新しい日々

madam-cricket2006-04-23

 大暴れして全身麻酔胃カメラを飲んだこおろぎは事前の恐怖と結果のショックでちょっと元気がない。でも、いままで毎週木曜日定期的に通っていたカルチャースクールが終了した分できた時間を、大学の準備にあて、それなりに充実した日をすごしている。カルチャースクールで行った3年間のそうまとめも並行してはじめ、人生127歳まで生きるとしてほぼ12分の5ほど生きたあたりの一まとめという感じの日々。

 前回お見せしたチョコレートはレストランひらまつの札幌、ルバエレンタル。お祝い事で食事に行った際のデザート。シェフの心遣い。心遣いを思い通りに表現できる技術がすばらしい。気持ちはあるのだけれど・・・とか、気はこころ・・・・というけれど、形にできるかできないかは大きな差。花も料理も同じだと思う。

 生命科学の授業は楽しい。講義する側がこんなに楽しんで申し訳ないが、こんな生物の授業があればいいのにな、と思っていた授業を試みている。おたまじゃくしの尻尾はどこにいくのか、とか花はなぜ散るかとか、「彼」の子供はかわいいか・・という話もしているので学生は不安かもしれないけれど未熟ながらパソコン駆使してやっている。毎回、精子は数で勝負、卵は質で勝負、という結論は変わらない。学生たちも不安なせいかおしゃべりもしない。そのくせ授業のあと声をかけてくれる。奇妙な先生を観察しようという魂胆か、本当にコイツの話きいてていいのか心配なのか。おどろいたことに何人かが夕方のテレビで私を見ていた。コメンテーターの曜日がまちまちなのでうっかり見る日があるのだろう。テレビで気取ってるオバサンと精子のシッポやおたまじゃくしのシッポの話に興奮して騒ぐ先生のギャップに悩んでいる様子。ま、女の多面性を学ぶいい機会よ、青年たち・・。

 すっかり胃が不調・・・なわりによく食べる。夕べはあさよちゃんが遅い時間に登場したので居酒屋こおろぎ、ふたたび開店。時間が短かったので夕べは肩ロースのコーラ煮とスペアリブ、ジャガイモとコーンのにんにく焼き、パンと豆のサラダ。で、重い赤ワイン。でもやっぱり私は途中からシャンパン。前回の来客が持参してくださったイタリアの甘いデザートワインにもまた感嘆。なんとしても国内で探そう。至福の味。あさよちゃんは15日、マキコが21日、ミキコが23日(今日)誕生日。

 マキコはあれが欲しいこれが欲しいとさわいでいたがあまりに忙しくて結局、明治のカール(カールおじさんの絵のあのカール)の大袋と、日経エンターテイメント(雑誌)とテレビガイド。確かにジャニーズは載ってるけれど、思えばあまりにお気の毒な母からのプレゼントでしたわ。当人は学校や塾で実母のこの仕打ちを言いまわったらしい。マキちゃんのお母さんはかなり変だとみんな思ってるからいいんだけど・・。カールのでかい袋と雑誌2冊は、しかし高級ラッピングペーパーで包み、高級リボンで結んであげたじゃないの・・・これを「心」というのよ、学びなさい・・。で今日は長女ミキコが21歳になった。当人は弓道の北大戦に選抜されて夕べから帰ってこない。どこかで飲んだくれてぶっ倒れているに違いない。昔の私を見る日々。女の子の母親としては大失格だが、ま、20代には20代の無謀さがあって当然。連日解剖実習。その合間に息抜きして徹夜で骸骨の絵を描いている。宿題もすごい。メリハリのある生活で豊かな大人になってほしい。マキコにカールを贈った母はミキコにはお赤飯のみ!以上でお祝いとさせていただきます。まったくお気の毒・・・

 東京、広島は5月スタート。東京のご案内ごく近くいたします。新しいテキストご期待ください。