しながらのご案内。残念。さらに真っ白いスーツのバンケッターさんかしら、夜会巻きの茶色い髪におそろいの白いスーツ。ずらっとならんで「ごあんないいたします・・・」。マキコあわてて私の顔を見る。「これって変よね」。マキコ、あんたは立派。これって変よ。高級風俗店じゃあるまいし、猛烈に変。こんな案内いらないし、こんな夜会巻きのオネエサンは不似合いでしょ。なんで気が付かないんだろう。4万円の会費の場面のサービスは黒服の男性でしょ。白いスーツに白い羽つけてたオネエサンの列は涙モノだった。テーブルレイアウトについてはコメントできない。テーブルの花はさらにコメントしたくない。お料理はもっとコメントしたくない。スープに七面鳥の肉が2切れ。しかも両手付きのブイヨンカップ。フォークもナイフなど入らない。七面鳥を飲み干せというのかしら。スプーンで簡単に切れる柔らかさではない。事前に試食したら無理なことわかろうが。みんな悪戦苦闘していた。
硬いパンは美味しいので許したいけれどデザートの前にテーブル掃除しなさいよ。みんな言っていた。ここでデザートはいやよね、と私以外も言っていた。人数が多くて無理?じゃあ散らからないパンにしなさいよ。
そもそもね、あいたお皿をさげる時、お盆に山盛りに乗せて身をそらせるボーイさんたち・・・って大晦日蕎麦屋だっていまどきやらないよ。アルバイト使うとしても
教育しなさいよ。老舗ホテルのプライドお持ちあそばせ。
言い訳がどっさり聞こえそうなのがいやだったわ。
シャンパン好きの私はシャンパンばかり3杯。ワインは各色ほどほどに。マキコにはノンアルコールのカクテルを話の分かる女性のスタッフにお願いした。彼女の対応だけは立派だった。


さてショーは寺尾聡様。1966年の学生バンドのころからのファン。いつまでもいつまでも・・という名曲はある男友達が「三津子ちゃんのための曲みたいだね・・」と木枯らしの日、言ったっけな〜っ。ウふっ。ルビーの指輪は大学に通いながら高校で教えていた頃の曲。あまり年の違わない高校の生徒と遊んでばかりいた私だったが、生徒から彼のレコードをプレゼントしてもらった。何かと思い出が多い。H大学をやめ、人生、大きく迷っていたころだった。あれから20数年、私は何をしてきたのだろうか。
Gホテルのサービスに頭にきていたこおろぎだが、寺尾聡様の声で機嫌が直った。この1年うっかりKAT−TUN関ジャニ8に狂い、山下智久に熱中して、ラジオでそればかり流したことを反省。明日もラジオ。もちろん寺尾様で行くわ。

それにしてもいまどき、ノーネクタイの白いワイシャツで、ボタン3つ開けて着ていい男は寺尾様だけだわ。フツーのトーさんならどんなに貧相になることか。紺ブレにグレーのパンツというスタンダードな「普段着」がこんなに似合うなんて、世のオッサンたち、少しは体型整えて考えなおしなさいよね。となりで14歳が「いいわ、いいわ、おかあちゃま、いいわ!」と叫ぶ。
「そうよ、そうなのよ、男は若いだけじゃだめなのよ、年とってからよくなる男を捜すのよ」と立派な現場教育。
サイン入り新作のCDを買いにマキコが走ったのは当然。


ケンケンは復活した。残念ながら歩けない。だが家族とは立派にコミュニケーションがとれている。眠れぬ夜は相変わらず。でも以前より楽。ケンケンといっしょにクリスマスを迎えられたことがうれしい。

こおろぎ吠える・・・。Gホテルのホテルマンと白服夜会巻きに吠えるだけに今日はとどめておく。最近NTTと電話で大喧嘩して血管切れそうになった。さらに今日はある出版社と大喧嘩。電話で絶叫。血圧が上がった。今出版社の上司の方からお詫びにくるという電話。再び血圧が上がる。この話は次回にまわそっと。

最近は、こおろぎをテレビで見た、という人が増えて、じっと良い大人ですごしていた。
しかし、ダメなものはダメじゃないの?無礼は無礼じゃないの?大人ゲないこおろぎ復活。アホみたいに喧嘩して、すべての仕事を仮になくしたとしてもさ、こおろぎはどこのお店に行っても店長になれるもんねー。彼女の店長発言以来、こおろぎは勇気百倍。ドアホな社会とは断固戦うことにした。もうすぐ誕生日なのに、また一つトシをとるというのに・・・・おそまつさま・・