秋風

madam-cricket2006-08-27

大学の試験と採点を終えて、一呼吸する間もなく不細工シスターズのマッキーがオーストラリアに出発。エコロジーなどをテーマに作文を書く中学生はみんなまじめ。成田に集合した全国各地から選ばれた30名のまじめそうなこと。彼女だけが、マンがっぽくて目立つ。ふざけた顔のせいか、ダディのDNAでなんとなくコロンとしているからか、プロフィール得意欄にバレエと書いたことを悔やむ母子。
それでもすぐに隣に座った九州からきた美少女とおしゃべり開始。周囲の緊張がほぐれた。アンタはそうやっていきていきなさい・・・。もう十分大人。マリーアントワネットも皇女和宮も14か15でお嫁にいったもんね。早合点のジュリエットがロミオをおっかけたのも14歳。もうカアサンなど不用だわ。見送りにご両親+ほかのご家族などというところもたくさんあったけれど、こおろぎは担当の方がたにご挨拶して早々に成田をあとにした。ゲート前で振り返ると、マッキーはしっかりとした歩きかたで進んでいった。カアサンはちょっと泣きそうになりましたが、これは子育ての宿命。カアサンはカアサンの道を歩きます・・・。


22日、次女を成田に見送って都内にもどったのが21時。それからN君に会う。教室のこれからを相談。N君のお友達のマンションへ。素敵な女性だった。お教室の強い味方になってくださりそうな女性。働く女性は美しい。要するに20代と30代前半に、何をしたか、というのが40代の女性の方向性と力を決める。これは男性も同じ。いつかなにかができる、とか、自分には何が向いているのか、などという自分探しは30代前半に終えておかなければならないということかも。今回の宿は世恵比寿。

23日朝、ホテルのロビーでも15年続けている連載の新しい編集者と会う。話のわかる方だった。
このページとリンクする方向で進めていただくことにした。内容をまとめて発表するのも一つの課題。
そのあと従弟の病院でまた美容のお勉強。エコール・ド・フルールの美容の伝道師(?)として従弟を選んだのだけど、彼の関心はもっぱら研究とゴルフとネコと見た。やっぱり私とおなじDNAかも。秋刀魚みたいに日焼けした形成美容外科医ってのも、なんだかな〜。でも彼を師匠にしたこおろぎの美容研究すすんでいる。
お昼はクリニックの向かえのル・パルクで美人事務局長と飲茶。彼女の誕生日だった。恵比寿はいい。実においしいランチだった。事務局長美加ちゃんはもう15年、私を支えてくれている。彼女の気持ちに対しても、おなじく15年ちかく応援してくれているN君の声援と、管理人みのりちゃんの期待に応えるためにも、そして全国の生徒さんへの感謝のためにもこおろぎはいい仕事をしたいと思う。

飲茶のあと、大急ぎで羽田へ。千歳からケンケンの病院へ。ケンケンは「どこに行ってたの?」と機嫌が悪かった。でもさすがナイスガイ。多くは語らずひとこと「ワン」。


24日1日中不調。ケンケンも不調。何もできず。25日は自宅でレッスン。あせるばかり。
夜10時をすぎてスーパーマーケットに行く。食材をみているうちに元気になる。
準備していたレシピを全部やめ、目の前の食材で夏〜秋へのおもてなしを作ることにした。
レシピの作りなおしと、下準備、食器の用意を終えたら午前2時をすぎていた。ケンケンは朝6時まで吠える。お互いに大変ねえ・・・とケンケンと朝を迎えた。

25日、朝またお魚を買いにスーパーへ。朝一番にとびこんでお魚屋さんに秋刀魚と鰤をおろしてもらう。「オネエサン、早いねえ。いい秋刀魚と鰤だよ!」とオジサンたちに言われる。「オネエサン」とは実にいい響き。オバサンといわれたら引退しようと決意。
11時から生徒さんが集合。夏野菜のラタトウイュ、エビの香り焼きと蕪のソテー、道産かぼちゃのあんかけ、ニセコ産じゃがいもキタアカリの土佐まぶし、鰤のサラダ・ケッパーソース添え、秋刀魚のムニエル・ジャガイモのスライス焼きと春菊の和え物添え、人参といんげんのナッツ和え、雑穀ととうもろこしのご飯、ゴマアイス・・・などなど。短時間で完成。こおろぎ健在。


26日、パリで長く活躍されていた清水康夫さんの絵の個展と今もパリ在住の佐々木真紀さんの個展をはしご。お二人とも身内同然。ケンケンが寝ている間にママとひととき優雅な時間。
清水さんのシシリーの祭りという、彼の定番のテーマの水彩画を買った。エコール・ド・フルールの絵にしようと思う。ページの表紙にも登場させたい。

というわけでなんとかがんばっている。ケンケンも立派。今週は函館短大で集中講義。夏はあっというまに終わった。窓をあけて寝たら秋風で風邪気味。
秋はこおろぎの季節。気力充実して上手に鳴こうと思っている。