迷子のこおろぎ

みのりちゃんがしばらくお仕事でお留守。
日記の更新はひとりでやってみることになった。
今までは書きっぱなしの日記と写真をみのりちゃんに送って更新していただいていた。

みのりちゃんに教えていただいたとおり、なんとか日記を直接書くところまで到達。
でも書いたあとどうするの？
写真はどうするの？独立記念日のバースデーケーキの写真あの手この手で載せる努力しもようかしら・・。怖いなあ。パソコン爆発するかも・・・。しない？

昨日、こおろぎは小樽に停泊していた今話題の米空母キティホーク船上のアメリカ独立記念日の大パーティーに行ってきた。小さな町ならすっぽり入りそうな大きさに呆然。
そこだけ思いきりアメリカンで楽しかった。

誘ってくださったのは自らをゴッドハンドの持ち主と言ってはばからない、ま、実際その噂はまんざらウソでもない売れっ子外科医。イタリア帰りの彼は外科医にしておくのはもったいファッション。招待状に女性はハイヒールは危険だとか、タイトスカートは大変だとか書いてあってこおろぎはうろたえた。ハイヒールとタイトのミニスカートを取り上げられたらあとは振袖とパジャマしかない。悩んだ挙句、靴は１０年前のニナリッチ。踵が太いので金網のデッキでも大丈夫かと。スカートは不細工シスターズのふんわりギャザー。あらら、こおろぎったらそんな可愛いスカートも似合っちゃって！そうするとジャケットが困る。いつものテーラードじゃ丈が長い。しかたないのでちょっと苦しいけれどウエスト丈のぴったりジャケットに決定。あらら、大昔のジバンシー風。甲板では花火があるので寒さ対策をしろとのことでストール類を３種類持参。持ち物検査もあるかも・・と脅かされて出かけたのでした。行ってびっくり、人人人。これまたその辺の町や村より大勢の人。勘違いした衣装のオバサンもいたし、思い切り平服のオジサンがどっさり。船員さんだけで３８００人。それに＋小樽、札幌からのゲスト。途中で飛行機が登場したり、あれこれ驚くことばかりでした。そんな大勢の中で古いお知り合い遭遇したり、新しいお友達が増えたり。めずらしく家にいたマキコにケンケンを預けて久しぶりの「外気」だった。

Ｋ先生のお友達がまた個性的で優秀。同じく外科医のお友達の奥様は東大出の○○省のキャリア。しかもバービーちゃんのような美しさとスタイル。第２子後出産ま近。お世話くださった領事館の猛烈な美女もまた同様のキャリア。通産省から大学人になられた政治学者もパワフル。だらしない酔っ払いオジサンとお行儀の悪いオバサンの群れの中でピカピカ光る方がただった。ちかく我家にお呼びすることにした。

「横須賀にいたキティホークがどうして小樽に来たかというと・・、ま、日本海にはキティホークがいるんだぞ、とアピールしたかったんじゃないの？」と冗談ともなんともいえない話題でワインを飲んで、のんきに何機ものヘリコプターの並ぶ甲板で船上花火を楽しんだ何時間かあと、日本海に本当にミサイルが飛んできた。ウソ・・・。
そういえばパーティーの後片付けが手早かった・・。今朝早くキティホークは行く先を告げず出航。大変なことになった。

テレビでもこおろぎの周辺でも男達が饒舌になっている。
今日は大学だったけれど、政治学者や英米専門家たちの議論は華やかだった。みんな推理の域を出ないものの、それぞれが専門家。これからインタビューだという若い先生も興奮気味に私相手に語ってくださった。どんなことになるのかしら・・・。情報過多の状態。繰り返すが男達の饒舌さが気になる。報道の力は大きい。テレビでも紙面でも、一大事だからこそちょっとトーンダウンするのもいいのではないかと思っている。

と、書いたものの、この日記、このあとどうしたらいいの？どこをクリックするの？
もしこれがちゃんとみんなの目に留まったら、こおろぎに「やんや」の喝采を！
お祝いの金品を！愛の言葉を！絶賛を！励まされて生きるこおろぎなんです。
これがうまくいったら、明日はこおろぎのバーゲン戦闘記を書くことにします。バーゲンの戦利品の写真はどうやったら載せられるのかしら・・。みのりちゃん！
じゃ、これでひとまず・・・迷子のこおろぎ、出口は見つけられるのか・・
えいっ！やあっ！