怒涛の週末

久しぶりに大学で
同僚のS先生と「学問」で熱中。

前途ある若い先生たちには
どんどん前に進んでいただきたいものです。

あっというまに時間は流れます。

「そのうち」など
絶対に来ません。

「いつかそのうち」
と言うことばを、法律で禁止していただきたいと思うほど。


ホワイトボードを前に
こおろぎ、食生活論等、
いかに理想に近いテキストが探せないかを力説。

管理栄養士さんたちのお仕事も
もっともっと理解されるべきだと思うものの


「健康」を強調するあまり、
「人間」と「人間の暮らし」
優しさや、ぬくもりのない「指導」が
目立ちすぎる点も

思わず指摘。


新しい栄養教育
新しい食生活論等、



もしできるものなら
模索したいと欲深く思い始めたこおろぎです。


その後図書館にこもったこおろぎは

山ほどの書物に埋もれてため息。


日本の料理のデザインを探る作業の延長で
台所用品や宗教に当然のことながら到達。

中華料理の包丁さばきや
フランス料理の調理器具の分類にまで
踏み込まざるをえず


図書館の閉館のお知らせが放送されるまで
書籍とコピー機の間を往復。


ああ

「和」とはなにか。


今回の函館新聞の連載にも
今朝、そのことを書きました。


「わかったつもり」

これが一番危険です。


今まで語っていた「日本の食文化」を

今こそ、全部頭のなかから捨てて

ゼロから冷静に構築しなおそうと思い至りました。


最近、和服を着る機会の増えたこおろぎですが

やっぱり、上の写真の帯〆を越える帯〆、ないです、今のところ。


昨夜のテレビ番組で、東京は道明さんの
すばらしい帯〆を沢山見ましたが


こおろぎのような色の黒い小型マダムには
ごつい帯〆のほうがよいように思います。


こうなれば作るしかないか・・・と危険な発想も
生まれつつ・・・・。



さてさて週末、
キキはヨーロッパに旅立ちました。

トルコだ、モロッコだ、ヨルダンだ、ペルーだ、ブラジルだと
ドキドキする旅先が数年続いていたキキが
初めて、団体旅行。国家試験の勉強仲間7人での旅。
ドイツを中心に回るというのでちょっと安心。



一応受験生、コロ介は「次回」に期して
まずまずの元気。



どうであれ不細工シスターズは育ちました。

問題は母こおろぎです。

さーっ、どうする?
この生活。


料理のデザイン
お菓子のデザイン
食卓の布・・・

目の前の大きな課題の資料に
埋もれながら


雑誌に載りそうなほど散らかり放題の家を
なんとしたものでしょうか。


書いている文章と
現実の生活の
大いなるギャップを
「人間的」だと
「評価」してくださる方も多いのですが


頭の混乱は部屋の混乱。
心の乱れも仕事場と資料の乱れ。


週末二日間、どこまで
なにができるでしょうか。


新しいエコール・ド・フルールのためにも
ホームページの充実のためにも

ちょいとコマネズミ状態で
仕事と家事をクルクルキリキリ
こなしてみようと思う週末です。



りきまるさんも
このとおりのだらしなさではありますが

このだらしなさは
育ての親であるこおろぎの
「後天的獲得遺伝子」だと思われます。
実にお気の毒ですが

だらしないモノには
だらしないモノなりの
哲学と美学があるので

りきまるさん、
お互いに
陰と陽、表と裏、作用と反作用を
見極めて
たくましく生きていこうじゃありませんか・・・


さ、
冷やご飯で
ニンニク炒飯でも作ることにします。
ニンニクとバターとおしょう油、これぞ
黄金バランスです。




近い春のために

働くかあさん精神に則り、

心強く、達成感のある週末をすごすことを

ここに誓います!


働くかあさん代表 アライ・フランソワーズ・こおろぎっ