真冬のこおろぎ

madam-cricket2005-12-04

 広島教室を終えて猛烈に寒い札幌に帰ってきた。この季節広島はいいわ、やっぱり。懐かしい顔ぶれとクリスマスの装飾を作った。
さて、老化が進んでいたこおろぎもやっとカメラの操作ができるようになった。管理人みのりちゃんに送った画像はいかがなもの?
今年の札幌のおもてなし塾風景。おいしかったのなんの、って・・・。短時間で仕上げる見事さ!こおろぎは天才かも!
今年はオーブンを使わず、オードブルからデザートまで、ゼラチン主流でお肌プルプルめざすレシピ。温泉たまごまでつくっちゃったりして。だいたい2時間あればなんでも固まるし、準備は完璧。おおげさに構えないで気軽に作るのがいいのね。シルバーのトレイ総動員で演出。グラスで高さを出して。このグラスも100円ショップあり、マイセンありバカラあり。

義父は元気。だけど病気は病気なので気は抜けません。
入院してから私は旅の日以外は毎日義父とおしゃべりしているし、カブトムシもせっせと函館から帰ってくる。
病気になってから家族団欒が増えたわけ。皮肉なものだわ。

広島教室は本当に楽しかった。みんな実に力をつけた。これもひとえにこおろぎが立派だからだとは誰も言わないので自分で評価。
やっぱり、形から入らないほうがいい。出会った植物に真摯に対峙すること、おびえず触れること、この訓練だと思う。
エコール・ド・フルールTable&Space Workshopの今後にご期待を。

相変わらず荷物が多いこおろぎ。空港で身動きできなくなった。見れば生徒さんにいただいたおみかんとか、ホテルの冷蔵庫からもってきたお水と「たらみのゼリー」まで抱えている。これでは重い。かと言って捨てることなどできない。そうだ、食べちゃえばいいんだわ、と広島空港のベンチでお水2ビン飲んでみかん3こ、ゼリー1個食べたのでした。時間がなかったので大急ぎ。
気がついたら周りの人達が呆然と私を見てたわ。台湾か中国からの団体さんもお口あんぐりあいてなんだか囁きながら、この人どうしてこんなに急いで飲んだり食べたりしてるの?という様子。大腸の検査する時みたいだったかも。ま、こおろぎの貧乏症の証明。

今日広島でブーツを買った。こおろぎはもう何年も着るものや履物に関心がない。飽きちゃったのだ。だから古着に走った。
今年はなんとコートを2着ゲットしたが、スカートとおそろいの、実におもしろいデザインの薄手のコートはファッションスタイリスト達のガレージセールでもちろん激安でゲット。クロの厚地のコートはソニアりキエルの古着―といっても新品。たぶん定価の30分の一以下の価格。目の利かないアンティーク屋で見付けた。猛烈に暖かい。ま、そんな程度には心踊るこおろぎが久々に新品を衝動買い。リムジンバスの時間を気にしながら試しに履いたら、お店の親父さんが「すばらしい!」と絶賛。「美しいおみ足!」とまで。どなたにも似合うブーツではない、とかお客様のおみ足のためのブーツとまでいわれちゃったらコロッと参っちゃったのね。高校時代、N君が「三津子ちゃんは美人じゃないけど、僕はかわいいとおもっているよ」と、歯を全部浮かせながら言ってくれたあの日以来、誉められたことがなかったので、買わないわけにはいかなくなった。どんなブーツかって?次回の日記でお見せしましょう・・・・。

ところが家族には大不評。玄関に脱いでおいたら娘たちが「で、で、でたあ〜」「また、やった・・・・」「ファンキー過ぎ・・・」「どこ歩くの!」と嘆く。美に関して論評する権利のないカブトまでが「中国のおみやげ?」だとさ。言われて気がついたけど、イタリアモンのはずだけど、冷静にみると中華風。いや、どう見ても中華系。裏は立派なイタリア風なんだけど・・・。甘い言葉に弱いこおろぎでした。反省。
心に隙があった。あんなおっさんに「おみ足」誉められた程度で中華風のブーツ買ってしまった。明日から納豆と岩のリの佃煮で過ごそう。絶対にタクシーになんて乗らない。おもてなし塾の写真とはほど遠い現実に戻ろう。ケンケンの介護生活に疲れていたんだわ。その心の隙におっさんの言葉がしみたんだわ。新興宗教にハマル人たちってこんな隙間に入り込まれるんだわね。ウウッ情けない。飛行機の非常口前に座っていた私の足もとを、向かえに座ったスチュワーデスさんが目を皿のようにして見て、素敵ですね・・って言ってくれましたもんね―ダ!

写真入り日記が今後どう展開するかご期待ください・・・、ね、みのりちゃん!