真夏の大掃除

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たった今書いた日記があっという間に消えた。情けない。

ケンケンは元気。深夜の徘徊対策を獣医さんと相談。夜11時に寝ていても起こして安定剤を飲ませる。これが効果あり。ただ夕べは3時半まで苦しそうに吠え、歩きたがった。たぶんステロイドを中止していたためだろう。あれこれ試しながら娘達とケンケンを中心に夏の日々をすごしている。


真夜中まで起きていなければならないが、その時資料や本の整理。これがなかなかいい。豆まきの起源等、毎年インタビューされ、邪気払いを中心に答えてきたが、民俗学者吉野祐子の陰陽五行説をもとにした研究に遭遇。なぜ大豆か、なぜ煎るか、なぜ家の内に蒔くか。奥は深い。インターネットで得る知識は浅い。どんなにたくさん並べても浅い。


北大の広報誌で坂上昭一先生の記事も発見。1996年に急逝された。弘前のあと北大に迷い込んで、研究を志願した私だったが、それがままならぬ情況になったとき、ずいぶん支えてくださった。ミツバチの専門家だった。こおろぎの正木進三、ミツバチの坂上昭一、蝶の日高敏隆、この3巨匠に学んだことは私の誇りである。

過日のボクシングで興奮した私だが、今朝はガッツ石松に感動。ボクサーの父上の興奮を実に終始冷静に受け止めていた。ガッツ石松の普段のキャラクターはどこにもみられない。闘ってきた男は意外にも冷静で紳士だった。とにかく立派だった。
やっぱりボクシングはいい。あしたのジョーよ永遠に!


田中康夫が落選した。あんなに小説を読んでいた私が全く読まなくなったのは
田中康夫の小説が出たころからだった。村上春樹の文章にも消化不良になった。
吉本バナナは生理的にうけつけなかった。小説はどうであれ素人は政治をやってはいけない。ふざけてもいけない。どんなに主義主張が立派でも彼の表現方法は周囲の気持ちをさかなでる。甘えた口調を自分の個性だと思ってはいけない。大人の場面でヤッシーのブローチをつけることがすべて物語っている。彼は可愛くない。美形でもない。素敵でもない。だから生真面目な中身がどうしても必要だった。男性に好かれない男性の代表だったゆえんだ。カッコつけるにはケッカが必要だった。それよりなにより痩せるべきだったし前歯を治すべきだったかも。
そして小さめのスーツがいかに似合わないかとセンスの悪さに気づくべきだったかも。


CNNの強い女性キャスターがいい。バラエティー番組に登場した女子大生がいつのまにかアナウンサーになっていたり、東大でた女優とかお笑いタレントがくにゃくにゃしゃべる日本はおかしい。情報は飾らず客観的にまずは淡々と伝えられたい。
日本の女性の「女性化」が哀しい。モーニング娘の子供っぽさの演出にうんざりし、グラビアアイドルをはじめ、若手女優の子供っぽさがいやだったが、私、きがついた。これはしかたがないのだ。森光子さんの「少女性」の演出も目に余る。日本の本質を見た。可愛さがなにより珍重される日本。なんとかしたい。これまで観た日本女性の中でキラりと光るのはオノヨーコ。彼女の日本語は完璧に美しい。早く日本を離れたせいだ。デビスカルノさんもトンチンカンながら日本語はくずさない。大人の女性に育っている。やはり日本を留守にしていた女性である。


深夜の大掃除で3千円拾った。小銭も見つけた。カブトムシの亡くなったママのデッカイサファイヤの指輪も発見。もしかしたらどこかから金塊でてくるかも・・・・。深夜の大掃除は当分続く。
小さい写真はこおろぎのオアシス 自宅近くのレストラン ル・バエレンタル。
束の間のバカンスはバエレンタルで3時間。これで十分。
今年も残すところ4ヶ月半よ。ちょっとあわてることにする。