未完の私



先週は松前にいました。

文化祭にうかがい、
大勢の素敵なマダムたちにいろいろお話をうかがってきました。

80代になって
益々美しい女性たちでした。

このキルトは
前回松前に行った際、お会いした
Hさんの作品。

豪商のお嬢様だったHさんの
お話は、それはそれは
興味深いのですが
暮らしそのものが「美しい」。


こおろぎ、目から鱗がポロポロこぼれたのでした。




骨董が好き・・・という人は多いのですが

使ってこその器だということ、
暮らしを楽しむということは
そういうことです。


とはいえ、
ハレとケを
しっかり区別する暮らしもまた
大切なのですが


日本人が身につけた
季節感や縁起、
そんなことを深く考えていると
ああ
なんとかそれを維持したい、
伝えたいという思いが強くなります。


その「すごさ」に気づいていない人たちが
あまりに多いからです。


そんなお話を
明日、北大の市民講座で短い時間ですが
させていただきます。


「近く」をお通りがかりのみなさまは
ぜひおたちよりください。
おもてなしはできませんが
昆布の試食はあるのかも。


詳細は
ホームページ、表紙で。


本日の「シンデレラシリーズ」

ホントにモー、
いつ買った?こんな靴・・・

NINA RICH ですが、いつはくつもりだったのかなあ・・・
履いた形跡あまりなく・・
今後履く予定もあまりなく・・・
しかし、リサイクル屋さんでも、こんな小さい靴、誰も買わず、
結局は捨てられるとしたら
こおろぎセンセー、履こうってもんですわ。
履いてやりましょうってもんですわ。
りきまるさんのお散歩に履いてみせますってもんですわっ。


さて
岩見沢教室の看板娘、ジャムちゃん

こおろぎセンセーに会うと
いつも狂喜乱舞の末、おしっこ漏らしてくれます。
今回は女の子なのに
元気よく足をあげてしてくれました。


自慢のおもちゃも
見せてくれました。


かわいいなあ・・・としみじみ写真を眺めていたら

わが家の看板犬、すっかりぐれていました。

おもちゃだって百円ショップで三個百円のボールしかありません。
それでもそれが大事で大事で、見つからないと大騒ぎです。

今日も
耳でおさえて、フテ寝。


さて
なんとなく周囲があわただしいですが
ホームページもこおろぎ事務所も
新装開店の準備に入りました。

荒井商店もそろそろ本腰です。
義父が大切に大切に記憶にとどめている
あの神田のにぎわいを
4代目の嫁は
きっと今風に建て直してみせます。

若い番頭さんたちが
きっと支えてくれます。



そして
生物の教師が文化も学んだ、その成果を
なんとか周囲に伝えていきたいと思います。

出前レッスンや出前説法(・・・)、
そんなご依頼をお引き受けしながら

こおろぎらしい仕事をしていきたいと思います。