考える初冬

犬です。

おかあさんが栗ご飯を作りました。


皮を剥くのが大変。


腱鞘炎になる!と叫びながら
それでも、おいしい栗ごはんを想像しながらがんばりました。



・・・・


その光景は、一見平和です。

晩秋の光景として素敵です。


けれど問題は


「栗ってすごいわよねえ・・・」


という発言から始まる、わが家特有の「複雑化」です。



「そもそも・・」




始まった!



「そもそもあのチクチクのイガ、トゲトゲで種子を守ってるってすごいじゃないの!」



犬「・・・・・」



「あんなに攻撃的に実を守る植物って少ない!」


犬「・・・・・・」



「その上、さらにこの硬い皮!
りーちゃん、感動よねえ、植物のこのディフェンス!」



犬「・・・・・・・・」



「でも、身を守りすぎたら遺伝子を遠くまで運べないわけで、
その時期的な加減、そこがすごいよね!」



犬「・・・・・・・」




「ドングリだって同じよねえ・・・・
リスの胃腸ってどんな仕組みなんだろ!」



犬「・・・・・・」



『熊だって、どうやって消化するんだろーか!」




というわけで
おかあさんは
栗の皮を剥いた段階で
某大学の獣医学部の方がお書きになった、熊の生態と近年の食性という論文を
猛烈な勢いで読み始めたのでした・・・。




おかあさんは悪い人ではありませんが

興味の持ち方に一貫性がなく、
ひとたび気になると
ものすごい勢いで解答を求める瞬発力、
そういうと聞こえはいいですが
注意散漫、支離滅裂、本来の目的がなんだったか
道からはずれること多々あるのです。




というわけで
本日も栗ごはんは1時間遅れて炊きあがった次第です。




それでも
おかあさんは
「栗ってすごいわねえ!ドングリ食べるリスも熊もすごいわねえ!」

と大満足で、地球の温暖化と都市化と生物多様性まで語りながら
栗ごはんを食べていました。



さて
相変わらず時間に余裕のない生活ですが

冬物を探す作業の中で
近く計画中のガレージセールの準備も着々。

未使用の小さいアンサンブル。
小さいのに買ってしまって大反省。



このアンサンブルも未使用。
こちらはちょっと大きい。
大反省。



このニットも素敵。



素材が素敵なジャケット・・・
お−るシーズンいけます。





猛烈に素敵なのに似合わず、残念。




上がニットで下がタフタのワンピース。素敵なのにちょっと大きい!




大好きなカールラガーフェルドの綿レースの上質のハイネックのノースリーブと

超大判の同じレースのストール。パーティー用。
もちろん普段も。
ストールの大きさに感動。




タンクトップの色で遊べるレース。
綿素材の手編み風。





インナーにしても年中楽しめるレース。


などなど

写真とりながら区分け。


もっともっともっとあるのですが
おかあさんが小さくて(細くて)着れない洋服を
いったい誰が着るのかしら、と思っていたら
やっと本人も気が付いたようで


何着をタンスに戻していました。


「痩せるしかない・・」と
呪文のようにつぶやいていました。



おかあさんのお弁当、ずっと作っています。
でも

その小さいおかず入れをひっくりかえしてしまった犬は

またしかられました。


反省はしています。

反省したらしたで

目つきが悪いと
またしかられました。




洋服といっしょに、本や資料の整理も進んでいるので
近くまた、猛烈な執筆作業が始まる予感大です。

平和などどこにもない
荒井さんちです。