大忙しの一日

久しぶりにりきまるさんのご登場です。

この写真を見れば
なんとも優雅な生活を送っていそうですが
ドッコイ、こおろぎもころ介も大掃除を本格的に始めてしまって
この写真以外、歩くところもありません。


でもその大掃除のおかげで
りきまるさんは
素敵なおもちゃをいただけたのでした。


中国からいただいたワインのケースは円筒型。
天地の金属部分をはずしたら
極上のおもちゃになったのでした。


こんなことも・・・

こんな風にも

こんことだってできてしまって

りきまるさんは大喜びでした。

こんな風に、みんなの顔も見ることができて
仰天したり、

生きていれば良いことがあるのだと
痛感したりきまるさんでした。

そのりきまるさんも
ちょっとだけココロの痛いできごとがありました。



ころ介さん、まさかの不合格となりました。
本当にかわいそうでした。
センター試験は9割は遠くても楽々8割を越え、
希望校にはそんなに苦労なく進めるかと
誰もが思ったのですが

本当に「まさか」の結果となりました。

こんなことがあるのかと
家族一同呆然としましたが
現実は現実。



もしかしたらセンター試験の解答欄ミスかも。



長女キキは
一浪のセンター試験
それこそまさかの解答欄ミスで
80点くらい失っています。
札幌駅で号泣した8年前を
今思い出しても
ぞっとして震えるほどです。
絶望して死ぬのではないかと思って
こおろぎは函館に帰る電車を遅らせてキキと
食事をしたのでした。


ころ介さん、猛勉強で臨んだ春でしたから
本日10時の涙は、慰めようのないものでした。


こおろぎも合格を確信していたので
しっかり厚化粧して、
発表を見に行く準備をしていたのです。


「落ちた!」とネットの発表を見て叫んだころ介。

我が耳、我が目を疑ってもどうにもならない現実でした。


小さいときから
あまり泣かない良い子でした。
いつも笑顔で
本当に良い子でした。

そのころ介が
大きな声で
この小さいこおろぎの胸で
震えながら泣きました。


どうして落ちたかわからないと
大きな声で
ワンワンなきました。

声が枯れるほど泣きました。


そのころ介の頭をなでながら


ああ、きっと
センターの解答ミスだと
こおろぎは確信したのです。


あろうことか
わが家のシスターズ、二人とも同じミスか。


結果だせずに悲しいと
ごめんねと
泣き崩れたころ介さんでした。


平気平気。


上出来です。


気持ちの優しいころ介は
ちょっと目立つところもありますが
けして出過ぎたところはなく
裏方も、下働きも厭わず、実によく働きます。
そしてとにかく他人に優しい。
昨日発表の医大に失敗した友達のためにも
大粒の涙を流し、
合格した友達のためにまた涙して
本当に大勢の友達に恵まれてきました。


ころちゃん、よくやりました。
少々、不注意だったのかもね。
意外にもすらすら解けた問題だったので
・・・・というのが
キキのミスの理由でしたが
同じことがころ介にも起こったということでしょう。


これも実力です。



ころ介を応援してくださったこおろぎ組の皆様、
ご期待に応えられず申し訳ありません。
応援ありがとうございました。

が、

ころ介さん、号泣のあと
元気にたちあがりました。


「もう食欲ない・・・」


と言った1時間後、
おじいちゃまとカブトムシと4人で行った「をとわ」でのランチでは
肩を落としながらも完食。
その後のデザートもぺろりと完食。
さすが
こおろぎの娘です。


自分の涙が枯れたあとは
いっしょに受験したお友達と連絡がとれず
その心配でまた涙。


青春の門
なかなか開きません。


他に希望する大学がなかったのでころ介さんは2浪になります。
いいじゃないですか、2年の浪人生活など。




こおろぎなど
行くつもりのない大学を受けたばっかりに
わけもわからず能力もないのに農学部に進み、
不安なまま数年を過ごした経験があります。
たどりついた北大では
今なら絶対にアカデミックハラスメントなどで
問題になるだろう現実に直面し
カラダをこわした上、
追われるように縁を切りました。
18歳から7年以上の日々を
長く克服できずにいました。
ある意味では「空白」にもなりえた年月です。


40代で大学院にもどったのは
その日々を「空白」ではなく
意味のある日々に塗り替えるためだったのです。

その上
はじめの結婚は
傷つくだけ傷ついて
考えられないほどの負債を背負って離婚。
普通なら
とうてい越えられない絶望感でした。
カブトムシと再婚後、
43歳で入った博士課程は
3年で終わるはずでしたが
まさかまさかの不合格をつきつけられつづけて
6年半もかかりました。

そして今も
この年齢で名ばかりの客員教授
悔しいこと、悲しいことは言葉にしたくないほどです。


だからころおぎは
127歳まで生きることにしているのです。


それでいい。


人は人。


こおろぎはこおろぎ。


だれにも恥ずかしくなどありません。
詫びる必要もありません。


ころちゃんはころちゃんです。


今日流した涙は
本当に無駄ではありません。


こおろぎは
生きていてよかったと思いました。


本当に悲しいと泣いている子供を
しっかり胸に抱いてやることができたのですから。

19年間で
一番大泣きした、納得できない悲しみを越えようとしている娘の
そばにいることができたのですから。


ころ介さんは立派です。
しっかりと力をつけました。
勉強も人間力もです。
少々そそっかしく、
解答欄を間違えたのでしょう。
それは悔しい。でもそれも実力です。



あとはもう1年だけ
やってみてください。


そして来年は
入れる大学も受けておきましょうか。


そして今年は
予定通り、こおろぎの仕事も手伝ってください。


こおろぎの周りには素敵なひとたちが沢山いますからね。
悲しいことはみんなにあります。
苦しいこともみんなにあります。


それでも
ああ、この時間が愛しいと
ああこの出会いがうれしいと
そう思える演出が、こおろぎの仕事です。

手伝ってくださいね。
ころちゃんは荒井商店の5代目でもあるのですから。



というわけで
少々長くなりましたが
ころ介さんのご報告でした。


が、ご休心ください。
書いたとおり、食欲満点で
次の予備校探しを始めています。
反省を繰り返して歩くのが人生です。
人間の醍醐味ですからね。


傷の分だけ、もっと優しくなれますから。

ころちゃん 万歳!

というわけで
あいかわらず大騒ぎ、大にぎわいの
あくまでも話題満載のこおろぎ一家です。

で、カブトムシさんは本日お誕生日でした。


リベルテでケーキを買って「さしあげました」。
悲しいはずのファミリーですが
こちらもあっというまに「完食」。



で、ここで
ころ介登場。


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全国のころ介ファンの皆様。
本人です。
まさかの不合格でございます。
人生初めて泣き叫びました。(ご近所の皆さんごめんなさい)
もう一年、がんばってみます。
応援よろしくお願いします。
ちなみに、来月の21日に生誕20周年です。
お祝いは、当ブログお問い合わせの欄からお願いします。

今は悲しみに暮れておりますが、
元気です。
荒井商店でのお仕事も
ひょっこりやってみたりします。
見かけたら可愛がってください。
褒めたら伸びる子です。


荒井ころ介でした
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ね?
元気でしょ。

で、りきまるさんは
朝から、なんだか騒々しいなあ・・・と
なにかボク、悪いことしたかしら、と
ココロ細そうでしたが


ケーキタイムには
みんな笑顔だったので
りきまるさんも
すっかりいつものりきまるさんに戻ったのでした。


こおろぎ一家の春は
ちょっぴり切ないものとなりましたが

それなりの春。
なによりです。
みんな元気です。

今後ともよろしくおつきあいください!