師走突入

madam-cricket2006-12-01


本当なら今日パリに発つはずだった。直行便と私の気力に空席がなかった。でも偶然とはおそろしい。マキコの函館時代のピアノの先生から突然メール。結婚されてパリで暮らすとのこと。しかも出発がこおろぎがキャンセル待ちしていたフライト。カメラマンの志穂ちゃんがパリから帰国してしまうので寂しかったけれど、今度はピアニストの志保美先生がパリ在住。お別れしてさみしかったピアノの先生とどうやら近いうちにパリで会えそう。やっぱりお付き合いしたい人とは関係が続いてゆくってことかしら。


同じく函館時代、こおろぎが信頼していたフローリストのAさんは2年ほど前から札幌で暮らしていらした。一時交流があったが途絶えて寂しく思っていたら、これも突然再会。時々お花を買うお店に電話したら「もしもし」という私の声に「荒井先生!?」と大きな声。Aさんの声だった。市内にこんなにお花屋さんがあるのに、よりによって彼女が近くのお花屋さんに転勤になってきた。テレビでこおろぎを見てくれてたという。やっぱり付き合うべき人は決めれているのかもしれない。


論文は遅々として進まないけれど千晶ちゃんががんばってくれている。マナー論は面白い展開を見せ始めた。さっき千晶ちゃんから報告。ローマ時代は食欲と性欲を同時に満たすべく、食べながら交わるとすごいことをやっていて、それではダメだ、サルと区別しよう、ということになってマナーが生まれた!という。やっぱりローマとギリシャにさかのぼってよかった。私は「芸能としての食」というところで今奮闘中。日本では室町あたりがキーワード。でもいつも古い報告には庶民のものがみあたらない。農民の暮らしから何か探さなければならない。


ケンケンは元気。不調の日もあるし、筋肉も落ちている。けれど元気。一時間おきに目薬。昼夜逆転で午前3時ころから猛烈に吠え始める。こおろぎ疲労困憊。でもなれてきた。ケンケンの寝顔にやすらぐ家族。


こおろぎのママの語録は一部こおろぎの仲間ウチで楽しまれているのだけれど、
代表作はタクシーに乗って「三越の5階まで!」。

回転すしに不慣れなので過日連れて行ったら、「お皿たまっちゃったので片付けてちょうだい」とお店の人に発言したのもなかなかだったわ。で、昨日は「今日はいいマグロがあったのよ!」というので「どんな?」ときいたら




「泣き落とし」だと。当然切り落としの間違い。
きっとお魚屋さんにも「泣き落としある?」と聞いたに違いない。


さらに昨日、ウエンツという若いアイドルがいてマキコがファンなのだけど
テレビを観ていて「マキチャーン、エリンギ君でてるよ!」と叫んだ。
山のようの請求書と税金の督促状におびえる生活だが、ひとまずこおろぎの家は平和だ。カブトムシがマッサージチェアを壊したのが大事件か。


今日から師走。ちょっと探し物をしていたらトルコ石の指輪とイアリングが出てきた。亡父が買ってくれたものだ。若い日失恋したこおろぎが「誕生石買ってくれるって言ってたのに・・・」と父に愚痴ったら、突然買ってくれた。「12月は安くていいなあ」と父は言った。12月1日、忘れていた指輪とイアリング発見。
私がもっとも元気になる月。写真は昨日のケンケンと先日のおもてなしのレッスン風景。外は雪。明日は広島・・。